香港食その74 明記海鮮酒家@流浮山

スポンサードリンク

2012/09/15
香港旅行2日目の昼前。
バスで流浮山までやって参りました。
流浮山は、香港の辺境にある海鮮料理の穴場として知られる小さな集落です。
現在時刻は午前11時30分。
土曜日ですが、まだ観光客は少なく海鮮料理屋は閑散としています。
お昼を過ぎると人が増えてくると予想されますので、今のうちに一人海鮮を堪能しましょう。

openriceで好評らしい「明記海鮮酒家」へ。
IMAG2126
オバちゃんに「げいわい?(何人?)」と聞かれて1名、と答えると、2人用のテーブルに案内されました。

店内は少し狭いですが、キレイです。
IMAG2120
近くに別店舗もある様子。

海鮮メニュー(クリックで拡大)
IMAG2108
シャコとかエビとか。
お値段は「時価」なので、店員さんと要相談です。

炒麺、チャーハン類(クリックで拡大)
IMAG2113
「小」でも、2~3人分ぐらいの量が出てくると予想されますので、今回はパス。

野菜・スープ類。(クリックで拡大)
IMAG2114
他のお客さんを見ていると、大抵は1品野菜を頼んでいる様子。

クーラーの送風口が真上にあって、ちょっと寒いっす。
海鮮メニューを眺めていると、店員のオバちゃんが声をかけてきました。

おば「カンカン・ハイシン?(看看海鮮?=シーフード、見てみる?)」
私 「OK!」

席を立って、お店の対面にある海鮮食材店へ。
IMAG2095
土曜日ということもあって。たくさんの食材が水槽で泳いでいます。

私の大好物のデカシャコがいる!
IMAG2123
ただこのシマシマタイプのシャコはまだ食べたことがありません。
お店のにーちゃんが、これにする?みたいな感じで勧めてきます。

私 「ハウマッチ?」
にーちゃん 「%&$&#%」

やっぱり、英語は通じませんねえ。

私 「げいどーちん?(幾多銭=いくらですか?の広東語)」
にーちゃん (爆笑)

イヤイヤ、笑ってないで、値段教えてよー

私 「どぅおしゃおちぇん?(多少銭=いくらですか?の北京語)
にーちゃん 「’&%’&%#、’&%&’%”’%#(」

にーちゃんは盛んに、「コレ?」みたいな感じで、ビニール袋にシャコを入れようとします。
なんかよくわからないので、大きめのシマシマ・デカシャコを指差して選んでみました。
にーちゃんは、それをビニル袋に入れて、お店の奥へ。
ついていくと、お店の奥には重さを量る機械がありました。
それでシャコの重さを計って、計算機をたたいて値段を見せてくれました。

あー、なるほど。
重さを量らないとお値段が出せないわけですね(そりゃそうだ)。
きっとさっきは「重さを量って値段出すから、どれか好きなの選びな!」と言っていたのでしょう。

で、提示されたお値段は「105」。
おー、今まで食べたデカシャコはだいたい180~220HKDだったので、随分安いです。
ただ、今までのシャコよりも少し小型だったからかもしれません。

にーちゃん「はお・ぷーはお?(好不好?=いいかい?の北京語)」
私 「好!」

あと、そのほかの海鮮をいろいろ勧められましたが、マテ貝を選ぶことに。
IMAG2124
縦長の笛のような形の貝です。
食べてみるのは今回が初です。
にーちゃんが、ひと掴み分をビニル袋に入れて、計量して、お値段は「54」

にーちゃん「はお・ぷーはお?」
私「はお!」

貝とシャコが入ったビニル袋は、料理店のオバちゃんへと手渡されます。
オバちゃんには、料理方法を指定します。

シャコは、ジウイム=椒鹽=ガーリック揚げ
マテ貝は、シージウチャウ=豉椒炒=醤油コショウ炒め

豉椒炒は、発音が分からなかったので、メニューを指差しして指定しました。
このへんのゴタゴタしたやりとりも、海鮮の楽しみの一つです。

なんとかオーダーが終わって、青島大瓶で一服。
IMAG2107
ぷはー、昼からビールはうめえ・・・。

まずは、マテ貝登場。
豉椒炒聖子
IMAG2116
貝の身の部分が、殻と分離されているので、手を汚さず身の部分のみどんどん食べられます。
やや味は濃い目ですが、ビールのツマミに最高です。
醤油とコショウがよく染みていてウマイっす。
最初はアツアツで良かったのですが、クーラーの冷風ですぐに冷えてしまいました・・・。

しばらくして、デカシャコ登場!
IMAG2117
あれ?ガーリック炒めじゃない・・・。
マテ貝と同じ、豉椒炒(醤油コショウ炒め)になっちゃった。
これは、コミュニケーション・ミスです・・・。
ま、たまには別の調理法のシャコでもいいか。

シャコの殻をベリッとはがして身を露出させます。
IMAG2118
ホクホクで、甘くてウマイっす!
シマシマのデカシャコは、少し小さめでしたが、カラが薄くて食べやすいです。
ハサミがなくても、手でカラが剥けました。
キャベツが下に敷かれているのも、ポイント
高いです。

野菜は、ガイランにしました。58HKD。
IMAG2119
マテ貝の味が濃いのも、野菜と一緒に食べると丁度いい感じです。
写真では分かりませんが、「小」を選んだにも関わらず、3人前ぐらい出てきました。
さすがにこれは完食できず・・・。

最後は、頼んでいないけどフルーツが出てきました。
IMAG2121
有料なのか、サービスなのか分かりませんでしたが、おいしく頂きました。
(お茶代とあわせて8HKDだった模様)

お会計は、合計350HKD。
IMAG2122
改めてレシートを解析してみたところ、内訳は・・・

・デカシャコ:105HKD
・マテ貝:54HKD
・油菜:58HKD
・果物とお茶:8HKD
・青島ビール:25HKD
・調理代:100HKD

とのこと。
調理代がちょっと高いかもです。
もう少し言葉ができれば、値切れたりしたかもしれませんね。
でも、マテ貝もシャコも美味しく楽しく海鮮を堪能できましたので、満足です。