香港食その138 新桂香燒臘@柴灣

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2014/07/19
香港旅初日の昼前。
香港空港から小西灣行きのA12バスに乗って、終点近くの柴灣という場所にやってきました。

柴灣道沿いには、ちょっと古い町並みが残っている一角があります。
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外は暑いです・・・。

腹が減ってきたので、まずは腹ごしらえがしたい。
というわけで、昔ながらの地元系ローストのお店でお昼ご飯にします。

新桂香燒臘
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店頭にはおいしそうなローストがぶら下がっており、ひっきりなしに地元の人々がやってきて売れていきます。
でも、かなりローカル度の高いお店・・・。

たくさんいる店員さんの一人に声をかけて、空いている席を指さし、「OK?(座っていい?)」と伝え、着席します。
早速店員のおじさんがやってきます。

店員「セッ・メイアー?(なに食べる?)あ~?」

早いよ・・・。
そんなに急かさないでよ・・・。

テーブルにメニューがないので、店内の壁に貼ってあるメニューから選ぶしかありません。
壁メニューによると、叉焼飯とか焼肉飯と書いてあるのが見えました。
とりあえず日本人が唯一読める「チャーシウ・ファン(叉焼飯)」と伝えると、理解してもらえた様子。
チャーシューは広東語でもチャーシューなのだ。

すぐに同じテーブルに地元のオッサンがやってきて相席になりました。
地元のオッサンは、着席するやいなや、「&%$&%#」と告げてオーダーしています。
さすが地元民、きっとお決まりのメニューがあるんですね・・・。

熱いお茶をコップに注ぎ、お箸を洗ったりしていると、数分で叉焼飯登場。
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スープ(例湯=らいとん)も自動的についてきました。
スープは頼んでいないですが、周囲のお客さんもみんなスープをもらっているようなので、おまけでついてくるものと理解。

で、この叉焼飯の叉焼、甘辛くて柔らかくてウマいです。
タイ米のごはんとよく合います。
店員さんはちょっと不愛想で怖いけど、味はかなりGOOD。

スープのほうは、謎の野菜のようなものとか、角煮のようなものが濁ったスープの中に沈んでいます。
スープはちょっと甘い感じの味で、まあまあ。
中に入っている角煮?っぽいのがメチャ柔らかく美味しゅうございました。
叉焼飯だけだと、ちょっとパサパサした感じなので、スープがよく合います。

美味しい叉焼飯で腹を満たしてお会計。
席を立ち、レジへ・・・。
あれ?レジはどこ?
キョロキョロしていると、お店のおばちゃんが「’&%$&%!$&”」と言ってきます。
お値段を言っているのかもしれませんが、まったく何を言っているのか分かりません。

私「げいどーちん?(いくらですか?の広東語)」
おば「アアアー???メイ・チエン?(お金ないの?)」

ううう、通じなかった・・・。orz
しかも、「メイ・チエン(没銭)?」は普通語なので、私のことを大陸人と思っているのかな。
うーん、片言の広東語を操ると、大陸人と思われてしまうリスクがありそうです。

私「げいどーちん、ハウ・マッチ?」
おば「(かなりゆっくりと)さーむ・さっぷ・せい(三十四)」
私「サーティ・フォー、OK」

まわりの店員さんも、やりとりを聞いてニヤニヤ笑っています。
34HKDを支払ってお会計完了。
数字の広東語だけでも聞き取れるようにしておくことは非常に重要ですね。

ちょっと地元障壁の高いお店ですが、味は確かなので、勇気を出して突撃した甲斐がありました。
向かいのオッサンが食べてた別の肉のローストも美味しそうだったなあ・・・。