フィンランドサウナその1 ヘルシンキのアッラス・シープールでバルト海に入水の編

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2019/04/30
フィンランド旅2日目の朝。
ヘルシンキのマーケット広場近くにある有名サウナ施設「アッラス・シープール」へ。
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オシャレな形の建物です。

この施設内には・・・

  • 土産物屋
  • お食事処
  • サウナ(ロッカールーム、シャワーあり。男女別)
  • 屋外温水プール(温かい)
  • 屋外海水プール(この時期はかなり冷たい)

などがあります。

楽しみ方としては、

  1. 入場券(リストバンド)を購入
  2. ロッカーで服を脱ぐ
  3. シャワーで身を清める
  4. サウナに入ってしっかりと温まる
  5. 水着を着て、屋外の温水 or 海水プールにIN
  6. 外の椅子に座るなどして外気浴
  7. 寒くなったら3.へ戻る、のを何回か繰り返す(冷温交互浴)
  8. 服に着替えて、併設のお食事処でロンケロを飲む(任意)

という感じの流れになります。

バスタオルはレンタルできますが、足が冷たい&石を踏むと痛いのでサンダルもあったほうがよいです。
最低限、サンダルと水着は持参してくるようにしましょう。

施設の屋上から、プール方面を眺めてみます。
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左に見えるのは、温かいプール。
水着を着た男女が沢山泳いでいます。
水温は24℃ぐらいで、外気(12℃ぐらい)よりも温かいです。
真ん中のプールは稼働しておらず。

下の写真の手前にあるのが海水プール。
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奥のマーケット広場から丸見えの場所にあり。
こっちはかなり冷たい(10℃ぐらい?)ので、入っている人はほとんどいません。
こちらももちろん水着着用。

まずは、お土産屋のようなところへ。
入場料14ユーロと、レンタルタオル代8.5ユーロを支払って、リストバンドとバスタオルを受け取ります。

サウナの入口には・・・。
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こんなような自動改札があるので、リストバンドをかざして内部へ。

この先には、男女別のロッカールームとサウナがあり。
ロッカーは空いているところを使います。

ロッカーのツマミが出っ張っているところが空きロッカー。HEL2019GWF210R
ここにリストバンドを当てて押し込むと、鍵がかかります。
自分のロッカー番号を忘れないようにしましょう(これ重要)。

で、ここで服を脱いでシャワーを浴びて、身を清めたらサウナへ。
サウナは水着でも全裸でもよいみたいでした。
使い捨てのサウナマット(ロール状になっているのを引っ張ってちぎる)をお尻の下に敷くのがマナーのようです。
バスタオルは、寒い時に体を拭く用、又は、服を着る前に濡れた体を拭く時のために温存します。

まずはサウナ。
アツアツのサウナ部屋内には、水の入ったバケツと柄杓があり。
自分で水をサウナストーンにかけて蒸発させる(セルフロウリュ)ことが出来ます。
ここのサウナのみならず、他のサウナでも、ほとんどセルフロウリュ可能でした。

幸いにも、私ひとりしかいなかったので、そぉーっと1杯ずつジュワーッとやって楽しみました。
熱ーい水蒸気(これをロウリュという)が上からフワーっと降りて来ると、汗がドバドバと出てきて気持ちよいです。
あーこれいい。
ただし、水をかけすぎると、熱すぎて地獄絵図となりますので気を付けましょう。

しばらくすると、地元の?おじさんが登場。

「&!$&”%$&?」

と何やら聞かれました。
たぶん、ロウリュしていい?みたいなことを聞かれた感じなので

「OK,OK」

と回答。

すると、おじさんは、無造作にバシャバシャと大量の水を焼け石にぶっかけ始めました。
おいおい、マジか・・・。
しかも、サウナストーンに当たった熱湯が周りに飛び散って、アチアチ!

「うおおおおっ!」

さらに大量の高温水蒸気が発生して、体感温度がどんどん上昇。
皮膚が焼けるようにヒリヒリし始め、あっという間に地獄絵図となりました。
こりゃタマラン、ということで急いで離脱。

「アハハ、have a nice day !」

早速、地元民ロウリュの洗礼(?)を受けました。

シャワーで汗を流して外へ。
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サウナの外に「小心地滑」のフィンランド語バージョンを発見!
コレクションに追加します(何の?)。

外気温は12℃前後。
風も吹いていて結構寒いです。
まずは温水プールに入ろう・・・と、少し離れたプールへと向かうものの・・・。

「さ、寒っ!」

プールに辿り着く手前でヒットポイントが尽きて体の震えが止まらなくなり、急いでロッカールームに戻ることに(恥)。

そっか、もっとサウナで強力に温まらないと、プールまで辿り着けないんですね・・・。
脳内反省会の後、今度は限界ギリギリまでサウナで温まります。

そして、外に出ると・・・。

さっきは冷たかった風が気持ちいい!
余裕でプールに到達できました。
プールの水面からは、湯気が立ち上っていて温かかったです。
あーこりゃ気持ちいい・・・。
プールは結構深く、ギリギリ足がつくぐらい。
平泳ぎで端から端まで泳いだりして、軽く運動できて楽しかったです。

プールから出た後も、まだ体がポカポカと熱を持っているので、外気浴でクールダウン。
サウナの近くのベンチに座って、冷気を感じていると気持ちいい~です。
こんなに寒いのに、水着だけでいられるという不思議な状態。
と思っていたら、急に寒くなり、震えが止まらなくなってきたので、急いでサウナに戻ります・・・。

何度かサウナと温水プールを往復して・・・。
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やはり、あの強烈に冷たそうな「海水プール」に入らなければなるまい
一体何のためにフィンランドまで来たのか。
誰も入ってないけど。

またもやサウナでたっぷりとロウリュして、しっかりとヒットポイントを蓄積。
万全の体制で海水プールに向かうと、先にちょび髭のおっさんが入るところでした。
何かあったときのために、誰かが見ててくれたほうが安心です。

海水プールには、手すりつきの階段がついていて入りやすくなっていました。
地元のおっさんは、先に入って、片方の手すりにつかまっています。

ちょび髭「入りなよ!君の場所を空けといたよ!(の英語)」

というお誘いを頂いたので、意を決して、おそるおそる階段を下ります。

私「うおっ」

思ったほど水は冷たくなかったものの、階段にヌルヌルした藻が付着していて転びそうになりました(そっちかい)。
これ結構、危ないやつやん・・・。

泳ぐと戻って来れない&深さが分からないので、しっかりと手すりにつかまったまま、首から下まで冷たい海にそーっと浸かることに成功。
\( ^o^)/

ちょび髭「そうそうリラックスしてなー、だんだん手足が凍ってくるだろー(の英語)」

たしかに、おっさんのレクチャーに従って体の力を抜くと、フワフワした感じに。
なにこれ気持ちいい~と、思った瞬間。
強烈に手足がジンジンと痛くなってきました。

「!!!」

これはヤバい、ということで、30秒ほどでギブアップ。
おっさんは、ハハハと笑いながら、私が出た後もしばらく海に浸かっていました。
フィンランドのおっさんはバケモノか・・・。

さてさて、サウナでたっぷりと汗をかいた後は・・・。
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併設のカフェにて、ロンケロ(ロングドリンク・オリジナル=ジンのグレープフルーツソーダ割りの愛称。フィンランドのおやじ達がサウナ後に愛飲する国民的アルコール飲料らしい)でカンパーイ。

クーッ!たまらん!
体の芯がポカポカと温かいところに、冷たいロンケロを流し込む。最高。
爽やかな甘めのグレープフルーツとジンが体に染みわたり、ビールよりも爽快感があります。

これはクセになりそうだ・・・。
というわけで、この後はフィンランドサウナざんまいとなるのでした。

使い終わったリストバンドは、こちらの箱に返却。
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リストバンドは1日有効なので、再入場してもいいみたいです。

というわけで、ついにバルト海への入水を克服。
日本のサウナの水風呂で予習しておいた成果です。
思い出に残る初フィンランドサウナ体験となりました。

ちなみに、このアッラスシープールの近くの観覧車は・・・。
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1台だけ、ゴンドラがサウナになっていました。
1周して戻って来るまで、サウナから出られないけど・・・。

アッラス・シープールの場所はこちら。

マーケット広場のすぐ近くです。

次回はマーケット広場で軽くランチの編。