2019/01/03
上海旅初日の午後。
人民広場近くのお店で生煎のお昼ご飯を頂いた後は・・・。
「934番バス」に乗って、外灘地区へ向かって移動します。
乗るときに、上海の交通ICカード(上海公共交通カード)をかざせばOKです。
この「934番バス」は・・・。
中華地図アプリ「百度地図」で検索して見つけました。
しかし、外灘よりも少し北寄りのバス停に降ろされるようです。
まあ、いっか。
外灘を通り過ぎたあたりで下車。
ここでバスを下車したことによって、後に幸運にも難を逃れることになります。
そんなことは、この時は知る由もないのであった(意味深)。
上海の街中のそこかしこに・・・。
オレンジ色のシェア自転車「Mobike」が置かれていました。
道路には自転車とバイクの専用レーンがあり。
実際に「Mobike」を使って移動している人々を何度も見かけました。
すっかり人民の足として定着しているようですねえ。
「外白渡桥」という橋を渡って、外灘地区へと進撃。
100年以上の歴史のある有名な橋なのだとか。
橋の上で、中国人のにーちゃんに「写真を撮ってー(中国語)」と声を掛けられたので、スマホで撮影してあげました。
すると、このにーちゃん、中国語で「こうやって撮ってくれ」とか色々と注文をつけてきます。
何を言ってるのかよく分からないので、
私「ソーリー、アイム、ジャパニーズ!てぃんぷーどん!」
と言って逃げました。
その「外白渡桥」の外観はこちら。
まあ、何の変哲もない、やや古めかしい感じの橋です。
この橋に寄ったことが、この後の展開のキーポイントとなります。
黄浦江の沿岸を歩いて・・・。
上海随一の観光スポット「外灘」の中心部へと向かいます。
観光客の姿が増えてきました。
欧米系な方々も沢山いました。
実はこの「外灘」に来るのは、これが二度目。
前回来たのは、なんと2002年8月(約16年前)まで遡ります。
その2002年8月当時の写真がこちら。
16年前の自分が写っている箇所は、黒っぽく修正しております。
2019年1月に同じ場所から撮影してみました。
おお~。
かなり高層ビルが増えましたね~。
16年前の2002年当時は、まだ上海タワーや栓抜きビルはありませんでした。
当時は初めての中国旅行で、目に飛び込んで来るものが、何もかもが新鮮だった記憶があります。
そしてその16年後、同じ場所にやって来ることが出来たのでした。
何だか感慨深いものがあります。
2002年8月当時の租界地区の建物も残っていました。
道路を走る車がレトロ・・・。
2019年1月の同じ場所を撮影。
建物はほぼ変わっていないようですねえ。
自動車のデザインは新しくなりましたが。
「写真撮って!」などと言ってフレンドリーに話かけてくる中国人に要注意
16年前の写真と、今の風景を見比べながら、一人で感慨に浸っていたところ・・・。
中国人女性「%$%!ぱいじゃお?くーいーま?」
と、中国人女性2人組に、中国語で話しかけられました。
「ぱいじゃお(写真)」を撮ってくれ、と言ってきているようです。
やれやれ、またか、というわけで、租界の建物を背景に、ハイ、チーズ。
この女性2人組、中国のハルピンから来たとのこと。
あなたは何処から来たの?とか、私も日本に行ったことがあるよ、とか、英語と中国語でフレンドリーに話しかけてきました。
外灘の建物について、あれは〇〇銀行だとか、頼んでもいないのにガイドしてくれたりします。
ん?ハルピンから来たのに、なんでそんなに上海に詳しいん?
最初は、普通にフレンドリーな旅行者なのかな、と思っていたのですが、だんだん怪しくなってきました。
中国人女性「北の方に行くと、有名な橋(外白渡桥)があるから、一緒に見に行こうよ!」
みたいなことを言ってきます。
私「我已経去了=その橋はもう行った(から行かない)」
と、お断りするも、
中国人女性「橋の近くに、いい茶館があるので、そこで一緒に休憩しましょう!」
みたいなことを言ってきます。
いや、だから、そっち方面から歩いて来たから、もう戻りたくないのよ。
と、何度説明しても、橋へ行こう、茶館へ行こう、と何度も誘ってきます。
さすがにこれは怪しいでしょ!というわけで・・・。
私「我已经去了!再見!(そこはもう行ったから!バイバイ!)」
と言って、全力で逆方向に歩いて振り切りました。
その後、Googleで「外灘 話しかけてくる」で検索してみたところ・・・。
「中国茶詐欺」「ぼったくりバーへの勧誘」などの記事がザクザクと出るわ出るわ。
観光客相手にフレンドリーになってから、茶館やバーに連れ込み、法外な料金を要求するヤツらがいるらしい、とのこと。
あぶない、あぶない・・・。
ついていかなくて正解でした。
今思えば、バスで行き過ぎて「外白渡桥」方面から歩いて来たおかげで、辛くも難を逃れたことになります。
もし、別の方向から外灘に来ていたら、まんまとついていってしまったかもしれません・・・。
さらにこの後、南京東路や豫園でも、次々とアヤシイ人に話しかけられました(笑)。
もう手口は分かっているので、カタコト中国語の練習に利用させて頂き、さっさと別れました。
特に日本人のおっさん1人旅は狙われやすいみたいなので、被害に遭わぬよう充分にお気を付けくださいませ。