2011/08/17
いつも大賑わいの香港ローカルの大手飲食チェーン店「大快活」。
いつか行ってみたいと思っていたのですが、ある理由によって入店を躊躇している方も多いのではないでしょうか。
開店直後(午前7:00)の大快活・新世紀広場店にて朝食。
その理由とは・・・、そう「音声オーダー方式」だからです。
お店の入り口付近には、こんな感じでメニューが掲示されています。
このメニューの中から選んで、カウンターの服務員さんに、「声で」オーダーするわけです。
カウンターにはメニューがない(と思う)ので、指差しオーダーができません。
この状況下のオーダー戦略としては、
(1) やおらタタタッとメニュー掲示板に駆け寄って指差す法
(2) 紙に書いて服務員に見せる筆談法
(3) がむばってメニューを読んで伝える音声入力法
の3種類が考えられます。
(1)は、もし後ろに人が並んでいた場合に列から離脱したものと見なされる可能性がある上、カウンターからメニュー掲示が見えるポジションにあることが条件であり、リスキーです。
(2)は、最も順当かつ確実な方法と思われますが、紙とペンの準備が必要です。
(3)はつまり地元民同様。しかも広東語で読み上げる必要があり難易度は最大ですが、そのぶん一番カッコイイ手段でしょう。
今回は、(3)の音声入力法にトライしてみました!
まずはメニューから食べたいものをチョイス。
「脆香黄金鶏扒拼煎蛋湯即食麺」
長いよ・・・。
ようするに「鶏扒(鳥肉)」「煎蛋(目玉焼き)」の「即食麺(インスタントラーメン)」でしょう。
お店から出て、Androidアプリを駆使して、上記の単語の広東語読みを調査・・・。。
「がいぱー(鶏扒)じんだーん(煎蛋)とんみん(湯麺)」でいくことに決定。
まあ、スマホにメニューを文字入力できた時点でそれを店員に見せちゃえばいいわけですが、それでは(3)にはならないので・・・。
というわけで、お店の横で何度も一人で発音を練習し、万全の体勢で注文カウンターへGO!
私「がいぱー じんだーん とんみん」
店員「あ~、OK!」
をを!一発で通じた!俺ってすごいな!
さらに
私「どん★ないちゃー(冷奶茶・アイスミルクティー)」
も通じました。
そしてお会計。
店員「いーさっぷ・・・まん」
ええと、いーさっぷ(二十)香港ドルですか、とお金を渡すと、
店員「いーさっぷ・んー・まん!」
あ、いーさっぷ・んー(二十五)j香港ドルでしたか、スミマセン。
「んー(五)」とか聞き取るの難しいんですけど・・・。
なんとか支払いをすませると、レシートをもらいました。これに呼び出しのための番号が書かれています。
これをもってお店の奥にある調理場のカウンターに行き、レシートを見せてしばらく待ちます。
広東語の番号で呼ばれますので、呼ばれたらお盆の上に料理をもらって自分で席に運んで食べます。
広東語の数字を覚えておくことは非常に重要です。
無駄に苦労してゲットしたのがこれ。
写真では、鶏肉が卵焼きに隠れて見えませんが・・・。
ふつうインスタントラーメンだと「公仔麺」なわけですが、ここのは「即食麺」です。
なにが違うかというと、「公仔麺」はまさに普通のインスタントラーメンなのに対し、ここの「即食麺」は上の写真のように、ベビースターのようなスナック麺でした。
固焼きそばに近い感じです。
・・・ですので、麺にコシはまったくなく、お湯に長時間漬かっている状態が続くとフニャフニャになってしまいます。
ちょっと予想外でしたが、味はまあ、まずまずでしょうか。香港らしいB級グルメ朝食です。
ここは苦労してオーダーしただけに、予想通りの品物が入手できて満足です。
広東語の読み調査につかった便利Androidアプリはまたの機会に紹介したいと思います。