2015/05/03
インドネシア旅4日目の午前。
ジョグジャカルタ市内からバスに乗ってボロブドゥール遺跡に無事到着しました。
帽子売りのオバちゃんを振り切って前進。
なんとなくこっちがチケット売り場のような。
同じように入口を目指す人々についていけばOK。
チケット売り場でまず注目すべきは、この緑の立て札。
外国人専用入口は左側へ。
なので、ここから先はインドネシア人についていってはいけません
この白い立派な建物が外国人専用入場口。
入口のみならず、入場料金も外国人専用価格となっております。
その外国人入場料金は・・・。
25万ルピア(2500円)!(2015/05/03当時)
え、高っ。
でも、入らずに引き返すわけにはいかないので支払います。
入場カードをもらって金属探知機を通過。
セキュリティにもそれなりに気を使っているようです。
無料でペットボトルの水を頂けます。
無料でコーヒーが飲めるサービスもあり。
お高い外国人入場料金の不満をそらす狙いと思われます。
炎天下をさらに5分ほど歩行すると・・・
遠くの方に見えてきました。
何もないところに、突如巨大な石の建造物が登場。
寺院に突撃する前に・・・。
こちらのテントに寄りましょう。
こんなような布(サロン)を頂いて、腰に巻き付けます。
神聖な場所なので、男女を問わず着用が義務付けられています。
こんなような感じで皆さん布を巻いています。
さらに暑いことになりますがガマンしましょう。
準備が整ったところで、いよいよ突入します。
まずは、炎天下この石段を登らねば・・・。
結構汗だくになります。
石段を登り切ると、巨大な遺跡を目の当たりにすることができます。
おおーかなり巨大な。
さらにこの遺跡の階段を登って頂上を目指すことが可能。
高校時代の世界史の授業で習った「ボロブドゥール」を、ナマで体験できるときがやってきて感無量です。
入口で待ち構えている、ギョロ目のキャラ。
このキャラは遺跡のあちらこちらで見かけます。
このボロブドゥール遺跡は、西暦792年ごろに完成したとされる世界最大級の仏教寺院。
仏教寺院、とは言っても、日本に伝来した「小乗仏教」とは全く別宗派の「大乗仏教」の寺院です。
なので、日本の「東大寺」とか「清水寺」とは全く異なる趣となっています。
では登頂開始!
観光客が多く、階段は人々で一杯です。
下層階には、沢山の石像がありますが・・・。
首や腕が無かったりと、結構痛んでいますね・・・。
この石像は仏教っぽい。
ヘアースタイルが、奈良の大仏に似たカンジです。
壁面には、おびただしい数のキャラが彫り込まれています。
こんだけのものを作るのに、どれだけの手間暇がかかったのか。
比較的保存状態の良い区画。
皆さん穏やかな表情をしておられます。
というか、基本的に無表情。
さらに急な階段を上って、上層階へ。
もう汗だくだくです。
上層部に到達。
丸い塔のようなもの「ストゥーパ(卒塔婆)」が並んでいます。
下層部は四角い角ばったデザインだったのに対し、上層部は丸い曲線状のデザインとなっています。
頂上を取り囲むようにストゥーパがいっぱい。
ストゥーパ・マニヤ(っているのか?)にはたまりません。
観光客の皆さまは、この貴重な遺産に腰かけたりして、思い思いに記念撮影。
遺跡を壊さないように気を付けましょう。
で、これが頂上部分。
この部分も巨大なストゥーパになっている感じです。
頂上部分を取り囲む最上段ストゥーパ。
中には一体ナニが入っているのか。
中を覗いてみる・・・。
アレ?
空っぽですか。
別のストゥーパの内部は・・・。
仏像さまがいらっしゃるものもあります。
こんなように、むき身になっているストゥーパもあり。
ガイドブックでよく出てくるのは、この人だったのか。
風通しのよい段差に腰を下ろして、一休み。
周囲は美しい緑のジャングルに囲まれていて、見晴らしがよいです。
いやー気持ちいいなー。
それにしても、これだけの大量の石を、一体何処から運んできたのだろうか。
皆様、こんな感じで「自撮り棒」を使っていらっしゃる。
東南アジアでは、この自撮り棒が大人気です。
と、隣のインドネシア人の若者がやってきて話かけてきました。
若者 「Where are you from ? Korea ?」
私 「ノー、フロム・じゃぱーん」
若者 「Oh, Good !」
この若者も、自撮り棒を持っていて、一緒に写真撮ろうよ、ということのようです。
こんなオッサンと一緒に写真を撮って何が楽しいのかよく分かりませんが、OKします。
すると、なぜか次から次へと「一緒に写真撮ろう」攻勢にあいました。
どうやら、外国人と一緒に取った写真をFacebookにアップするのが流行っているらしい。
私の写真も、知らないインドネシア人のFacebookに掲載されているのだろうか・・・。
じゃあ、そろそろ下りますか。
急な階段ですので、足元に気を付けて下りましょう。
周囲の広場からは、遺跡全体を眺められます。
こんなデカイ物をよく作ったなー。
金髪美人外国人と、遺跡を背景に記念撮影するインドネシア人。
うんうん、それは絵になるよね。
お出口はこちら・・・。
って、お土産物屋が大混雑じゃねーか。
出口まで延々と続く土産物通り。
ボロブドゥールTシャツとか、石像の置物とか。
同じような土産物がいっぱいです。
とにかく遺跡を最大限に利用して、土産物屋にお金を落とさせようと必死です。
そんな作戦に乗せられて、私も記念にTシャツを買って帰ることに。
ファミリーで営業しているTシャツ屋を覗いてみると、早速オバさんが英語で営業攻勢。
安そうな黒いTシャツのお値段を聞くと、フィフティ(50000ルピア=500円)とのこと。
私 「エクスペンシーブー(高いよ!)」
オバ 「ユーキャン・セイ・ユア・プライス(あんたの値段を言ってみなよ)」
私 「ドゥア・プル・リブ(20000ルピア=200円のインドネシア語)」
オバさんは、それはないよー、商売にならないよー、みたいな表情。
イヤイヤ、昨日同じようなTシャツをマリオボロ通りで10000ルピアで売ってましたけど・・・。
あーだこーだとカタコト英語のやりとりの末、30000ルピア(300円)で商談成立。
こちらがその思い出のTシャツ。
薄手の安い生地なので、一度洗濯しただけで糸がほつれてきます。
土産物屋のオバさんとの思い出が出来たので、30000ルピアでも良しとしましょう。
かなり汗をかいて水分が失われたため、遺跡の出口近くの売店でポカリを飲んで休憩。
歩き疲れた後の冷たいポカリがウマい・・・。
で、ここでも売店の婆様と世間話。
インドネシアの人々は何かとフレンドリーですねえ。
長くなってしまったので、次回はボロブドゥールからジョグジャカルタに戻るの編。