2015/09/19
ドイツ旅行初日の午後。
経由地のソウル仁川(インチョン)国際空港から、ルフトハンザ・ドイツ航空のLH713便でフランクフルトに向かって飛び立つ時がやってきました。
午後2時前。
搭乗口の搭乗棟(コンコース)110番ゲートに向かいます。
機材はエアバスA380-800(D-AIMC)。
総2階建ての巨大飛行機です。
このA380に乗るのは実はこれが人生初だったりします。
よろこび勇んで機内へ。
マイ座席は1階席のエコノミークラスです。
シート配列は3-4-3。
真ん中の4列シート。
内側の2列に閉じ込められたくないです。
今回は通路側席のゲットに成功。
後からやってきた韓国人ファミリーのお母さんと、通路側席同士の席を交換したりしました。
エコノミーでも、シートピッチは比較的広く感じます。
体の大きなドイツ人向けに設計されている?
お客さんは、半分以上が韓国人旅客。
残りはおそらくドイツ人と思われる西洋人旅客、といった感じでした。
日本人旅客はほとんどいませんので、かなりアウェー感があります。
乗務員はドイツ人と韓国人が半々ぐらいの混成チームでした。
隣の韓国人のにーちゃんは、飛行機の中でも何故かサングラスをしているという謎の男・・・。
モニターはやや小さめでしたが、タッチパネル式で新しいです。
タッチパネルで操作できるので、肘掛けのコントローラは使いませんでした。
というか、この肘掛のコントローラ、固定されているようで取れないです。
単に取り外し方が分からなかっただけかもしれませんが・・・。
よーく肘掛けの側面を観察すると・・・。
「USB」「Ethernet」の文字を発見。
もぞもぞと肘掛の裏側(下面)を手で探ってみると、USBコネクタがあるのを発見。
しかしこの隠しUSBコネクタ、持参したUSBケーブルでスマホに接続してみたものの、充電はできず。
うーん充電に使えないのかな。
故障しているだけなのか、そもそもそういうサービスをしていないのかは不明。
離陸前に、なぜかCA様からお水を頂きました。
席を交換した、通路を挟んで反対側の韓国人ファミリーがCA様にお願いしていたものらしい。
私もそのファミリーの一員と思われているのかもしれませんが、ありがたく頂きます。
やがて、ほぼ定刻どおりに出発。
こちらはドアの小窓から外を眺めると、広大な海が広がっていました。
あれ陸地じゃなくて、海なの?
エンタテイメント・システムを起動してみる。
英、独、日、韓、中、仏、伊、葡、西、アラビア語の10か国語に対応。
日本語に対応しているのはウレシイです。
まずはソウルから北京の方向に向かって飛行中。
さきほど見えた海は渤海だったんですね。
さすがに北朝鮮の上空は通過できない模様。
日本語コンテンツはそれなりに豊富にある様子。
ただ、後述の機内Wifiが使えたため、ほとんど映画は観ずでした。
まずはドリンクサービス。
酒は飲まずにリンゴジュースを選択。
実はあまりドイツの下調べが出来なかったので、後ほど機内Wifiでネット接続して調べものをするのだ。
エコノミー機内食のメニュー(クリックで拡大可能)
左からドイツ語、英語、韓国語表記。
日本人はあまり乗らない便なので、日本語表記はありません。
離陸後の最初のお食事は
- Korean Bibimbap
- Braised Beef with Tomato and Demi Glace Sauce
の2択とのこと。
ビビンバって、英語で「Bibimbap」だったのかー、と思いつつ、1を選択。
で、こちらがエコノミー機内食その1・ビビンバ。
ビビンバにもパンがついてくるのがドイツ流?
お箸でしっかりと混ぜ混ぜして頂きます。
が、何かやや薄味。
隣のサングラスの韓国人のにーちゃんが何か言いたげな感じです。
辛そうな調味料を発見。
“Korean Hot Pepper Paste”
コチュジャンのことかな?
これをビビンバに全投入してみたところ、今度は辛すぎ。
結構強力だった・・・。
あと、サーモンのサラダは手が滑ってしまい床に落としてぶちまけてしまいました。
はぁ。
自分で拾って片づけました・・・。残念。
お食事の後は、初めて乗るA380の機内を探検。
機体の最後部にはトイレが4箇所あり、さらに2階に上る階段がありました。
らせん階段を上ってみます。
2階席の様子。
2階席も、最後部はエコノミークラスの模様。
2階席のほうが若干天井が低いように感じました。
でも、1階席でも2階席の人々が歩く足音が聞こえないので、2階建て飛行機であることを感じさせません。
では、席に戻って・・・
ルフトハンザご自慢の機内Wifiに接続してみることにします。
A380などのルフトハンザの長距離路線の一部の機体では、機内Wifiによるインターネット接続ができるものがあります。
ただし有料。
このA380(D-AIMC)は機内にWifiマークがあるため、このサービスが使える機材のようです。
が、しかし・・・機内Wifiに接続してみたところ、Wifiのアクセスポイントにはつながるものの、インターネットには接続できない状態。
Webブラウザには以下のような説明が。
説明によると、中国領の上空では機内Wifiは使えない、とのこと(2015/09/19現在)。
上の赤で囲った部分が白抜けになっているのが、それです。
さすが中国、やんちゃですね。
以前にJALの東京→フランクフルトを利用したときの機内Wifiでは、このような制約はありませんでした。
東京→フランクフルトの場合は、ウラジオストク経由で中国の上空を飛行しないため、このような制約を受けることはなかったわけです。
ソウル→フランクフルト線で機内Wifi利用を期待している方はご注意ください。
離陸2時間後、バイカル湖付近に差しかかると、ようやく機内Wifiサービスに申し込める状態になりました。
お値段は以下の3種類
- 1時間9ユーロ
- 4時間14ユーロ
- 24時間17ユーロ
フライトの間ずっとドイツのレストラン情報などの旅情報を収集して旅行プランを考えたかったので、「24時間17ユーロ」を選択します。
料金の支払いはVISAカードでオンライン決済可能でした。
Hot Spot用のアカウントを作ってパスワード設定したりとかがちょっと面倒です。
通信速度は遅いものの、無事にネット接続成功。
おかげでノートPCで快適に今回のドイツ旅行の予定を立てることができました。
これができなかったら、かなりグダグダなドイツ旅行になっていたことでしょう。
やはり機内Wifi便利です。
機内の照明が落とされ、北極海上空あたりで軽食タイム。
カップヌードルか、サンドイッチ(ハムor卵)かと聞かれ、カップヌードルを選択。
暖かい麺でほっと落ち着きます。
バルト海からヨーロッパ大陸上空に差し掛かったあたりで、着陸前の食事の時間となりました。
- Braised Beef with Teriyaki Sauce and steamed rice
- Grilled Sausages with topped with caramelized onion sauce
の2択のはずが、2は品切れのため、強制的に1.になりました。
本当は2.のソーセージ食べたかったけど、致し方ありません。
離陸後に食べたビビンバと味が似ています。
同じコチュジャンが再び登場。
ご飯ものなのに、またパンがついてきやがった・・・。
でもパンにコチュジャンつけて食べたら美味しかったです。
写真真ん中の白い巻物のようなのは、リンゴが中に入っているバニラ味の甘いデザート。
Bavalian Apple Strudel with Vanilla Sauceというものらしい。
現地時間の18:50ごろ。
ほぼ定刻通り、フランクフルト国際空港に到着。
2年ぶり5回目のドイツ上陸です。
またやってきたぞー。
夜7時に近いのにまだ外は薄明るいです。
札幌よりも高緯度なので、気温は15度前後で日本よりも寒いです。
寒さに備えて日本からは一応コートを持ってきましたが、コートを着るほど寒くはないという中途半端な感じです。
ジャケットとかがちょうど良さそうです。
というわけで初めてのルフトハンザ・A380エコノミークラス搭乗記でした。
有料の機内Wifiも使えるし(中国上空では使えないけど)、韓国食を楽しみながらドイツに行きたい方にはオススメのルートかと思います。
次回、ホテルにチェックインするの編