2016/05/08
香港で食べた朝飲茶の美味しさが忘れられず、東京でも本場の点心を頂けるお店はないものか・・・。
ネットを色々検索して、新宿駅東口徒歩5分ほどのところにある、とあるビルにやってきました。
こちらが、そのビルの入口。
お目当てのお店はこのビルの3F。
「霞月樓(チャイナムーン)」というお店です。
「香港熟練の職人による本格中華」とのこと。
「香港の職人」ではなくて「香港熟練の職人」ということは、職人さんは香港人ではナイということかな・・・。
エレベータで3Fへ。
キレイな感じお店です。
店員さん「イラサイマセ~」
店員さんに促されて、着席。
お昼の2時ごろということもあってか、お客さんは少な目です。
お隣の席との間に薄いカーテンのようなものが架かっていて、セパレートされています。
なんとなく高級なカンジ。
厨房のほうからは、広東話ではなく普通話が聞こえてきました。
店員さんは香港人ではなくて、中国人のようです。
土日祝の11:30~15:00はランチメニューあり(クリ拡)
「香港で食べた本場の点心にどれだけ近しいか」を激しく検証したい。
なので、奮発して「点心3品セット 1700円」を選択することにします。
ちなみに、ランチメニューではない通常メニューもあり。(クリ大)
こちらだと、さらに多くの種類の点心が選べます。
100円追加でソフトドリンクを追加できるとのこと。
ここは熱い中国茶以外にありえません。
筆者の好きな「サウメイ茶」はモウ(無)なので「鉄観音(てぃっぐんやむ)」を選択。
アイス or ホットが選べるところが、なんとも日本式なカンジです。
湯呑みに一杯だけではなく、ガラスのお洒落な急須に入ってきたのはポイント高いです。
思わず「洗杯の儀」をやってみたくなりますが、お茶を捨てる用のボウルがないのでやめておきます。
お茶の味は、まあ普通。
時間がたって煮出しすぎると、渋味が増してきます。
残り少なくなってくると、店員さんがお湯を足してくれるのがポイント高いです。
1品目は「大根餅」
香港で言うことろの「羅葡糕」(ろーばっごう)。
ランチセットのゴハンとザーサイとともに登場です。
ゴハンは別に無くてもいいけど、満腹になれるので○。
大根餅のお味のほうは、かなり本場のものに近くてホウセッ(おいしい)です。
外身はこんがりカリッと焼かれていて、内部はムニュッと甘辛い大根風味。
思ったよりも大ぶりなので、一人だと結構お腹にたまります。
香港の朝飲茶で、新聞を広げながら談笑している香港のオッサンたちのの光景が脳裏に浮びました。
続いて2品目は、「香港式海老しゅうまい」
香港で言うところの「蝦燒賣」(はー・しうまーい)。
「しゅうまい」は広東語でも「シウマーイ」なので、そのまま通じます。
香港の飲茶同様、アツアツのセイロに入って登場するあたりもポイント高いです。
燒賣の中身は、アツアツの肉汁とプリプリエビ。
お~。
これはまさに、香港の本場の燒賣のお味ではないですか。
鉄観音茶との相性も抜群です。
ラスト3品目は「湯葉巻きのうま煮」
香港で言うところの「鮮竹巻」(しん・ぢゅっくぎゅん)
アツアツでトロトロの「あんかけ」に浸っていて、煮込まれている?感じです。
湯葉の中には、タケノコの細切り的なものや、ニンジンなどの野菜類など具が詰まっています。
お味が内部によく染みていて美味。
ただ、トロみがかった「あんかけ」の風味が、日本の中華料理な感じがしたものの、これはこれでおいしいのでアリだと思いました。
というわけで、以上3品+鉄観音のランチセットを頂いて1800円。
- アツアツのセイロに入ってきて来る
- 100円で急須入りの中国茶を追加できる
- プリプリ燒賣が本場香港そのもののお味で本格的
あたりがポイント高いと思いました。
思ったよりも、日本ナイズされていない本場の味が楽しめて満足です。
次回は、他の点心のお味も検証してみたいと思います。
東京に居ながらにして、本場に近い点心を味わってみたい方は是非どうぞ。
お店の詳細はこちら (TripAdvisor)
チャイナムーン 霞月樓
その他のお店はこちらをどうぞ。
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