香港食その175 中環の超地元系屋台「合記」で魚スープ@中環・士丹利街

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2016/05/04
香港マカオ旅3日目・最終日の午前。
關閘にて地元系朝食飲茶後、路線バス「3番」に乗って、マカオの外港フェリーターミナルにやってきました。

フェリーターミナル2Fの香港・上環行きのターボジェットのチケット売り場。
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改装されてキレイになりました。
平日の午前中ということもあって、お客さんの数は少ないです。

イミグレを抜けて、フェリー乗り場の待合室へ。
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フィッシャーマンズ・ワーフの工事の様子が見えます。
以前にあった火山のようなアトラクションが取り壊されて、巨大な建物の建設が進められています。
一体何ができるのか、楽しみです。

あの橋の下をくぐって香港に戻らねばなりません。
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またくるぞー、マカオ。

そして、1時間ほどの船旅の後。
e道を抜けて香港・上環に入境。

お昼ご飯を求めて、徒歩で中環(セントラル)のヒルサイド・エスカレータ界隈にやってきました。
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時刻は丁度正午すぎ。
ランチに繰り出すビジネスマン達でごったがえしています。
うう、お店が混んでしまう。
ちょっと出遅れたか・・・。

ヒルサイドエスカレータに何やらプチ・人だかりを発見。
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エスカレータの空中歩道から、何やら壁面のテレビに見入っているビジネスマンたち。
てか、何でこんなところにテレビがあるの・・・。

そのテレビ画面では・・・。
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アメリカ合衆国共和党の次期大統領候補が、トランプ氏に決まったとのこと。
おー、そーなりましたかー。
香港市民の皆さまも興味深々の様子でした。

その近くに、中環の超ローカルストリートがあります。
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昔ながらの屋台(大排檔)が軒を連ねる、その名も「士丹利街(スタンリー・ストリート)」。

再開発で取り壊されるという噂がありながらも、未だ辛うじて健在の様子。

以前に、ここで超ローカル系お昼ご飯を食べたことがあります。
香港食その113 盛記@中環・士丹利街

当時、地元の皆さまが美味しそうに食べていた雑炊のようなスープの注文の仕方が分からなかった記憶。
よし、今度こそあのスープを食ってやる!
というわけで、リベンジすべく士丹利街へと降り立ちます。

サラリーマンで大賑わいの屋台街を抜けて、地元系の屋内スペースへ。
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室内は空調が効いていて涼しいです。
その代わり、あまりキレイな場所ではありません。
で、ここは何のお店なの?

壁には、お隣の有名なお粥屋さん(威記粥店)のメニューあり。
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このお店のお粥は、ずっと前に実食済。
地元のお客さんはお粥ではなくて、金属の器に入ったスープのようなものを食べています。
そう、そのスープを食べてみたいのよ・・・。
このメニューにはお粥しかないようだけど、どうやってスープを注文すればよいのだろーか。

と、お店の店番をしている感じのおっちゃんが話かけてきます。

おっちゃん 「&%$%&!”??」
私 「そ、ソーリー、アイム・ジャパニーズ」
おっちゃん 「Japanese? OK」

おっちゃんは一旦奥に消えて、英語のメニューを持ってきてくれました。
ありがたき幸せ。
でも、その英語メニューにも、スープらしきものは見当たりません。
仕方がないので、隣の地元民が食しているスープを指さしながら・・・。

私 「ホワット・イズ・ザット?(アレはナニ?)」
おっちゃん 「That is soup (スープさ)」
私 「ホワット・カインド・オブ・スープ?(どんなスープなのよ?)」
おっちゃん 「Fish soup.(魚スープだよ)」
私 「OK, フィッシュ・スープ、プリーズ(じゃ、その魚スープください)」
おっちゃん 「OK」
私 「ウィズ・ライス、で」
おっちゃん
「OK, OK」

というわけで、実物指さしで注文に成功。
英語が通じるのは、さすが香港・中環。
ありがたいです。

そして、ドーン、と登場。
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魚のしっぽが豪快に投入された魚スープ+ライス。
おー、これよ、これ。
正確な料理名は不明で45HKDです。

魚スープには野菜も入っていて、薄く濁っています。
お味は・・・。

・・・。

味がないけど・・・。
魚の旨みも特にない。
お湯に魚と野菜を投入して茹でただけ?な感じです。

そっかー、日本の雑炊的な旨味を期待していたわけですが、ダシとか旨みとか、そういう概念はないんですね。
さすがに、これだけでゴハンを消費するのはキビシイです。

そこで俄然、存在感を増してくるのが、こちら。
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茶色いタレ。
コイツが、かなり濃厚な醤油味。
茹で魚の白身をコイツにつけて食べると、結構イイ感じです。
これなら何とかゴハンを食べ進めることができそうです。
ただ、魚の骨が沢山あって食べにくいですが・・・。

「いっそのこと、このタレを魚スープに投入してしまえばいいのか?」

とも思いましたが、いかんせんタレの量が圧倒的に少ないです。
これでは、味のないスープで希釈されてしまい、薄~い醤油味になるだけの展開が懸念されます。
うーむ、この虎の子のタレを失うわけにはいかない・・・。

などと、アレコレ考えながら、何とか魚と野菜とゴハンを完食。
スープは味がないので、魚だけ食べてスープは残しました。
なぜこの料理が地元の人々に人気があるのか、正直なところ理解できず・・・。

器の色から類推するに、この屋台のお料理だった様子。
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魚のスープ以外にも、豚肉?っぽいスープもあるようです。
豚肉なら、骨を気にせずにガツガツいけそうですね。
これだけの人々で賑わっているということは、何か美味しいものがあるに違いない。
いつの日にか、再度リベンジしたいと思います。
その時まで再開発されずに残っていて欲しいものです。

次回は、ついに帰国すべく香港空港キャセイラウンジの編。