2014/12/31
年の瀬がせまる大晦日の夕方17:30ごろ。
海南島・三亜近郊の亜龍湾から路線バス「25路」に乗って、大東海エリアまで戻ってきました。
海南島の路線バスにもだいぶ慣れてきました。
下車したバス停は「夏日百貨(シアリー・ばいフオ)」
結構賑やかな一角にあるため、利用客は多い模様。
こちらがバス停から少し歩いたところにある「夏日百貨」。
大きなショッピングセンターです。
が、夕食が優先なので立ち寄りません。
お目当てはこちらのレストラン「東郊椰林海鮮城」
某歩き方に掲載されている数少ない飲食店の一つです。
「真正海南特色(本物の海南名物)」とのこと。
それなりに格式の高い大きなレストランですので、観光客でも入りやすいです。
お一人様で突撃。
店内には、チャイナドレス的なものを着用した女性の服務員さんがいて、席にまで案内してくれました。
店内はかなり広く、2~300人は着席できそうです。
夜ご飯には少し早い時間なので、お客さんはまだ数組程度の模様。
これは狙い通りです。
お一人様でレストランに行く場合は、こういう時間帯を狙うのが大事。とても大事。
混んでいる時間に1名で行くと、一人で大きなテーブルを占拠することになるので拒否されたり、相席になったりしますので・・・。
店内の端っこのほうには、たくさんの水槽があって、蝦とか貝などの海鮮類が泳いでいます。
「海鮮城」なので、これらの海鮮を選んで調理してもらうこともできる様子。
しかし、今回は海鮮はお目当てではないのでパスします。
店員さんを呼んで、カタコトの中国語でオーダー開始。
基本的にはメニューを指さしで行けますので、そんなに難易度は高くないです。
店員さんは愛想がよい方で、
店員女性「なーりーれん?(どこから来たアルか?)」
私「日本来的(日本からキマシタ)」
・・・などと、ちょっとした雑談もあって楽しかったです。
まずは本日2本目の海南ビールで乾杯~
って、さっき浜辺で飲んだばかりですが、気にしない。
ライトな味わいが、温暖な海南島にぴったりです。
ビールとオマケでついてくるピーナッツを食べながらメイン料理の登場を待っていると、豆板醤のような調味料の販売をしている営業のおばちゃんが売り込みに来ます。
なにやら中国語で一方的に早口で説明してきますが、何を言ってるのか全く分からず。
( ゚д゚)ポカーン
一通り、機関銃のような説明が終わったところで、
私 「プーはおイーす、ティンプーどん(すんません、聞き取れません)」
と言うと、お試し用の調味料を小皿に残して、そそくさと去っていきました。
この様子を見ていたお店の店員さん達はクスクスと笑っていました・・・。
この辛み調味料もなかなか味がよく、よいビールのおつまみになりました。
(買わなかったけど)
ビールで酔っ払ってきたところで、メイン料理「文昌鶏 64元」が登場。
かの有名な「海南チキンライス」の原型と言われる料理です。
シンガポールの庶民的ローカルフードとして有名な海南チキンライスですが、ここ海南島ではそんなにポピュラーではありません。
日本でいうところの天津丼が、中国の天津の人々にとっては「ハァ?」なのと同じと思われます。
発注した「文昌鶏」は、シンガポールの海南チキンライスのチキンと同様に、茹でたチキンをブツ切りにして、各種タレにつけて食べるというもの。
ちなみに「文昌」は海南島の東部にある地名です。
タレはサッパリした甘酸っぱいショウガのタレと、濃厚な茶色いXO醤的なタレで、両方とも味わい深く、鶏肉とよく合います。
ただ鶏肉は骨つきなので、ちょっと食べるのがメンドクサイです。
鶏肉そのもののお味は、まあ普通といったところでしょうか。
あまり味がお肉に染みていないような・・・。
お肉だけだと物足りないので、野菜も発注。
通菜+ニンニク味。
これはシンプルな味わいで美味でした。
量は多いものの、野菜なので一人でも十分食べきれます。
後でメニューを見ていて気付いたのですが「鶏油飯」もありました。
併せて注文するとよいかもです。
鶏を一人で一心不乱にむさぼっている間にも、さっきの調味料の売り子が
「どう?調味料買わない?」
的な営業をしに再びやってきました。
ちょうど酔っ払っていたのと、カタコトの中国語で会話を試してみたかったこともあって、
売子「イーピン・スーしークワイ(1瓶40元アルよ)」
私「タイグイらー!(高すぎるよ!)」
などと、テキトーに冷かしたりして楽しかったです。
(結局買わなかったけど)
かれこれ1時間ほど滞在して、お会計。
総額で100元程度だった記憶です。
私「ばいばいー」
売子「チンマンぞう(請慢走)=お気をつけて」
というわけでまあまあのディナーでしたが、チキンライス・マニヤとしては、一度は文昌の文昌鶏を食べに行ってみたいと思いました。