東京で香港食その2・香港贊記茶餐廳@飯田橋

スポンサードリンク

2015/04/11
GW特別企画・東京にいながらにして香港を体験しようの第1弾です。

やや遡って、2015/04/11のこと。
2015年の3月末に突如「飯田橋に茶餐廳が出現した」との情報を獲得。
なんでも香港人スタッフーが働いていて、東京にいながら本場の香港を体感できるのだという。
これは行ってみるしかありません。

・・・というわけで、土曜日の開店時間(AM11:30)に、飯田橋のとある路地裏に激しく到着。

香港贊記茶餐廳(ほんこん・ちゃんき・ちゃーちゃんてん)
CCC_2015APL_PIC006_R
AM11:30開店直後はお店の半分が埋まっている程度でしたが、12:00になると店内はほぼ満席。
お店の外にまで行列ができ始めるという繁盛ぶりでした。

で、店内に入るやいなや、

店員さん「げいわいや~?(何名ですか?の広東語)」

・・・と聞かれるはずはなく(お約束)、普通に「何名サマデスカ?」と日本語で尋ねられました。
1名、と答えると、「相席デスケド、ヨロシデショカ?」とのこと。
香港のように容赦なく相席にしないところが日本的対応です。

相席モウマンタイ(無問題)ということで、4人テーブルの対角線上に1名の先客様がいて着席。
CCC_2015APL_PIC002_R
香港だと、真正面に1名様がいても激しく相席になりますが、そこまでにはなりませんでした。

店内は新しくてかなりキレイです。
もちろん翡翠台(TVB)が放映されているテレビはありません。
お店の奥にはビクトリアピークの昼間の景色の写真パネルが飾られていて、香港気分が盛り上がります。

ホールの店員さんはカタコト日本語の若い女性の店員さんとPSYに似たオジサン店員さん。
厨房のメンバーとの業務連絡では、
「やっこー、ふおといだーんさんみんちー!」
などと殺伐とした広東語が激しく飛び交い、本場の香港の茶餐廳の雰囲気が感じられるのが感動的です。
店内には、広東語を話す香港人や普通話を話す中国系のお客さん多数。
あやしげな広東語を操る香港マニヤな日本人も多数(私もその一人ですが・・・)。

テーブルの上のメニュー。(クリックで巨大化)
CCC_menu_PIC001_R
香港でもおなじみのハム卵サンド(火腿鶏蛋三文治)などのサンドイッチ類、パイナップル・パン(菠蘿飽)もあり。
筆者好物のクラブ・サンドイッチ(公司三文治)はない模様。
香港の茶餐廳ほどメニューの種類は多くありません。
流暢な日本語のメニューですので、広東語を解析する必要もありません。
日本円で支払い可能です(香港ドルも使えるかどうかは店員さん次第?)

さらにテーブル上には、香港の本場の「茶餐廳」の説明がありました。
(クリックで拡大可能だけど読めるかどうか微妙)
CCC_inst_PIC001_R
以下、記載の一部を抜粋。

===
茶餐廳は温室育ちの日本人には敷居が高いんです。
1、茶餐廳は日本語は勿論、英語は通じない。広東語のみ。
2、茶餐廳は大抵汚い
3、茶餐廳は大抵混み合っている
・・・
茶餐廳に入ると「幾位?(ゲイワイ?)」と聞かれます。
===

・・・などなど、マニヤな方はついニヤけてしまうことでしょう。

店員さんを呼んで、発注作業に入ります。

私「ハムタマゴサンドと・・・」
店員「ハムタマゴサンド、デスネ」
私「イッ、ないちゃー(熱奶茶=ホットミルクティー)」
店員「ヤッコー(一個)、イッ、ナイチャー(熱奶茶)」
私「ぽーろーぱう(菠蘿飽=パイナップル・パン)」
店員「バター、ツケマスカ?」
私「あ、バター付きでお願いします」
店員「ゴチュモン、クリカエシマース。ヤッコーイッナイチャー、ヤッコーハムタマゴサンド、ヤッコーポーローヤウ」
私「はい、お願いしまーす」

広東語まぜこぜで発注完了。
もちろん全部日本語でも発注可能です。

10分ほどして食品が登場。
CCC_2015APL_PIC004_R
熱奶茶(ホットミルクティー)280円
ハムタマゴサンド350円
菠蘿油(菠蘿飽+バター)220円

お値段は香港の約2倍ぐらいでしょうか。
奶茶は本場並みに濃厚。
砂糖は入っていないので、激甘にしたい方はテーブルの砂糖を自分で投入しましょう。
ハムタマゴサンドは、パサパサッとしたパンにアツアツのスクランブルエッグ&ハムが挟まっていて、香港の本場の風味が再現されています。
菠蘿油も、クッキーのようにカリッとした甘い表面と、ひんやりしたバター風味が美味しいです。

ちなみにこの日のランチセットメニューは・・・。
CCC_setmenu_PIC001_R
A : 可楽鶏扒飯(コーラで煮たチキンライス)+コーヒーor紅茶 880円
B:蠔皇豆腐肉砕飯(オイスター味豆腐かけご飯)+コーヒーor紅茶 880円
とのこと。

このお店の価値は「美味しいこと」よりもむしろ、東京にいながら「本場の香港」が体験できることだと思います。
是非このままの「港式」で突き進んでほしいところです。
忙しくて香港に行く暇がない~という香港マニヤの方は是非どうぞ。

詳しいお店の場所や営業時間は「贊記茶餐廳」をgoogle等で検索してくださいませ(手抜き)。
誰か「許留山」も作ってくれないかなー。

その他のお店はこちらをどうぞ。
東京に居ながらにして香港に行った気になれるお店一覧