四川食その4 銀杏金閣で連夜の麻婆豆腐と担担麵@錦里中路

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2016/12/31
成都旅2日目大晦日の夕方。
いよいよ年越しまであと6時間少々となりました。
一旦滞在ホテルに戻り休憩の後、2016年最後の晩御飯を求めて出撃します。
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成都中心部「錦江賓館」付近は、高層ビルが沢山立ち並んでいて、かなり都会です。

晩御飯の目的地は「銀杏川菜酒楼」。
諸先輩方のブログでの評判が良かったので、行ってみたいと思っていたお店です。
Google Mapで場所を確認したところ、「錦江賓館」からは徒歩20分ぐらいの場所だったので、歩いていくことに。

成都の目抜き通り、人民南路を南下。
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「錦江」に架かる橋を渡って、臨江中路を東へと歩きます。
あまり人通りはナイ模様・・・。

うーん、この建物かな・・・?
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中は真っ暗で、廃墟のようです。
おかしいな・・・。この辺りにあるはずなんだけど。

スマホで色々調べた結果・・・。
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「銀杏川菜酒楼」は、最近になって、別の場所に移転したとのこと。
この建物は、移転前の古い建物ということが判明いたしました。
なんということでしょう。

移転先の「銀杏金閣」は、ここから川沿いに西へ1.5kmほどのところの錦里中路と文翁路の交差点にあるとのこと。

ここから徒歩20分ぐらいの場所です。
タクシーもいないし、よさげな電車やバスの路線もないので、さらに徒歩で行くしか無さそうです。
とほほほ。

空腹をこらえて、頑張って歩きます!
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時刻は夜7時前。
大晦日だし、お店混んじゃうかなあ・・・。
混雑を避けるために、早めの時間帯にお店に行く作戦だったのですが・・・。

とっぷりと日が暮れて、ようやく「銀杏金閣」を発見。
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建物全体がライトアップされていて、高級料理店な感じの雰囲気を醸し出しています。

お店の前には、高そうな車が沢山停車中。
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ブルジョワな雰囲気です。
こんなお店にお一人様で突撃してよいものなのだろーか。
だからと言って、ここで挫けるわけにもいきません。
なにしろ、今まで1時間近く歩いて来たワケですから。

意を決して、店内へ突撃!
やはり店内は沢山のお客さんで賑わっていました。
入ってすぐのところに、お店の案内係っぽい女の人がいます。

私 「いーがれん、くーいーま?(一个人、可以吗?=一人です。いいですか?)
服務員 「一个人?(ひとり?)」

かなり怪訝な顔をされましたが、待合スペースで暫く待て、とのこと。
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大晦日の夜に一人で高級レストランにやってきた日本人は、待合スペースの片隅にポツンと座って待つのみ。
やはり、お一人様は肩身が狭いのう・・・。

待つこと20分ぐらい。
全く呼ばれる雰囲気はありません。
その一方で、予約のお客さんと思われるファミリー客がドンドン入ってきます。
うーん、ずっと、このまま放置プレイされるのかな・・・。
お店出よっかな・・・。

と思ったそのとき。

服務員 「ヂェイビエン・チン=这边请=こちらへどうぞ」
私 「謝謝~」

ヤッター!
お一人様で座席をゲットに成功。
店員様に感謝です。

いかにも高級な感じの広い店内。
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店内はほぼ満席。
かなり人気のお店のようです。

上着と荷物を置いた椅子には・・・。
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上から白い布の袋でカバーされます。
なんという細やかな気遣い。
でもそんなに汁が跳ねまくるほどの激しい料理を注文する予定はありませんが。

テーブルの上に置かれていたメニュー。
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ん?

これは・・・。
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點心のメニューのような・・・。
夜なのに。
諸先輩方のブログの事前情報によると、點心のみならず、麻婆豆腐や担担麵もあったはず。
別メニューがあるのかな。

私 「メニュー・プリーズ、ちんげいうぉー・つぁいだーん(菜単=メニューくらさい)」
店員 「OK。你是哪里人?(どこの人?)」
私 「我是从日本来的(日本からキマシタ)」
店員 「あ~OK」

なかなかフレンドリーな感じの店員さんで、写真付きのフルなメニューをゲット。
店員さんがつきっきりの状態になったので、写真は自粛。
指さし&怪しげな中国語を駆使して、お馴染みの「担担麵」「麻婆豆腐」の発注に成功いたしました。

まずやってきたのが、担担麵。
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年越し担担麵や~。
小ぶりのお椀に出て来ました。
初期状態では、あまり辛く無さそうに見えます。
これぞ、まさに本場の四川風の担担麵。

底の方に、辛~いタレが埋まっていますので・・・。
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ぐおおお~とかき混ぜると、辛そうなカンジになってきました。

お味の方は・・・。
おおー!痺れる辛さ!
でも、辛さの中にもしっかりとした旨味が感じられて美味です。
日本人ということで、辛さを抑えてくれたのか、お箸が止まるほどの辛さはありませんでした。
1時間以上彷徨って、空腹だったこともあり、あっという間に平らげてしまいました。

さらに10分ほど待って、真打ちの麻婆豆腐が登場。
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土鍋に入って、結構なボリュウムできました。
これもメチャ辛くてビリビリ来ます。
が、これも食べ進めるのが困難なほどの辛さレベルではありません(←もう激辛ジャンキー)。
麻辣風味の中に、甘辛いひき肉の風味と大き目の豆腐が絡みあって、辛くてもどんどんお箸が進みます。
ああ、今から思い出すだけでも、ヨダレが垂れてきます・・・。
激辛麻婆豆腐を食べて、白いご飯をガーッとかき込む、の無限ループが止まらず、完食しました。
いや~、はるばる歩いてきた甲斐がありました。

お会計は合計で78元。
「まいたーん」でお会計してもらえるのは香港と同様です。

私 「洗手間在哪里?(トイレどこですか?」
服務員 「付款台後面(会計カウンターの裏側にあります)」
私 「謝謝~」

お~、聞き取れた(涙)。
NHK教育の「テレビで中国語」を見ているだけでも、そこそこ会話ができます。
お高い受信料を払った甲斐がありました。

というわけで、激辛の都・成都で本場仕様の担担麵と麻婆豆腐を心行くまで堪能。
2016年を締めくくる最後の晩御飯は、満足の晩餐となりました。

次回は、2016年を締めくくる最後のマッサージの編