2018/01/05
ホーチミン旅3日目の午後。
遅めのお昼ご飯のフォーを頂いた後は、再び滞在ホテル「ロッテ・レジェンドホテル・サイゴン(楽天)」に戻ります。
常夏のホーチミンでは、1~2時間歩き回っただけで汗だくだくになるので、ホテルの自室に戻るとすぐにシャワーを浴びます。
その後はプールで泳いだり、本を読んだりしたダラダラと過ごしました。
やがて日が沈むと・・・。
ホテル前の大通りは、家路を急ぐ大量のバイクのヘッドライトの洪水となりました。
ベトナムならではの光景。
ホーチミン最後の晩御飯を頂くべく、徒歩でやってきたのは、市中心部にあるこちらの「Vincom Center」。
ブランド店などが入居している高級なショッピングモールがあります。
必要最低限のお金だけを持って、周囲を厳重に警戒しながら無事に到着しました。
やってきたのは、この建物の地下のレストラン街にある「KICHI KICHI」。
「チキチキ」ではなくて「キチキチ」。
「回転一人鍋」が出来るという変わったお店です。
地下3階のかなり端っこにあるので、見つけるのに苦労しました。
店内は混みあっているらしく、数名がお店の入口で待っていました。
結構人気があるお店なんですねえ。
取り敢えず店内に突撃。
お店のスタッフーに「ワンパーソン(1名です)」と告げると、すぐに店内に案内して頂けました。
こんなような感じで・・・。
まるで日本の回転寿司のごとく、小皿に乗ったお鍋の具材がグルグル回っています。
でもお皿ごとに課金されるわけではなくて、定額の食べ放題制という謎システム。
回っている具材は・・・。
野菜類、肉類、麺類、イカやエビなどの海鮮の他、見た目では何だかよく分からない具材もあり。
なかなか面白いではないですか。
各座席毎に一人用の鍋があります。
着席したときに、スープの種類を選びます。
英語つきメニューで店員さんが説明してくれました。
スパイシーな四川スープなど数種類があり。
この時は、標準的と思われるマッシュルーム・スープを選択しました。
テーブルの端にツマミがあり、各自でお好みの火力に調整できます。
スープが足りなくなったら、店員さんに言えば補充してくれるみたいです。
まずはハイネケン(34000 VND)でかんぱーい。
飲みものは別料金です。
氷入りのグラスで出てくるのは東南アジアならでは。
お野菜を沢山食べたい・・・。
まずは、白菜チックな野菜を取ってみました。
食べ放題だけど、そんなに大食いではないので、少しずつ頂くことに。
野菜を投入して、スープがいい感じに煮立ってきたところで・・・。
お肉をしゃぶしゃぶ、としてみます。
「アクを取る」という概念はありません。
こちらは豚肉をしゃぶしゃぶしてみた結果。
色が変わったところで引き揚げたら、いい感じに。
しゃぶしゃぶしすぎると固くなってくるからね。
こんなような焼肉のタレ的なもので頂きます。
やや味が濃いですが、美味しく頂けました。
日本の食べ放題のお店で出て来そうな、お安い感じのお肉でした。
右隣の中国人ファミリーは、お肉の皿を取りまくって、大量のお肉を茹で上げています。
そんなにいっぱい食べきれないだろうに・・・もったいない。
お肉を一枚ずつ丁寧にしゃぶしゃぶして食べるのは日本人だけなのかも知れません・・・。
・・・と。
今度は左隣の地元の民っぽいオバちゃんから、「どーぞ」みたいな感じで牛肉のお皿を頂きました。
私「ああ、どもども、カムおーん(ありがとう)」
オバちゃん(笑)
よく分からないけど、ベトナムの人は何かとフレンドリーです。
スマホを盗む悪いヤツもいるけど、ほとんどのベトナム人はこういうフレンドリーな感じなのです。
ただこの世話好きオバちゃん、頂いたお肉を食べると、また次のお肉の皿を置いてきます。
イヤイヤ、そんなにお肉ばっかり要らないし、必要なら自分で取るけど・・・。
きりが無いので、3皿目は手を付けずに放置させて頂きました。
一人鍋の他にも・・・。
こんなようなバイキングコーナーもあり。
結構充実した品ぞろえです
これも食べ放題料金に含まれているっぽい。
お寿司は普通に美味しかったです。
もちろん海外のお寿司なので、激ウマではありませんが、普通に食べられるレベル。
お野菜を中心に色々食べている間にお腹が膨れてきたので・・・。
最後のシメに、インスタントラーメンを投入。
ベビースターのような感じのコシのないラーメンでしたが、これはこれで美味しゅうございました。
お肉をくれた左隣のオバちゃんは、最後のシメにトウモロコシを大量に茹でてました。
「最後のシメにラーメン」という文化は、日本だけなんでしょうかね。
というわけで、ハイネケン込みのお会計は28万9000VND(約1450円)。
激ウマというわけではありませんが、まあまあリーズナブルにそこそこのものを頂くことができました。
ホーチミンならではの、一風変わった業態のお店を試してみたいという方は是非どうぞ。