雲南食その5 江川三道菜にて「汽鍋」を食らうの編@昆明・関興路

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2017/08/12
昆明旅2日目のディナーを求めて、昆明市南東部の「関興路(关兴路)」をウロウロ中。
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ここ関興路は別名キノコ・ストリート(←勝手に命名)。
「野菌」の名の付くキノコ鍋のお店が集まっています。

キノコ鍋も食べてみたいのはやまやまだけど・・・。
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今宵のディナーは「江川三道菜」という雲南料理のお店へ。
諸先輩方のブログで評判が良さげだったので、行ってみることしました。

では、とりあえず入店。

私「いーがれん(一名です)」
店員「%$!&%$?」
私「???」

何を聞かれたのか分からなかったので・・・

  • うぉーしぃーりーべんれん(我是日本人)
  • てぃんぷーどん(听不懂=(聞いて)わかりません)

とか言って、言葉が分からない人であることをアッピールします。
特に「てぃんぷーどん」は頻繁に使うので、覚えておいたほうがよいでしょう。

店員さんはフレンドリーで、私が日本人と分かるや否や、色々と世話を焼いてくれました。

店員「ちぇいびえん・ちん(这边请=こちらへどうぞアル)」

ちょうど空きテーブルがあり、そこへ案内されました。
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店内は丁度良い感じの混雑具合。
お一人様は私一人だけでしたが、そんなことは気にしません。
兎に角、腹ヘッタ。

ところでこのテーブル席・・・。
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やたらと低い木製の椅子なのが面白いです。
雲南地方の伝統的なものなのだろうか?

まずは飲み物メニュー(クリックで拡大)
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左半分はすべて「白酒」。
アルコール度数が高く、へべれけになること必定なのでやめておきます。
右半分には「紅酒(ワイン)」「啤酒(ビール)」「软饮(ソフトドリンク)」があり。
可乐(コーラ)や雪碧(スプライト)は10元で1.25リットルも出てくるようなのでご注意。

まずはビール!
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「雪花純生」なる中国本土を代表するビールが出てきました(12元)。
「青島ビール」を注文したのですが、メイヨー(ない)とのこと。
歩き疲れた後に頂くビールは最高!
空腹の胃袋に冷たいビールが染みわたります。

メニューの一部。
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表記は中国語と英語。
高画質な写真付きなので分かりやすいです。

これは、かの有名な雲南料理「汽鍋」だろうか。
是非食べてみたかった一品です。

私「ぢゃーしぃー・ちーぐぉま?(これは汽鍋ですか?)」
店員「とぅい(そうアルよ)」
私「じーろうま?(鶏肉っすか?)」
店員「アハハ、じゅーろう。(猪肉=豚肉アルよ)」
私「OK」

日本人なのにカタコト中国語を挟んでくるのが、なんだか可笑しいようです。
こちらとしては、何とか意志の疎通が図れたのでヨシとします。

というわけで「蒸汽肉饼 28元」を獲得。
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かなり待たされるかと思いきや、注文して5分ほどで出てきました。
アツアツではなかったので、作り置きのものだったのかもしれません。

この「汽鍋」は、上の写真のような、真ん中に穴の開いたお鍋を使って調理する雲南料理。

言葉だけで説明するのがムズいので、図解に挑戦。
qiguo
うーむ、余計分からんか・・・。
(真ん中の具材が入っている部分が、真ん中に穴のあいた鍋のつもり)

調理前には鍋の中には具材のみを入れて、水を入れません。
お鍋の下でお湯を沸騰させ、発生した高温水蒸気を、真ん中の穴から噴き出させて具材を加熱。
蓋に凝結した水滴が鍋の中に落ちて、スープになるのだそうな。
中国の人は色々な調理法を考えますねえ。

で、お味の方は・・・。
あ!これは美味い!
豚のひき肉が薬膳なスープに浸っていて、まるでシウマイの中身のようなお味です。
中国料理らしからぬサッパリ風味。
雲南料理は素材の味を生かしたあっさり系のものが多く、日本人の舌との相性がよいように感じました。

ただし量が多いので、一人だとだんだん飽きてきます。
巨大なシウマイをひたすら食べ続けるような感じなので。

そこで登場した二品目は「銅锅洋芋饭 10元」
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スモールサイズにして頂きました。

これもかなり美味で完食。
香ばしいカリカリベーコンとお芋が入ったご飯なのかチャーハンなのか。
やや脂っこさはあるものの、これも中華料理らしからぬやさしい味付け。
ビールのおつまみによく合いました。

お1人様だと以上2品で満腹です・・・。
ビールでほろ酔い気分になって、いい感じになってきました。

それにしても、一言で「中華料理」と言っても地方によって色々あるんですね。
中国の地方には、日本人にはあまり知られていない美味しい料理がまだまだ沢山ありそうです。
中国食の奥深さに、改めて感銘を受けたディナーとなりました。

これだけ満腹になってビールも飲んで、サービス料込で総額52元のお会計でした
安っ。
これだから中国はやめられません。

この「江川三道菜」の場所はこちら。

ご参考にどうぞ。

お会計を済ませた後は・・・。
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キノコ鍋屋の周囲がやたら人々で賑わっているのを発見。

こんなような行商のおばさんが登場。
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ベトナムのような雰囲気です。

こちらは果物屋。
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マンゴーらしき果物の他に、あまり見たことのないフルーツもあり。
この果物屋と、背後のキノコ鍋屋との関連は不明・・・。
おそらくは、お鍋を食べたあとに口の中をサッパリさせるデザートをどーぞ、的なビジネスと推測されます。

キノコストリートの端っこには・・・。
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「菌王松茸園」なるお店を発見。
なにっ松茸?
松茸って、あのマツタケ?
どういう素性のものか分かりませんが、あの松茸をガツガツ頂けるお店なのだろうか?
どんなお店なのか気になって夜も眠れないので、また昆明に来たくなってしまうのでした。

というわけで、次回は滞在ホテル近くに戻り、再びマッサージの編