ドイツ旅2012/GW テルメン・アム・ヨーロッパセンター@ベルリンで蒸されるの編

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2012/05/01
ベルリン滞在3日目の午後。
昼ごはんのあとは、路線バスに乗って移動し、ベルリン動物園近くにあるスパ施設「テルメン・アム・ヨーロッパセンター」に行ってみることに。
公式web pageはこちら。(ドイツ語のみです・・・)
残念ながら、写真はありません(入り口の写真ぐらい撮っておけばよかった・・・)。
温泉ではなさそうですが、ベルリン市内にある温浴施設ということで突撃してみたかったのです。

まずは、1Fの入り口は回転ドアになっており、中に入ってエレベータに乗ります。
このエレベータは、手前のドアを手で開けてからエレベータの中に入るという、へんちくりんな2重構造になっています。
受付階で降りると、オバちゃんがいるので、入場料金を払います。
どうもこの施設、あまり観光客向けではないようで、オバちゃんもあまり英語ができないようです・・・。
正確なお値段は忘れてしまいましたが、大人1名で18ユーロぐらいだったと思います。
さらに、バスタオルをレンタルで4ユーロ。
サウナ風呂とかリクライニングチェア等に座るときには、お尻の下にタオルを敷くことがマナーとなっている上に、移動するときに前を隠す必要もありますので、バスタオルは必須です。

あと、サンダルもあったほうがよいです。
地元の皆さんは皆マイ・サンダルを使っており、施設からは支給されません・・・。
私は今回裸足でウロウロしましたが、ところどころ滑るところもあるし、あぶないのでレンタルしたほうがよいかもです。

受付でロッカーキーを受け取って、男女別のロッカールームに向かい、服を脱ぎます。
腰にバスタオルを巻いて、施設内へGO!

施設内には・・・

・サウナ風呂 (ドライサウナ、ミストサウナなど数種類)
・水風呂
・お湯の風呂
・プール(屋外・屋内)
・リクライニングチェア(屋外・屋内)
・レストラン(ビールあり)

などがあり、結構広いです。
例によって男女混浴ですので、男女入り乱れて全裸でリクライニングチェアに寝そべっています。
リクライニング・チェアは屋外にもあり、これまた男女が全裸で日光浴などしています。
ただ、街中にあるため周囲のマンションとかビルから丸見えとなってございます。
あまり地元の皆さんは気にしていないようですが・・・(汗)。

サウナ風呂では全裸が義務ですが、プールとか日光浴する屋外は水着着用可なので、さすがに若い女性は水着を着ている人もいます。
やはり、お客さんはご高齢の方が多いです。
今日は火曜日なのですが、人が多く、リクライニングチェアはほぼ満席です。
火曜日とはいっても、今日5/1はメーデーで祝日なんですね・・・。

風呂に入ったり、サウナ風呂に入ったりして、ダラダラすごしました。
女性専用ゾーンには「WOMEN ONLY」とか英語で書いてあって助かりましたが、案内表示はほとんどドイツ語表記のみです。
周囲のドイツ人の行動をよく見て、イリーガルな行動をとらないよう気をつけましょう・・・。

施設の中央部分にレストランがありますが、ここはガウンなど上着を着ている人用らしいです。
私はそれを知らぬまま、腰にバスタオルだけ巻いた格好でコーラを注文しようとしたところ、太った店員のオバちゃんがやってきて、「ガウン持ってないの?」などと聞かれ、優しくルールを教えてくれました。

ガウンを持っていない人は、専用の別室(男女別?)があって、そこでなら注文してよいルールのようです。
ふーむ、一種のドレスコードみたいなもんですかね。
その別室では、私と同じ格好をした男が食事をしていました。
私はコーラを一杯だけ頂いて、部屋から出るときに現金でお会計しました。

高温のサウナ風呂の入り口には、ホワイトボードになにやら時刻が記載されています。
その時刻の前になると、サウナ内は老若男女で満室になります。
いわゆる「ロウリュウ」のような儀式が行われる時刻のようです。
私も地元の人々に混じって軽い気持ちで体験してみることにしました。

満員のサウナ風呂でお尻の下にバスタオルを敷き、待っていると、やたらとたくましい大男が入ってきて、各人にたっぷりの塩を配りはじめました。
なんだこれ?
周りの人はその塩を体中にすりこんでいますので、私もその真似をします。
塩に汗を染み込ませることによって、発汗を促進させるものなのですかね?

塩を配り終わると、大男は持ってきたタオルをブンブン振り回して、部屋内の空気を攪拌します。
熱気が伝わってきますが、まだ大したことはありません。

次に大男は、アロマ入りの水(お湯?)を、サウナの熱源である焼け石にジュワ~とかけます。
水は一気に蒸発して、室内の温度・湿度が一気に上昇します。
これ、ムチャクチャ熱いです!!
ものすごい勢いで汗が噴出してきます。
さらに大男はタオルをブンブン振り回して熱気を吹き付けてきます。
もう、私を調理する気ですか?っていうぐらいハードです。
皆さん耐えていますが、私はちょっと頭がクラクラしてきました・・。
しかし、ここで外に出ようとすると室内の熱気が失われてしまい、他の人の迷惑になるので、出たくても出られません。
少しずつ室内温度が下がってくるので、じっと耐えます。

すると、やおら大男がサウナ室のドアをガチャッと開けて、そこから速攻で何人かが外に脱出していきました。
私は、後ろの方にいたのと、突然の出来事だったために脱出し損ねてしまいました (><)

ドアはすぐに閉じられ、再び焼け石にジュワッ~が始まりました。

ぐわぁあああああ。あちいいいい~。

再びものすごい発汗です。もう脱水症状寸前です・・・。
でも、こんなところで日本男児がギブアップするわけにはいきません。
「根性~KON-JO~」でじっと耐えます。
大和民族をナメるなよ!

なんとか2回目を耐えぬいて、儀式は終了しました。
全工程で10分程度だったでしょうか。
もう速攻で脱出して、冷たいシャワーで冷却っす!
はぁーギリギリ助かった・・・。あと1分長かったらヤバかったかも・・・。
これ、ホントに健康にいいんですかね?

しばらく椅子に座ってグッタリ。
ほどよく回復したところで、今度は喉がカラカラに渇いてきました。

そろそろ施設を出て、どこか近くでビールを飲むことにするか・・・。
というわけで、ロッカ
ーに戻り、服を着用して、バスタオルを受付に返却すると、出口のゲートを出るためのカードを貰って退出です。

初のロウリュウ体験はキツかったですが、よい思い出になりました。
というわけで、次回は再びドイツ食&ビール編です。

以上、長文失礼しました。