2017/08/11
昆明旅初日のお昼ごろ。
昆明市内を歩き回ってハラヘッタので、定番の雲南料理を求めてやってきたのはこちら。
雲南料理の定番チェーン店「建新园(建新園)」
石造りで趣のある店構え。
昆明市内のあちこちに支店を構える雲南料理のお店です。
なかでもここ宝善街のお店は、諸先輩方のブログでも紹介されていて有名なようです。
店内に突撃してみると・・・。
簡素なテーブルで、辛そうな麺類をすすっている人々の姿があり。
地元の人のみならず、観光客も多そうな感じです。
先に食券を買うシステム
まずは入口近くの窓口にて食券を購入する方式。
メニューは掲示されているのみ(クリックで拡大)。
一部の代表的なメニューは写真付きで紹介されています(クリックで拡大)
この「过桥米线(過橋米線)」というのが、雲南を代表する名物料理のひとつとのこと。
ライスヌードルのつけ麺みたいなものです。
トッピングする具材の多さによって、いくつか種類があり・・・
- 传统型过桥米线(伝統型過橋米線)18元
- 标准型过桥米线(標準型過橋米線)25元
- 风味过桥米线套餐(風味過橋米線套餐)40元
などから選べます。
具材はどれも似たり寄ったりなので、あまり種類を増やしても変わり映えはしません。
今回は、お肉がやや多めに見える「標準型」にしてみることにします。
中国で料理を注文するときに便利なアプリ
こういうお店では、メニュー指さしで注文しにくい雰囲気ですので、スマホに自分のほしいメニューを書いて見せるとスムーズです。
しかし中国本土は簡体字。
日本語入力システムでは入力できない漢字があるので「Hanping中国語辞書 (Android)」なる無料アプリを事前に入れておくと便利です。
「Hanping中国語辞書」を起動して、筆のマークを選ぶと、手書き入力ができます。
オフラインでも使えるのが秀逸なところ。
お店のメニューを見ながら、見よう見まねで漢字を書くと・・・。
上のほうに候補が表示されるので、コレというのを選べば簡単に簡体字を入力できます。
入力したのを店員さんに見せればOK。
画面下のスピーカーをタッチすると、普通話で読み上げてくれます。
「中国語を話して注文」にトライしたい場合は、これで発音を聞いて反復練習してから注文に挑みましょう。
ちなみに「过桥米线(過橋米線)」は「ぐぉちあお・みーしえん」
また、設定を変えれば、上の表示のように日本人にとって読みやすい「繁体字」も表示することができます。
オフラインでも使えるし、無料アプリでもかなり高機能なので気に入って使っています。
「Google翻訳」アプリでも同様のことができますが、ネット接続が必要です。
仮にネットに接続できたとしても、中国のネットでは基本的にGoogleのサービスは使えませんのでご注意ください。
いざ食券を購入
では話を元に戻して・・・。
準備が万端整ったところで、窓口にて食券を購入します。
お昼時を過ぎているにも関わらず、観光客っぽい人々が10人ほど並んでいました。
10分ほどで自分の番が回ってきたので、スマホを見せながら声でも注文します。
私「ぴぁおじゅんしん・ぐぉちあおみーしえん!(標準型過橋米線)」
店員「いーふぇん?(一份?=一人前アルか?)
私「とぅい(対=そうです)」
店員「あーるしーうーくゎい(二十五块=25元アルよ)」
私「OK」
25元を支払って、無事こんなようなレシートをゲット。
さて、これを持ってどうやってお料理をゲットするのか・・・。
「過橋米線」は2階へ
まずは1階のお料理受け取り窓口へ行ってみます。
窓口のおばちゃんにレシートを見せたところ、
「違うアルよ(怒)!上へ行きなアル!(の中国語と推測)」
怒られた・・・。
何も悪いことをしていないのに(涙)。
この1階の窓口は、過橋米線ではない普通の麺料理(雑醤麺など)用の受け取り窓口のようです。
というわけで、階段を上って二階へ。
こちらは広々としたテーブル席。
奥の方に、ライスヌードル(米線)が盛られたどんぶりがいっぱい積まれています。
先ほど入手したレシートによると・・・。
何やら指示が書かれています。
- まずは先に席を探して座り
- 座った後はスタッフが来るのを待て
とのこと。
空き席を見つけてしばらく待っていると、店員のにーちゃんが来てレシートを持っていきました。
いよいよ過橋米線を実食
そして待つこと10分少々。
待ちに待った「標準型過橋米線」25RMB がやってきました。
右のスープが鶏ガラベースのアツアツスープ。
冷めないように、表面は油膜でコーティングされています。
湯気は見えないものの、スープの入った丼ぶりはメチャ熱いのでヤケドに注意。
この「過橋米線」の解説は、ウィキペディア「過橋米線」をご参照のこと。
まずはお肉をアツアツのスープにつけてみると・・・。
しゃぶしゃぶのようにすぐに色が変わります。
お肉は柔らかくて、鶏ガラスープのやさしい味わいが浸透しています。
なかなか美味しいではありませんか。
続いてライスヌードル(米線)登場。
結構なボリュウムです。
これをスープに投入すると、スープの温度が下がってしまいます。
なので、先に加熱が必要な肉などの具材を投入し、最後に麺や野菜を入れるのが良さそうです。
では、順次具材を投入して麺を全投入。
こうなると普通のラーメンになってしまいました。
断面が丸い中太麺はツルツルとしているものの、あまりコシはなくムニュッと柔らかいです。
鶏ガラスープには胡椒も入っていて、若干ピリ辛風味も感じられました。
全体としては、味が濃すぎることもなくヘルシーな感じです。
普通に美味しく完食できました。
もちろん、味としては日本のラーメンとは比べるべくもないですが、まずは定番の雲南料理「過橋米線」を体験することができて満足のランチとなりました。
今回食した「過橋米線」の他にも、各種激辛麺料理もあり。
地元の人々は激辛麺を食べている人が多く、「過橋米線」は観光客向けのようでした。
雲南省に来たからには、一度はこの「過橋米線」を体験しておくことをお勧めします。
お店の場所はこちら。
お店の詳細はこちら(TripAdvisor)
建新園(宝善街店)