ジャカルタ旅2016/09 ジャカルタ近郊電車の切符の買い方と電車の乗り方の編

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2016/09/24
ジャカルタ旅3日目の朝。
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滞在ホテル「ダブルツリー バイ ヒルトン ホテル ジャカルタ (TripAdvisor)」のエレベーターホールから、高架の上を走る鉄道が見えます。
この線路は、ジャカルタからジョグジャカルタなどの都市へ向かう長距離列車と、ボゴールやブカシに向かう近郊列車(コミューター)が併用している線路。
いつもひっきりなしに列車が行き交っています。
今回は、近郊列車「ジャボデタベック電気鉄道(PT.KAI Commuter Jabodetabek)」に乗って、ボゴールまで遠足しようという企画です。

ちなみに「ジャボデタベック」とは

  • ジャカルタ (Jakarta)
  • ボゴール (Bogor)
  • デポック (Depok)
  • タンゲラン(Tangerang)
  • ブカシ(Bekasi)

の5つの都市の頭文字を取った、ジャカルタ近郊都市圏の総称とのこと。

で、このジャボデタベック電気鉄道は、日本の東急や東京メトロを引退した中古車両が現役で走り回っているということで、鉄マニヤの間では有名なのだとか。
私はあまり鉄道には詳しくないものの、ぜひぜひその様子を見に行ってみたい、というわけで乗ってみることに。

ホテルから徒歩で、最寄り駅のチキニ駅へ。
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こちらがチケット売り場。
ここの有人窓口で切符を買って、左奥の改札口を抜ける、という展開になります。

チケットを購入する前に路線図を確認(クリックで拡大)
jabodetabek
上のほうの黄色で囲った部分が現在地の「チキニ Cikini」。
目的地は、一番下の赤で囲った部分の「ボゴール Bogor」です。
右にある青で囲った「ブカシ Bekasi」行きの列車も来るというワナが待ち受けていますので、これには乗らないように気を付けましょう。

チケット売り場の受付にて「ボゴール、プリーズ」と言って、チケットを購入。
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総額 15000ルピア (約150円)払いました。
この乗車券はICカードになっています。
電車から降りたときも回収されることはなく、2回目以降の乗車時も使い回せるという仕様。

支払金額の内訳は・・・。

  • ICカードのデポジット:10000ルピア(約100円)
  • ボゴールまでの運賃:5000ルピア(約50円)

とのこと。 メチャ安っ。

改札の「左側」の読み取り機にカードをかざして入構します。
日本のJRの改札は「右側」に読み取り機があるので、ちょっと違和感・・・。
インドネシアの人は左利きの人が多いのですかねえ。

チキニ駅の高架のプラットホームは、日本の駅と似たような雰囲気。
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通勤時間は過ぎているので、空いています。

チキニ駅の看板。
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駅表示の下に色々な禁止事項が表示されているのが物々しい感じです。

車体の外に捕まったり、屋根に上ったりするのは禁止。
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日本では当たり前ですが、数年前のジャカルタの鉄道は、それはそれはヒドい状況だったのだとか。
それが今日では、様々な取り組みにより、普通に通勤列車として使えるレベルにまで改善したとのこと。

こんなように、電光掲示板で次にくる電車の行先が表示されています。
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次に来る列車は「ブカシ」行きとのこと。
目的地は「ボゴール」なので、これには乗ってはいけません。

まずは乗ってはいけない「ブカシ」行き到着。
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お~、色が極彩色に塗り替えられていますが、日本の電車だー。
東横線っぽい感じです。

先頭車両の運転台の窓の部分に・・・。
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列車の行き先が書かれています。
これ重要。

なぜなら、列車の側面には行き先が書かれていないからです。
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なので、このようにホームに電車が停車してしまうと・・・。

車体側面上部の行き先表示が空欄なので、行き先が分かりません(2016/09/24当時)。
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これ、結構不便です・・・。
ホームの電光表示板の表示を信じてよいのかどうか。
車体そのものに行き先表示がないと、こんなに不安になるということを初めて知ったのでした。

ブカシ行きをやり過ごすと、ボゴール行きがやってきました。
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列車がホームに入ってくるときに、先頭の行き先表示を見逃さないようにしましょう。

これに乗って次回、ボゴールへ向かうの編に続きます。