2016/09/24
ジャカルタ旅3日目の午前のジャカルタ・チキニ駅にて。
お、次の電車だね。
10:54AM。
ボゴール行きの電車がやってきました。
こいつに乗って、終点のボゴールまで行ってみます。
運賃はたったの50円(5000ルピア)。
ただし初回乗車時は、ICカード代10000ルピア(100円)が別途必要です。
車内は日本の電車そのもの。
学生の頃に乗った記憶のある、東急の車両のようでした。
ちゃんとクーラーも効いていて快適。
子連れの地元ファミリーも楽しそうです。
日本で長い間活躍した車両が、こうしてジャカルタの人々のお役に立てているとは・・・。
実際に乗ってみると、なかなか感慨深いものがあります。
ただし、車内には様々な禁止マークが沢山・・・。
結構物々しい感じです。
日本では言うまでもないことですが・・・。
爆発物、拳銃、ナイフ禁止。
時折警察の人が車内を巡回することもあり。
少し前にテロがあったこともあってか、このあたりの警備はキビシイです。
飲食禁止。
日本のように駅弁を食べることはできません。
でも近郊電車なので、そもそも何か食べようという気にもならないですが。
香港や台湾の電車と同様に、飲み物もNGですので気を付けましょう。
喫煙禁止、ペット禁止。
まあ、そうでしょう。
このマークは・・・。
座り込み禁止
折りたたみ椅子でもダメなんですね。
ゴミ捨て禁止と・・・。
行商禁止。
ジョグジャカルタ行きの路線バスでは、出発前の車内で新聞やお菓子を売りに来る人いましたからねえ・・・。
音楽禁止。
これも、車内でギターを弾いてお金をもらう人を禁止するものと思われます。
そういえばドイツ・ベルリンのSバーンの車内で、コレやってる人を見たことありますけど・・・。
そして最後は・・・。
ドリアン持ち込み禁止。
シンガポールと同様。
東南アジアならではですねえ。
それ以外にも・・・。
扉にもたれかかると危ないよ!とか、ドアから身を乗り出しちゃダメよダメダメ!とか、おせっかい色々です。
そんな車内の表示に見とれている間に・・・。
電車はボロ家屋が軒を連ねるゾーンを疾走。
途上国感が漂います。
とある途中駅に停車。
ホームに階段があって、えぐれています。
ということは、足元は・・・。
降りようとすると、1メートルほど下の地面まで落下してしまいます。
これは超アブない。
落ちたら骨折確実です。
でもそんなことは自己責任、というのがインドネシア流。
下車するときは、足元に注意しましょう。
さらに電車は進み・・・。
やたらとバイクが群がる踏切を走り抜けていきます。
出発して50分後の11:44AMごろ。
途中駅の「デポック(Depok)」に到着。
このあたりは結構栄えていて、地元系のショッピングモールなどが駅の近くにあったりと賑やかです。
デポックを出てしばらくすると、
Nambo行きの支線が枝分かれ。
ここから先は建物が姿を消し、のどかな風景が広がります。
車窓の外には熱帯雨林が広がります。
終点「ボゴール」まではあと数駅。
ラストスパートです。
でも駅間が長いので、まだ時間がかかります。
デポックを過ぎると、お客さんの数がぐっと減りました。
余裕で椅子に座れるようになりました。
お客さんが少なくなると・・・。
車内の床清掃作業開始。
消毒液をシュッシュしてモップがけしたりと、かなり入念です。
おかげで車内は日本の電車なみに清潔に保たれています。
そして12:13ごろ。
ようやく終着駅のボゴールに到着!
ジャカルタ・チキニから約1時間20分かかりました。
ただし降車するときは・・・。
このように「ハズレ」のドアもありますので、足元に気を付けましょう。
駅構内には、売店などがあり。
トイレもありますので、用を済ませておきましょう。
というわけで、無事ボゴールにやってきました。
某歩き方によると、立派な植物園があるのが見どころなのだとか。
しかし、空はみるみる曇ってきて暗雲が立ち込めてきたのでした・・・。
次回、ボゴール散策へ続く。