2014/08/15
シンガポール旅2日目の午後5時ごろ。
ウマいビールを飲むために、イーストコースト・パークをはるばる1時間近く歩いて、イーストコースト・シーフードセンターの海鮮レストラン街に到着。
もうヘトヘト&汗だくです。
海が眺められる場所にある、こちらのレストランを選択しました。
LONG BEACH UDMC ロングピーチ・シーフード 長堤
日本語で「黒胡椒蟹の創造者」とのこと。
かの有名メニュー「ブラックペッパー・クラブ」を最初に提供しはじめたレストランらしいです。
まだ開店して間もないせいか、お客さんは少ない様子。
満席だと入りにくいので、予約なしのおひとり様にとってはベストな時間帯です。
オアシスの大久保佳代子似のオバさん店員さん(以下、大久保さん)に、海が見える席に案内してもらいました。
クタクタに疲れて着席するやいなや、速攻でタイガービールを発注します。
が、大久保さんは何故かノンアルコールをお勧めしてきます。
何かインセンティブでももらえるんでしょうかね・・・。
イヤイヤ、ウマいタイガービールを飲むのために、1時間近くも歩いて来たのだ。
ここでノンアルコールビールなんて、ありえないでしょ。
私「アイ・ウォント・アルコホール!(俺はアルコールが欲しいんだ!)」
大久保さん「アハハ」(笑いながら退却)
ついにタイガービール・ジョッキをゲット!
クー!
歩き疲れた体に冷たいビール最高。
スッキリした風味がたまらんです。
いやあ、このために1時間近く歩いてきた甲斐がありました。
大久保さんを呼んで、メイン料理を発注します。
店頭には生簀があり、そちらで海鮮を選ぶこともできるらしい。
大久保さんと共に、生簀を見に行きます。
生簀には、デカい伊勢エビとかシャコとか貝類とかいろいろいました。
香港の海鮮料理屋と同じような感じです。
大久保さんは、しきりに一番大きい伊勢エビを勧めてきます。
「最後の一匹だよ、今なら60SGD(約4800円)にディスカウントしておくよ!さ、ささっ!(の英語)」
イヤイヤ、もとのお値段知らないから、60SGDが安いかどうか分からないっすよ・・・。
「ブラックペッパー・クラブの創造者」なのだから、むしろブラックペッパー・クラブ(カニ)を発注したいです。
私 「キャナイシー・クラブ・フォー・ブラックペッパークラブ?(ブラックペッパークラブの蟹見せてもらえます?)」
大久保さん 「ここにはいないよ。キッチンの中にいるよ(の英語)」
私「・・・。」
なんだ、調理する前の蟹を見て選べないのか・・・。
じゃあ、というわけで、メニューではSeasonal Price(時価)となっているブラックペッパー・クラブのお値段を大久保さんに確認したところ、62SGDとのこと。
さすがにお高いですが、ここでケチケチしてもしょうがないので、そのままブラックペッパー・クラブを発注。
大久保さん「エニシング・エルス?(他に注文は?)」
私 「ワンモア、タイガービア、プリーズ」
大久保さん「OK(笑)」
料理が来るまでの間、ピーナッツをつまみに、海を眺めながら2回目のビールを頂きます。
そうこうしているうちに、どんどん予約のお客さんが入ってきました。
金曜の夜なので、会社帰りのビジネスマン・グループとかファミリー客が多いです。
17:20ごろ。
満を持してブラックペッパークラブ 62SGD がドーンと登場。
見た目、かなり高さがある盛り付けでデカく見えてインパクトがあります。
大久保さん「テイクフォト!(写真とりな!)」
殻ごとブラックペッパーのソースに絡めて調理された大きなカニが野菜にくるまっています。
カニは日本のズワイガニとかではなくて、南国によくある超固い殻の大きなカニ(マッドクラブ?)です。
こ、これ、どうやって食べるの・・・?
ナイフとフォークを持ってマゴついていると、大久保さんがツール類を持ってきてくれました。
ビニール手袋と、カラ破砕ツール。
かなり手が汚れますので、ビニール手袋は必須です。
手袋をはめて、蟹の解体に取り掛かります。
一番下に蟹の甲羅があり、その上にハサミとか足の部分が分離されて盛り付けられている恰好です。
蟹を手に取ってみると、できたてのアツアツです。 あちちち。
まずは、太い足の付け根の部分に身がいっぱいついていますので、これをバリバリとかじります。
殻がジャマですが、ホクホクのやや淡泊な甘みのある身と、ピリ辛いブラックペッパーソースが絡まって美味いっす。
ブラックペッパーソースは、かなり脂っこく、いろいろなスパイスが配合されていて、ピリ辛い風味です。
カラにソースが付着しているので、蟹の身を適宜ソースにつけて食べるような感じです。
口のまわりとかビールのジョッキの取っ手とかも、ブラックペッパーで汚れていきますが、気にせずに黙々と食べ続けます。
それにしても・・・ちょっと食べにくいかな・・・。
味はよいのですが、固い殻を取り除くのが難しいです。
カニの巨大なハサミの部分は、破砕器具をもってしても打ち破れないぐらいの装甲に覆われているため、あらかじめカラに切れ目が入っています。
巨大ハサミの中にも、身がいっぱい詰まっていました。
あと、甲羅の部分の蟹ミソとブラックペッパーを混ぜ混ぜして食べるのも美味しかったです。
かなり手が疲れました・・・。
細い足の中にも若干身が入っていますが、カラを取るのが面倒なので、太い第一関節部分だけ頂きました。
黙々と蟹を解体し、むさぼり続けること1時間。
完食。
見た目の量は多く見えますが、ほとんどは殻で食べられない部分なので、一人でも余裕で食べきることができました。
18:45ごろ。
大久保さんにお会計してもらい、退店。
海辺のビールと、シンガポール・シーフードを満喫できて大満足のディナーとなりました。
こちらはお隣のジャンボ・シーフード。
ほぼ満席です。
こちらも海が眺められる場所にあるせいか、人気があるようですね。
次回は、路線バスでホテルに戻るの編