2017/08/14
香港マカオ旅2日目の朝がやってきました。
朝7時前、灣仔の滞在ホテル「オゾウェズリー香港(楽天トラベル)」にてテレビを点けてみると・・・。
今日も暑い一日になる予報、とのこと。
赤い「熱」のマークがいかにも蒸し暑そうです。
では涼しい朝のうちに・・・。
ホテル近くのお店へ朝飲茶しに出撃しましょう。
やってきたのがこちらの「東園酒家」。
灣仔の「荘士敦道」沿いにあるお店です。
大きな看板が目印。
昨日到着したときから目を付けていたお店です。
この手の「なんたら酒家」なるお店は、大抵朝早くから朝飲茶(早茶)をやっていることが多いです。
香港のどの地区にも一軒以上はある感じで、もはや公共の施設に近いものがあります。
お店の入口には「早茶」の文字があり。
いわゆる「朝飲茶やってる系」のお店であることを確認して店内へ。
客席は二階にある構造であることが多いです。
えらいゴージャスな階段を上っていきます。
そして涼しい店内に到達。
おお~、賑わっとるの~。
朝早くから、新聞を持った地元の年配な方々で大賑わい。
平日の朝だからか、お年寄り率がかなり高いです
このローカルな雰囲気がたまりません。
店員「げいごー?(何人?)」
私「やっこー(1人です)」
あら、いつもの「げいわい?(幾位)」ではなくて「げいごー?(幾個)」って聞かれましたね・・・。
「げいわい?」よりも、ぶっきらぼーな感じの聴き方なのかも。
新聞を読んでいるオッサンと相席になりました。
店員「やむメーチャー?(何茶を飲みますか?)」
私「さうめい(サウメイ茶で)」
店員「あ?」
私「さうめい↑」
どうにか無事に「サウメイ茶」をゲット。
まずは慣れない手つきで「洗杯の儀」を執り行います。
食器類を洗ったお茶はボールに捨てます。
ちなみに、今回注目したのは「お皿」の使い方。
日本では、お皿を「取り皿」として使う=お皿の上にお料理を取って食べるのが一般的です。
しかし香港では、上の写真のように、お皿の上に「茶碗」を乗せたり「湯呑み」を乗せたりするのが一般的。
周りのお客さんを見渡すと、確かに皆さんお皿の上にお茶が入った「湯呑み」を乗せている・・・。
お料理は「お皿」ではなく「茶碗」に取って食べておられました。
実は香港では、「お皿」は食器を乗せたり、骨やゴミを置いたりする用だったんですね。
今まで気が付かなかった・・・。
まあでも、お皿に料理を取っても怒られたりすることはありませんが。
で、スッキリ系のサウメイ茶を頂きながら、オーダーシートを分析(クリックで拡大)。
こちらが、朝飲茶専用のお得なメニュー(早茶特価精選)。
朝飲茶の時間は朝7時~12時までとのこと。
お安いですが、メニューの種類が限られています。
こちらが通常価格のメニュー(クリックで拡大)。
お得なメニューに食べたいものがなかった場合は、こちらから。
今回は「お得なメニュー」から3品を選ぶことにしました。
オーダーシートに欲しいメニューの数量を記入し、店員さんに渡せばよいだけなので簡単です。
まずは「豉油皇炒麺」から。
コショウが効いたシンプルな醤油味の焼きそば。
香港の焼きそばは味が薄いことが多いですが、この焼きそばはしっかりと味がついていて美味でした。
2品目は「香煎蘿蔔糕」
要するに大根餅。
外はカリッと香ばしく、中はムニュッと。
大根の旨味が凝縮されており美味です。
お茶にもよく合います。
一見、量が多く見えましたが、美味しいのでペロリと平らげてしまいました。
3品目は「鮮竹牛肉球」
見た目の通り牛肉団子。
おばちゃんに「なんかかける?」みたいなことを聞かれたので「YES!」と回答。
その結果、醤油のようなものがかかっています。
やたらと弾力がある牛肉団子。
セロリが入っていてシャキシャキ感もあり、まあまあの美味しさです。
やや味が濃いめなので、お茶が進みます。
以上3品でお腹が結構膨れてきました。
點心は何気に脂っこかったりするので、あまり沢山は食べられません。
1人2~3品で丁度よいぐらいですので、空腹時でもあまり沢山注文しすぎないようにしましょう。
ちなみに、お茶が少なくなってきたときは・・・。
こんなように、急須の蓋をズラしておくと、テキパキ系のオバちゃんがすぐにお湯を補充してくれます。
地元の元気なお年寄りたちの広東語を聴きながら、涼しい店内でダラダラとお茶を飲んで寛ぎました。
いや~、何度来てもいいねえ、この雰囲気。
以上でお会計。
品物が到着する度に、こんなような「会計シート」に〇印が記入されます。
この紙を、お店の入口付近のレジに持っていけばOK。
総額は51HKDなり。
まさに「香港の朝」を体験することができて、満足の朝ごはんとなりました。
お店の詳細はこちら。
東園酒家宴會廳(Openrice)