2015/04/30
この日、ゴールデンウィークを利用して成田空港をから海外へ向かう機会があり、第2ターミナル・出国エリアに新しくオープンしたばかりの「NARITA SKY LOUNGE和」に行ってみました。
「LOUNGE」とは言っても、航空会社やカード会社のラウンジではなく、一般の空港利用者が快適に待ち時間を過ごせる空間となっています。
場所はこのあたり。
第2ターミナルの本館とサテライトを結ぶ建造物のほぼ全域です。
以前走っていた交通システムは撤去され、ここしばらくは工事中になっていました。
その一方で、土産物屋「AKIHABARA」の手前のエスカレータの吹き抜け空間が工事中になりました。
水とか日焼け止め等を販売していて便利だった売店や、シャワールームも閉店中ですので要注意です。
今後、どのようにリニューアルされるのか楽しみです。
ターミナル本館の凸部分の先端部にあった土産物屋「AKIHABARA」は絶賛営業中。
日本のお土産を爆買する外国人の方々が多数。
天井には中国で縁起が良いとされている魚のオブジェが多数。
この「AKIHABARA」の中央部分が「モーゼの十戒」のごとく2つに分離されて、その間に通路が出現しました。
この通路を先に進むと、サテライトに向かう通路と「NARITA SKY LOUNGE」があるというわけです。
先に進むと、下りエスカレータが出現。
ここからは、今回初めて見るゾーンになります。
左右に動く歩道があり、サテライトへと行き来が出来るようになっています。
中庭のような空間に建築物があり。
この建物があるせいで、サテライトへの通路が左右に分かれています。
邪魔だなー。
しかしこれは管制塔。
正確にはグラウンドコントロール(誘導路や駐機場の航空機を管轄)のタワー。
これは取り壊すわけにはいきません。
管制塔の向こう側で左右の通路が合流し、広い空間になっています。
ここからが「NARITA SKY LOUNGE和」。
座ったり、ごろ寝ができる広い椅子あり。
マッサージ店「Raffine」もあり。
広いキッズスペースもあって、お子様連れにも便利そうです。
ここは「GALARY TOTO」
要するにトイレなわけですが、日本が世界に誇るトイレメーカー「TOTO」とのコラボによる、最新のトイレスペースとのこと。
迷路のような内部には、いびつな形の個室があります。
男性トイレでも個室トイレしかないので、「小」だけをご所望の方は少し戸惑うかもしれません。
各個室の中はこんな感じ。
最新型のウォシュレットを装備したトイレ。
出来たばかりなので、かなり清潔です。
ウォシュレット使用後は、ウォシュレット自身がノズル等を洗浄する(様子が分かる)ようになっています。
・・・と、ミョーンと自動的にフタが開きました。
こ、こいつ、動くぞ・・。
さすが新型。
これも今流行りの「おもてなし」ということなのだろうか。
室内には「赤富士」の写真。
なんか
落ち着きます。
洗面所や着替えスペースもあり。
日本と気候の異なる場所に出かける場合など、服を着替えるのにも便利です。
ただ、いかんせん部屋数が限られていますので、満室だと待たされることになりますが。
トイレを出た後に、人力車コーナーを発見。
お値段はなんと無料。
平日の13:00~17:00のみの運行とのこと。
期間限定ものなのかどうかは不明。
その先には、お待ちかねの?無料の休憩スペース。
テレビを見ながらくつろげる場所あり。
足乗せ台もあるので、仮眠もできそうです(乗り過ごし注意)。
24時間営業の羽田空港国際線にこそ、こういう施設を作ってほしい。
こんなような仕切られたスペースもあり。
各「溝」の中にもリクライニングチェアがあります。
「溝」の中の様子。
こんなようなプライベートな感じの空間となっています。
側面の壁にはコンセントあり。
スマホやノートPCを充電できて便利です。
ここが使えれば、航空会社のラウンジに入れなくても十分快適に過ごせそうです。
マッサージ・チェアもあり。
さすがにこれは有料。
その奥にはカフェコーナー。
広々としていて、くつろげます。
さらに奥に行くと、再び休憩スペースです。
自由に座ったり、横になったり、荷物を整理したりできるので便利。
早速、横になっておられる方もあり。
乗継待ちの外国人旅客と思われる。
ジャパニーズ・タタミもあり。
温泉旅館の待合所のようです。
そこかしこに、コンセントが装備されているのが素晴らしいです。
休憩しながらスマホやPCの充電ができて便利です。
そして、この先はサテライトへとつながる通路となっています。
「NARITA SKY LOUNGE和」はここまで。
成田空港の広い敷地を生かして、航空会社のラウンジが使えない人々でも快適に過ごせる空間を作りました、ということのようです。
第1ターミナルにも同様なのを作って欲しいですねえ。
ただ搭乗ゲートによっては遠くなってしまうので、使える場面は限定されてしまうかもです。
先月オープンしたばかりのLCC用の第3ターミナルと合わせて、羽田空港国際線との競争がさらに激しくなりそうです。
その結果、利用者にとってさらに快適・便利になってくれることを期待しましょう。