殊海食その2 大天然酒楼@湾仔海鮮街

スポンサードリンク

2011/12/31
大晦日のお昼は、マカオの内港フェリーターミナルから殊海の湾仔口岸に渡って一人海鮮にトライすることに。
まずはターミナルビルの2Fでフェリーチケットを購入し、出国審査が始まるまで待ちます。
出国審査では、パスポートとマカオの出国カードを提示。出国カードは回収されます。
乗り場へ向かってしばらくすると、船がやってきて乗っているお客さんが下船し終わるのを待ちます。
IMG_4570
乗る船はこんな感じ。

対岸へは5~6分ほどで到着します。
もちろん対岸はもはやマカオではなく、中華人民共和国ですので、気が抜けません。
入国審査の前のテーブルに、入国カードの記入場所があるので、ここでカードをゲットして記入しましょう。
(多くのお客は中国人なので記入しませんが、外国人は記入が必要のようです)
入国カードとパスポートを係員に提示して入国です。(入国カードは回収されます)

入管を抜けると、タクシーorバイクのおっちゃんが寄って来ました。
相手にするのがメンドクサイので断ります。

で、敷地を出て目の前の大通りを横断します。
信号がないクルマがビュンビュン走っているところを、渡るのでコワイです。
左へしばらく歩くと、下の写真のようなピンク色の建物が見えてきます。
IMG_4575
建物のほうを内陸に向かって適当に歩き回ると、海鮮街に到着します。
片側に海鮮食材屋、もう片側に調理してくれるレストランが並んでいます。
IMG_4576
伊勢エビとかシャコ、謎の貝類など、海鮮の種類はいろいろ。

観光地なので、まるで北海道の観光地の朝市のように呼び込みが超盛んで圧倒されます。
IMG_4579
「らおぱーん!らおぱーん!(社長!社長!)」
と。右から左から声をかけられます。もーウルサイ。
基本的に中国語(北京語 or 広東語)です。英語・日本語はまず通じません。

例によって、巨大シャコが食べたかったので、まずは端から端まで歩いて、取り扱っている箇所をチェック。
この日は、3箇所ぐらい巨大シャコの箱がありました。
戻りながら、店の兄ちゃんにお値段を聞きます。

我 「どぅおしゃおちぇん?(多少銭?)」
兄ちゃん「イー↓パイパースー↑(一百八十)」

「十」は北京語では巻き舌の「しぃー↑(shi)」ですが、ここ広東省では「スー(si)↑」と発音されるようで、「スー↓(四)」と紛らわしいです。
180元。日本人だからか、高いなあ・・・。
香港の金山海鮮酒家で巨大シャコを食ったときは調理込みで180HKDでした。
こっちは元だし未調理なので、香港より割高になってしまいます。

我 「いーぱい(一百)」
兄ちゃん (おいおい、みたいな感じで、ニヤッ として) 「%&#%’&!」
我 「???」
兄ちゃん 「イーパイチースー↑(一百七十)」
我 「ぐい。バイバイ(高いよ、さようなら)」
兄ちゃん 「!”&%’&%’!!!!!!!」

10元しか負けてくれないので、他の店に行くことにしました。
去り際に兄ちゃんが激しくデカイ声で何か叫んでました。
たぶんもっと負けてくれるような感じでしたが、無視して次の巨大シャコの水槽のある店へ。

我 「どぅおしゃおちぇん?(多少銭?)」
オバちゃん 「イー↓パイパースー↑(一百八十)」

さっきと同じかよ!
きっと、どこの店で買っても結局同じなんだろな、と理解。
またさっきと同様。

我 「いーぱい(一百)」
オバちゃん 「%&#%’&!」
我 「ティンプードン(何言ってるか、ワカリマセン)。いーぱい(一百)、OK了?」
オバちゃん 「#%$! イー↓パイ リュー↓スー↑(一百六十)」
我 「バイバイ!(さよなら)」
オバちゃん (超デカイ声で) 「$%#’&%'”#&%$'”#&%!!!!」
オバちゃん 「イー↓パイ ウ~スー↑(一百五十)」

150元か・・・。
まだ高いけど、さらに値切るための語彙もないし腹もヘッタし、もういっか・・・。

というわけで、巨大シャコ1匹を150元で購入。
巨大シャコはビニール袋に入れてもらって受け取ります。
写真を撮り忘れましたが、デカイ元気のいいシャコでした。

それを持って、すぐさま対面のレストラン「大天然酒楼」へ。
IMG_4577
同じようなレストランがたくさんあるのですが、ドコがウマイのかとか全くワカリマセンので適当に。

店の前にいた娘に、巨大シャコの入ったビニル袋を渡すと・・・

娘 「#&%#&? チャオ(炒)?」

うーん、たぶん調理方法を聞かれてるんだろうなー、と想像。

私 「ジウイム(椒鹽=スパイシー揚げ)」
娘 「はおだ♪(好的)」

おお、一か八かの会話成立。
唯一、広東語で覚えている海鮮の調理方法「ジウイム」。
巨大シャコ1匹あれば、ビール1本ぐらいいけそうなので、ザッツオールで。

その後、私「イーガレン(一人です)」と告げて、中の円卓テーブルに案内してもらいました。
店内は半分ほどの客の入りで、制服を着た役人ぽい人々もいました。
高級なお店なのかなあ。

とりあえず、メニューを出してきたので、メニューを吟味。
写真つき・中国語のみメニューでした。
服務員は、鶏肉食うか?とか勧めてきましたが、明らかに一人では食べきれない量の写真だったので「不要」。

我 「チンタオ・ピージュウ(青島ビール)」
服務員 「OK!」

ビールを飲んでしばらく待っていると、巨大シャコのスパイシー揚げキター!!
「椒鹽瀬尿蝦 」+青島ビール
IMAG0439
期待通り、ニンニクチップ付きできました。
うまそう~!

早速手でカラを剥こうとしたものの、アチチ!!
揚げたてなので熱いし、トゲトゲのカラで痛いし、コレ一体どうやって食えと?
・・・と四苦八苦しているのを見かねた服務員がやってきて、

服務員 「ヤオ・プヤオ(要不要)’#&%’&? (ハサミで切りましょうか?と想像)」
我 「ヤオ!(要る!)」

で、服務員さんにハサミでチョキチョキと殻を切ってもらいました。
IMAG0440
ウホー、おいしそうなプリプリの身が露出しました。
ホクホクの身に夢中でかぶりつきます。
さすがにさっきまで生きてた超新鮮なので、身は甘くておいしいです。
スパイシーなニンニク粉とよく合います。
そしてビールがどんどん進む。ううう、なんたる幸せ。
細い足の部分も、よくよく噛めばバリバリと食べられました。

で、巨大シャコ1匹の調理代+青島瓶ビール1本で、お会計は40元。
まあ、こんなもんでしょう、というわけでお会計。

湾仔フェリーターミナルから、マカオに戻ります。
IMG_4589
湾仔からの出国時、今度は出国カードを記入してパスポートと共に提示します。
→出国カードは回収されます。
マカオ入国時は、マカオの入国カードを記入してパスポートと共に提示します。
ここは香港→マカオ入国と同様で、入国カードのシートをベリッと剥ぎ取られて出国カードのシートを返却してもらいます。
で、無事マカオに戻って参りました。

サッパリしたものが食べたいな~といことで、次回はデザートです。