2017/11/24
香港マカオ旅2日目の朝のホテルの自室にて。
ピッピーピピピピッピー・・・・。
でぃ~りり~~りりりり~♪
り~りり~~♪
朝7:30ごろ。
「おはよう日本」の香港版「香港早晨(ひょんごん・じょうさん)」で目を覚まします。
このニュース番組のテーマ音楽(でぃ~りり~りりり~♪)を聴くと、香港にキター感が盛り上がります。
さて、朝食会場は滞在ホテルから徒歩30秒のところにあるこちら。
朝飲茶の聖地「蓮香居」。
上環に泊まるなら、朝ごはんはここで飲茶するのがマストです。
お店の入口には・・・。
朝飲茶オヤジの必需品である新聞の売り場を併設。
当方日本人のため、香港の新聞を買っても読めないのでパスします。
相変わらず朝っぱらから店内は盛況。
このワイワイガヤガヤした庶民的な雰囲気がイイ!です。
空いているテーブルに着席しようとするも、店員さんに「ココ!」みたいな感じで別の席に促され、爺さんと相席になりました。
一人でテーブルを占有するな、と。
着席して、暫くすると・・・。
問答無用でジャスミン茶が運ばれてきました・・・。
「やむめーちゃー?(何茶にしますか?)」って聞いてくれなかった(泣)。
たどたどしい手つきで、お茶で食器を洗う「洗杯の儀」を執り行います。
このお店の特徴は・・・。
「オーダーシート方式」ではなく「ワゴン方式」なところ。
香港の多くの飲茶店では、メニューの書かれたオーダーシートに注文したいお食事の数量を記入して店員さんに提出する「オーダーシート方式」が一般的です。
それに対して、こちらの「蓮香居」では、ワゴンで運ばれてくる実物のお料理を見て選ぶ、という昔ながらの「ワゴン方式」を採用しています。
ワゴンを押す店員のオバちゃんがリズミカルにお料理の名前を叫んでいて活気があります。
今回リスニングできたワゴンオバちゃんの広東語は・・・
- しうま~い!=燒賣=シュウマイ
- はーが~う!=蝦餃=エビの蒸し餃子
- ちゃーしゅーぽーろーぱ~う♪=叉焼菠蘿飽=叉焼あん入りのパイナップルパン
でした。
他は何を言ってるか分からん。
中でも「ちゃーしゅーぽ~ろ~ぱ~う♪」は、かなりリズミカルで和みます(笑)。
こちらがお馴染みのお会計カード。
お食事と引き換えにハンコを押してもらいましょう。
お食事をゲットするには・・・
- 望みのお食事のワゴンが来るまで、ひたすら待ち伏せする作戦
- お会計カードを持ってワゴンに積極的に取りに行く作戦
- 店員さんに直接「XXをくれ!」と主張する作戦
など、色々な作戦があります。
1.の作戦は、なかなか好みの食べ物が来ないのが難点。
たまたま自分の欲しいものが通りがかったときに使われる作戦です。
2.の作戦は、手っ取り早くお食事をゲットしたい場合に使われる一般的な作戦。
お会計カードを忘れると、手厳しく怒られる(と思われる)ので、忘れないように持っていきましょう。
3.の作戦は、広東語を正しく発音しないと伝わらない上級テクニック。
ガイドブックに載っているお料理の写真を見せる、という技もあります。
ただし「もうあ!(ねーよ!)」と断られることもしばしばあり。
お隣の日本人夫婦客は、エッグタルトの写真を店員に見せていましたが、断られていました。
メニューがないので(どこかにあるのかもしれないけど)、そもそも何が注文できるのか良く分からんです。
そういうアバウトなところが香港なわけです。
というわけで1品目。
「ライスロールを鉄板で軽く焼いたもの」です。
現物を見て選ぶため、料理名や個々のお値段は不明。
鉄板のワゴンでジュージューと焼いているのが美味しそうだったので注文してみました。
ライスロールそのものにはあまり味はないですが、モチモチとした食感。
鉄板で焼かれたことによる香ばしい香りが、醤油ダレと胡麻の風味とよく合います。
ただ一人だと量が多い・・・。
2品目は、セイロに入ったおこわ的なもの。
店員さんは「おっまいふぁーん」て言うておられましたが、漢字でどう書くかは不明。
これがかなり美味!
ご飯に味が良く染みている上に、タコやタケノコ?など具がたっぷりで、色々なお味が楽しめました。
香港に来て良かった~と思える瞬間です。
その後は、ジャスミン茶と共に美味しい點心を頂きながら、店内の様子を観察。
地元の人々のみならず、観光客も沢山来ているようです。
店員さんの中には、ニコやかに接客している人もいたりして、以前よりも外国人慣れしてきている感じがしました。
昔ながらの超不愛想な接客が減りつつあるのは、かえって物寂しさを感じてしまったり・・・。
とある店員のオバちゃんは、常連客から読み終わった新聞をタダで貰って、キャッキャと喜んでいました。
こういう日常的なほのぼのとした光景に癒されます。
しばらくマッタリした後は、お会計シートをお店の入口近くにあるレジへ持って行ってお会計。
総額は34HKDでした。
満足の朝ごはんの後は・・・。
おっ。
全く同じデザインのトラム2台がすれ違うという珍しい瞬間を目にすることができました。
なんか今日はいいことがありそうな気がする(特に根拠はない)。
この後は再びホテルに戻って、自室のベッドでゴロゴロしてダラダラするという至福の時間を過ごすのでした。
次回はベッドでゴロゴロ&上環ウロウロの編。