2013/08/17
ドイツ旅行3日目のお昼。
フランクフルト中央駅近くのホテルにチェックイン後、トラム16番でザクセンハウゼン地区にやって参りました。
マイン川南岸のザクセンハウゼン地区は、伝統的なドイツ料理のお店がたくさんあるところです。
結構日差しが強くて暑いです。
お店に向かって歩いていくと、お店の方から男たちの野太い声の歌が聞こえてきました。
案の定、歌は目的地のお店からでした。
野外にもテントが張られて、昼間から多くのお客さんで賑わっています。
そうか、今日は土曜日だから皆さん昼間っからリンゴ酒を飲んだくれてるわけですね。
いい感じに酔っ払った集団が、時々大きな声で歌を歌っています。
ちょっとコワいです・・・。
おそるおそる、単身お店の入り口へ・・・。
一人でこういうところ入るのは、ちょっと勇気が要ります・・・。
ただ、かつて香港の地元民がごったがえす食堂で、無理やり相席したりとかしたのに比べれば、全然入りやすいです。
お店のオバさんに声を掛けます。
私 「ハロー」
おば 「アウトサイド?インサイド?(意訳:今日は天気が良いから外で食べるのも気持ちいいけど、中で食べるかい?)」
私 「えーと、インサイドで」
おば 「Whare are you from ?(どこの国から来たのさ?)」
私 「じゃぱーん」
おば 「OK。I will bring Japanese menu for you.(意訳:そうかい。じゃあ日本語のメニューを出してあげるから、少しお待ちなされ、ヒッヒッヒ)」
私 「Thank you!」
着席。店内の様子。
皆さん屋外で飲んで騒いでいますので、店内は人が少なく落ち着いてマッタリできます。
日本語メニュー登場。(クリックで拡大できるように設定したはず)
ほぼカタカナだらけです。
「ソーセージ」が「ンーセージ」になっていたりするのはお約束です。
でも意味は分かりますので、非常に助かります。
一応、ドイツ語メニューもチェックします。(クリックで拡大)
お値段が違うことはないですが、ドイツ語メニューのほうが品数が多いような。
お店の壁には、オススメメニュー?が。
Hausgemachte Spezialitäten (自家製特別メニュー)
ドイツ語を解析するのにかなり時間がかかりそうなので、ここからは選べません・・・。
ドイツ語勉強して、こういうところから発注できるようになりたいっす。
日本に帰ってからメニューを解析しよう・・・。
とりあえず、アップルワイン、smallサイズを発注。
フランクフルト名物なので、飲まざるを得ません。
以前のドイツ旅行でも飲んだことがあるのですが、自分的にはあまり口にあいませんでした。
ザウアークラウトがそうであったように、何回か摂取すればそのうち美味しく感じられるようになるかもしれない、というわけで発注してみました。
でも・・・やっぱり苦手。
酸っぱいのと、なんか病院の消毒液のような香りがどうも・・・。
しつこく飲んでると美味しくなるのかなあ・・。
でもまあ、飲めないわけではないです。
おば「何を食べるさ?(の英語)」
私 「えーと、グリューネゾーセーの・・・」
おば「グリューネゾーセ、ね。以前に注文したことはあるかい?(の英語)」
私 「ノー」
おば「じゃあ、このゆで卵にグリューネゾーセをかけたのと、ゆでた牛肉にかけたのがあるさ?」
私 「じゃあ、ビーフ、プリーズ」
というわけで、メインディッシュは、こちら。
独「Gekochte ochsenbrust mit grüner soße und salzkartoffeln」
日「ゆでた牛肉胸、グリーンソーズかけ、塩かけゆだたじゃがいも」 9.5 EUR
グリューネ・ゾーセ(grüner soße)とは和訳すると「緑のソース」で、フランクフルトの名物と言われています。
上の写真で肉の上にかかっている緑色のがソレです。
広島でいうところの、おたふくソース(ちょっと違うか)。
ただのソースなので、何にかけるかを選ぶ必要があります。
上の写真は茹でた牛肉にかけたもの。
で、お味のほうですが、茹でた牛肉はほどよく柔らかくて、ちょうどよい具合の塩味で美味しいです。
グリューネゾーセは、ちょっと酸味があるものの、さわやかなハーブの香りがしてお肉とよく合いました。
全体的に、肉料理特有の脂っこさはなく、味も濃くないので比較的ヘルシーな感じです。
いろいろな肉料理があるものですなー。
ポテトも相変わらず美味しゅうございました。
量的にも一人で食べきれる量なので、難なく完食できました。かなり満足。
おなかを満たしたあとは、お店を後にします。
陽気な地元の人々は延々と飲み続けています・・・。
このあとは、フランクフルトの街中をウロウロ。