2016/12/31
成都旅2日目の午前。
三国志マニヤスポットの「武候祠(うーほうつー)」を見学中。
趣のある建物が沢山あります。
丸くくり抜かれた通り道が、いかにも中国風。
昔ながらの中国が感じられます。
緑色の提灯の下をくぐり抜けると・・・。
あちこちで記念撮影していたりするので、邪魔しないようにします。
竹林に囲まれた通路。
落ち着いた雰囲気に、心が洗われるやうだ。
そしてやってきたのは、「恵陵」。
劉備玄徳のお墓と言われています。
解説書はこちら。(クリックで拡大)
高さ12メートルの盛り土で、周囲は180メートルあるのだとか。
墓石に「漢昭烈皇帝之」と書かれています。
「昭烈皇帝」は、劉備玄徳のこと。
皆様ここで手を合わせていきます。
墓石の背後には、円形の盛り土があり。
まるで古墳のような感じで、結構デカいです。
盛り土の上はどうなっているかというと・・・。
普通に雑木林になっています。
この山の中に劉備玄徳様が静かに眠っておられるというわけです。
南無阿弥陀仏。
さて、引き続き園内をウロウロ。
日本のお寺に似ているようで似ていない感じ。
庭園的なものもあり。
落ち着きますねえ。
「三国文化陳列」なる施設を発見。
この建物は博物館になっていて、内部には三国時代の発掘品などが展示されています。
早速中へ入ってみる。
三国時代の人口構成図。
史実ベースでは・・・
- 魏 人口443万人 兵隊20~50万人
- 呉 人口230~240万人 兵隊15~20万人
- 蜀 人口90~94万人 兵隊8~12万人
とのこと。
国力では圧倒的に不利だったのに、よく頑張りましたね、蜀。
当時使われていた土器などもあります。
いい仕事してますねえ。
再び、味のある建物の間を通り抜けて・・・。
園内の北側へと移動します。
土
産物屋を発見。
色々な三国志グッズを調達可能です。
マニヤにはたまりません。
ん?
こ、この三国志キャラたちのレリーフは・・・。
どこかで見たことがあるような。
以前のジャカルタ旅で、華僑のお屋敷に飾ってあったものと同じですがな。
ふーむ、ジャカルタに飾ってあったのは、ここ成都で買ってきたモノだったわけですね・・・。
と、どーでもよい発見がありました。
さらに北の出口の方に向かって歩くと・・・。
「桃園」にやってきました。
三国志の冒頭で、劉備・関羽・張飛が義兄弟の契り(桃園の誓い)を結んだくだりが再現されています。
3つの石のどれが誰かはよく分かりませんが。
実際の「桃園の誓い」が行われた場所は、北京郊外の「涿州市楼桑村」なので、ここではありません。
三国志に関連したものならば、何でもありなわけです。
その他にも「孔明苑」なる、盆栽がいっぱいある庭園があったり・・・。
園内は広~いですので、隅々まで見て回ると、かなり足が疲れます。
こちらが北側の出口。
ここから小吃のお店が並ぶ「錦里」へ出ることができます。
というわけで、三国志マニヤの聖地「武候祠」潜入記でした。
若い頃に読んだ三国志の世界の興奮が蘇り、思い出深いウロウロとなりました。
成都は、こういう昔ながらの味のある場所が沢山残っていてイイですね。
次回は「錦里」をウロウロするの編に続く。