2018年4月の某日。
東京に居ながらにして中国の雲南省に行った気になれるお店シリーズです。
ネットで色々調べて見つけたお店がこちら。
秋葉原からほど近い末広町にある「過橋米線」さん。
お料理の名前がそのままお店の名前になっているんですね。
「過橋米線」は、先日の「昆明旅2017/08」で食べたことのある思い出の雲南料理。
これは是非とも行ってみなければ、ということで、はるばるこちらのお店にやってきたわけです。
お店の入口には大きく「過橋米線」の看板があり。
中国語で「過橋米線」は「ぐぉちぁお・みーしぇん(Guo4 qiao2 mi3 xian2)」。
ただここは日本なので、お店の名前は「かきょうべいせん」のようでした
ではお店の中へ。
帰り際になると空いていましたが、入店時は結構混んでいました。
中国人客と日本人客が半々ぐらい。
店員さんも中国人のようでしたが、雲南省の方かどうかは不明。
普通語が店内に響き渡っていて、まさに東京に居ながらにして中国を感じることができます。
(そういう場所は多いけれど)
メニューの一部(クリックで拡大)。
やはりお店の名前にもなっている「過橋米線」がフィーチャーされています。
メニューによると、過橋米線の由来は以下。
昔ある秀才が雲南蒙自(地名)にある島で科挙の試験勉強に励んでいた。賢い妻が食事を作って運んだが、彼がすぐに食べないのでいつも覚めてしまう。ある時、妻は 鶏スープの壺を触ると熱い。中を見ると上に油がたくさん浮いていて、熱気が封じ込められている。ヒントを得てこの後、伝統雲南過橋米線を夫に運ぶ。米線の上に鶏油を張るようにして、夫に熱い米線を食わせることができたのです。いつも橋を渡って米線を運ぶので過橋米線というそうです。
要するに、「鶏スープとライスヌードルのつけ麺」です。
で、「過橋米線」メニューは以下の3種類があり。
- 伝統雲南過橋米線 894円
- 薬膳過橋米線 894円
- 山珍過橋米線 1192円
具材の違いでお値段が異なるのは、昆明のお店と同様。
ここは最も一般的と思われる「伝統雲南過橋米線」を選択しました。
おお~♪
これはまさに昆明で頂いた過橋米線そのものな感じ。
なかなか本場度が高くてポイント高いです。
こちらがメインの具材のお皿。
何のお肉かはよく分かりませんが、かなり薄ーくスライスされています。
お肉が薄いのには理由があります。
表面に鶏油が張られたアツアツスープにお肉をつけると・・・。
お肉が薄いので、すぐに火が通ってしゃぶしゃぶとして頂くことができるというわけ。
鶏スープとお肉の相性が良くて美味しいです。
こちらが米線(ビーフン)。
いわゆる「あつもり」で、アツアツの状態で出てきました。
昆明のお店では麺が常温で出てきましたが、こちらのお店ではアツアツなので、スープが冷めずに済みました。
やはり日本人向けに細かいところまで気を配っているようです。
ではお肉から先に野菜・湯葉などの全具材を投入し、最後に麺を投入。
まあ、始めからこうやって出してくれてもいいのですが。
それだと、しゃぶしゃぶのお楽しみがないからね。
それでは、頂きまーす。
あっさりとした鶏スープ風味で、かなりヘルシーな感じです。
見た目は地味ではありますが、鶏スープはやさしい味わいで、胃袋に染みわたります。
やや太めのライスヌードルはモチモチしていて、割とコシがあるのがポイント高いです。
昆明で食べたのは、ムニュッと柔らかかったですからね・・・。
麺についても、日本人の好みに合うように洗練されている印象を受けました。
昆明で食べた過橋米線よりも美味しく頂けました。
***
別の日に、再び入店。
今度はこちらの「気鍋」を試してみたく。
「気鍋」が何者かは、上の写真をクリックして説明書きを読んでください(手抜き)。
この「気鍋」も代表的な雲南料理の一つ。
先の昆明旅でも頂いたことがある、思い出の料理です。
「薬膳気鍋鶏」は「一日8食限定」とのことですが、まだあるとのこと。
ヤッター!
とういうわけで「薬膳気鍋鶏」894円登場。
おお~、本物の気鍋。
中にはじっくりと高温水蒸気で調理された鶏肉が入っています。
スープは鶏の旨味が凝縮されていて、やさしい味わい。
これもかなり本場度が高く、テンションが上がりました。
ちなみにこのお店・・・。
雲南料理風なおつまみ類も色々あり。
青島ビールでカンペイ(乾杯)!
飲み屋としても利用できます。
というわけで、東京に居ながらにして雲南省・昆明に行った気になれるお店「過橋米線」の体験記でした。
かなり本場度が高くて良かったです。
一般的な「中華料理」とは全く異なる「雲南料理」にご興味のある方は是非どうぞ。
場所はこちら。
最寄り駅は東京メトロ末広町駅です。
TripAdvisorの口コミはこちら。
過橋米線(秋葉原・末広町)