香港マカオ旅2014/12 香港民主化デモ・金鐘現場その後

スポンサードリンク

2014/12/26
香港旅行2日目の午後。
香港島・灣仔から西に向かって、庶民の足・トラムに乗車します。
HKG_201412_DSC01669_R
香港島内の移動はトラムに乗るのが断然楽しいです‘。

やってきたのは、金鐘・海富中心付近。
HKG_201412_DSC01685_R
2014年の香港・民主化デモの主会場となった場所です。
2014/11の旅行記では、そのデモ現場の様子をレポートすることができました。
香港マカオ2014/11 香港民主化デモ・金鐘現場

しかしその後の2014/12/11に、この金鐘のデモ現場は強制撤去されました。

私が学生さんにペットボトルの水を差し入れした物資集積所も、今は残っていません。

沢山のテントが並んでいた干諾道中も、今は普通の道路になっています。
HKG_201412_DSC01688_R
歩道橋に掲げられていた垂れ幕や横断幕も、きれいに無くなりました。

マスコミがカメラを構えていた歩道上も、今は誰もいません。
HKG_201412_DSC01689_R
ここがデモ現場だったことを思い起こさせるものはありません。

民主化を願うメッセージが書かれたポストイットが沢山貼られた階段。
HKG_201412_DSC01694_R
すべてきれいに剥がされて、元の姿に戻りました。

紙、貼っちゃダメよーダメダメ、的な貼り紙。
HKG_201412_DSC01701_R
貼り紙を貼ってはいけない、と言っておきながら、貼り紙が貼られているという矛盾。

かつてテントや物資集積所が立ち並んでた通りに降りてみます。
HKG_201412_DSC01706_R
警官もダレもいません。
階段やテーブルを作っていた大工さんや、似顔絵を書き続けていたお兄さんとか、皆さん普通の生活へと戻っていったのでしょうか。

もう、あのときのデモの面影は無くなったのか・・・と思いきや。
HKG_201412_DSC01717_R
道路に当時のメッセージが少し残っているのを発見。
毎日沢山の車が往来するにも関わらず、まだ消えずに残っています。

立法会の前の歩道には、少数ながら活動を続けている人々もいました。
HKG_201412_DSC01696_R
警察も、まだここだけは手を付けずにいる様子。
ここだけなら社会に大きな影響はないでしょう、という配慮だろうか。
デモの占拠活動は終焉を迎えたものの、人々の民主化への願いは消えていないようです。

政府総部の四角い建物のトンネルを抜けて、添馬公園を歩きます。
HKG_201412_DSC01722_R
ひっそりと静まり返った広場を、ビクトリア湾に向かって歩きます。
ジョギングをしている西洋人がチラホラと見受けられます。
そういえば、ここに来るの初めてだなー。

振り返ってみると、特徴的な形状の香港政府中枢部の建物を見ることができます。
HKG_201412_DSC01733_R
左に立法会。日本でいうところの国会議事堂。
右に行政長官弁公室。日本でいうところの首相官邸?
その2つの間に積み木のように乗っかっている直角の建物が政府総部。

海岸に出てみます。
HKG_201412_DSC01736_R
中環方面には、IFC国際金融中心の高層ビルと、最近オープンした観覧車を発見。

というわけで、次回、新しくオープンした観覧車に接近してみるの編。