2016/05/04
香港マカオ旅3日目・最終日の朝。
平日朝のマカオ半島北部・珠海との国境の町・關閘(クワンザップ)を、朝食を求めて放浪中。
昔ながらのローカルなお店が多い中、ひと際煌びやかな電飾を装備しているお店が目に止まりました。
「華峰食館」
明るめで今風な感じの店内が、外から見えます。
結構地元の人々(か中国人旅客)が美味しそうな点心を食べていて、賑わっているようです。
これは入りやすい雰囲気です。
早速店内へ突撃。
店員のおばさん 「げいわいやー?(何名様ですか?)」
私 「ワン・パーソン(1名です)」
お店の奥の方の空席に案内されました。
明るくてキレイな店内。
お店の中全体が見渡せるウレシイ場所に着席。
テレビもあります。
おば 「やむめい?(何飲む?)」
私「さうめい(サウメイ茶で)」
おば 「OK」
無難に定番のやりとりをクリアして、サウメイ茶をゲット。
1杯目のお茶は器とお箸を洗浄するのに使います(洗杯の儀)。
あちちち。
スッキリ風味のサウメイ茶に癒されます。
點心のオーダーシート(クリックで拡大)
漢字メニューから想像して、必要個数を記入し、店員さんに渡せばOK。
楽勝・・・と思いきや、記入したオーダーシートを店員さんに手渡すと、いつもと違った展開に。
おば 「&”$%&!$!!(広東語)」
私「???」
おば 「&%&%!”??」
私 「ソ、ソーリー?(汗)」
おば 「アアアアーー??」
久しぶりにこじれました。
なんだろう?
普通に数量を記入しただけなんだけど・・・。
なにかマズかったのかな?
隣に座っていたお客さんのお婆さんがヘルプに入ってくれました
お婆さん 「この人は広東語分からない人なのよ(と想像)」
店員おば 「ティンプードンあ?プートンホワあ?(分からないの?普通語は?)」
私 「プートンホワ、イー・ディエン・ディエン(普通語は少し分かります)」
店員おば 「ア~、OK」
何だかよく分かりませんが、オーダーシートはそのまま受理されました。
一体なにが不備だったのかは不明のまま・・・。
すぐに、こんなような伝票が戻ってくるという明朗注文。
お茶代は3MOP(約45円)と格安。
配布されたお料理は、随時ペンで横線が引かれて消されるので、オーダー忘れも指摘出来て安心です。
料理が来るまでの間、お茶を飲みながらテレビを見てマッタリ。
地元の人々に交じって、ゆっくりと過ごす朝の時間は楽しい♪
厨房方面を目をやると・・・。
お茶用の給湯器があります。
お客さんが自分でお湯を入れに来てもOKの模様。
お茶代の3パタカでお湯は入れ放題です。
「蕃薯豆沙煎堆」 17MOP
蕃薯=サツマイモ
豆沙=小豆のこしあん
煎堆=ゴマ団子?
今回初トライのメニューです。
「煎」の文字があるので、豆かイモ的なものを焼いた何か?ぐらいと想像してオーダーしました。
が、想像に反して、出てきたのはアンコ入りのゴマ揚げ団子でした。
中身はこんな感じ。
ホカホカの甘い揚げ餅の中に、甘いアンコが入っているというもの。
「咸水角」に似た感じです。
外はサクっ、中はモチモチで美味。
お茶にもよく合います。
一皿に3個もあって、結構ボリュウムありました。
「上海南翔小籠包」 23MOP
お馴染みの小籠包。
「上海南翔」は、単に「高級な」ぐらいの意味かと思われます。
アツアツの肉汁沢山で、口の中をヤケドするのはお約束。
ジューシーな肉汁で美味しゅうございました。
最後に登場したのは「臘味蒸蘿蔔糕」 13MOP
エッ?お粥なの?
四角い「大根餅(蘿蔔糕)」が出てくるかと思ったので、予想外の展開です。
思わずお店のオバチャンに、「ろーばっごう?(大根餅?)」と聞いてみたものの、ソウダ、とのこと。
半信半疑でレンゲですくってみると・・・。
確かにお粥ではなく、柔らかくゼリー状に固まっています。
ゼリー状とは言っても、冷えているわけではなくて、アツアツです。
見た目は茶碗に入っているのでお粥っぽいですが、お味は確かに大根餅でした。
大根の風味と、お肉の具材の旨みがうまく合わさって、なかなかの美味。
オバちゃん、疑ってスミマセンでした。
料理名をよくよく解読してみると、これは「蒸蘿蔔糕」=「蒸し大根餅」、とのこと。
通常の大根餅は、鉄板の上で焼かれて焦げ目がついた状態で出てくるのですが、コイツは茶碗に入った状態で出てくる蒸した大根餅、という珍しい一品なのでした。
このお店の名物なのかな?
隣に相席になったオバちゃん軍団も、
「何コレ、大根餅なの? 私たちもこれ注文するわ(の広東語と想像)」
と興味深々の様子でした。
以上、朝飲茶を満喫して56 MOP。
レシートを持って、お店の入口のレジにてお会計を済ませます。
観光地ではないマカオのローカルゾーンで、地元系点心を満喫。
大満足の朝食となりました。
朝食の後は、バスに乗って外港フェリーターミナルに向かおうとするも・・・。
事故の影響で、依然として大渋滞中。
渋滞の先頭まで歩いたほうが早そうです。
テキトーに「外港碼頭」行きの3番バスに搭乗。
渋滞回避のため、謎のルートを経由して高徳士大馬路へ。
地元のお客さんも、運転手さんに「次はドコに止まるの?」と聞いたりして当惑気味でした。
渋滞ゾーンを抜けて、内港のポンテ16前を通過。
ここから先は通常の営業路線に復帰です。
新口岸の奇抜なデザインのホテル群を見ながら・・・。
マカオの外港フェリーターミナルへ。
というわけで、次回はフェリーで香港に戻って昼飯の編。