2012/06/02
香港マカオ旅行2日目の朝。
路線バスに乗り、朝食を求めて内港近くの水上街市付近にやって参りました。
信号がないので、地元の人が道路を横断するのにくっついて渡ります。
目的地は「青洲灶記」。
案内の張り紙にしたがって進みましょう。
「第一分店」ということは、第二分店もあるのかしら?
お店に到着。
某歩き方によると、元々は青洲にあったローカルな屋台食堂だったのだそうな。
今年になって、マカオ当局によって屋台からの立ち退きを余儀なくされたのだそうな。
そんな昔ながらのローカルメニューを求めてここにやってきたかったわけです。
早速お店に突入!
2年ほど前は、こういうローカル店に入るのには勇気が必要だったものですが、慣れとは恐ろしいもので、今では躊躇なく突撃できるようになってきました。
例のようにお店のオバチャンに「げいわいや~?(何名様?)」と聞かれたので、「ワン!」。
店内は、ローカルのお客さんで満席でした。
2Fにも席があるようで、「上あがっていい?」とジェスチャーで示したところ、なんとなく上がって良さそうな感じだったので、2Fへ。
おお??
2Fには私一人ですか・・・。
やたらと低い年季の入った腰掛です。
釣りとかに使う折りたたみの座椅子のようです。
某歩き方によると、これは屋台営業時代の腰掛で、今は作れる職人さんがいなくなってしまったという貴重な物だとか。
貴重な文化財?なので、壊さないようにそうっと座ります。
すると、オバちゃんが「そっちはクーラーが壊れてるよ。こっちはクーラーの風がくるから涼しいよ(と推測)」と教えてくれましたので、涼しいほうの席へ移動。
親切だなあ(泣)。
こういうお人柄が地元の人々に絶大な支持を得ているんでしょうねえ。
さて、メニュー表面はこちら。(クリックで拡大)
飲み物、麺類、パン類各種。
別の具材の追加(雙拼)は、6MOP追加。
卵追加(加蛋)は、5MOP追加。
お肉系具材の2種類盛り(雙拼扒類)は、10MOP追加。
麺の種類変更は、無料。
ただし麺を出前一丁に変更するのは、3MOP追加。
大盛り(加底)は6MOP追加と、オプション説明もあります。
うーむ、メニューが多彩すぎてお目当てのものが見つかりません。
そうこうしているうちに、お店のおじさんがオーダーを取るべく私の横にスタンバっています。
指差し注文ができないので、筆談注文作戦でいきます。
メモ用紙に「猪扒炒通粉」と書いて、お店のおじさんと一緒に「じゅーぱー・ちゃおとんふぇん」と発音を確認してオーダー完了。
なんか楽しい♪
凍奶茶=どん・ないちゃー=冷たいミルク紅茶 10MOPも、忘れずに発注。
砂糖控えめでよい感じでした。
レトロな家具に囲まれて、2Fを貸切状態です。
1Fは満席なのに、なんか申し訳ないですねえ・・・。
そしてメインディッシュ登場。
猪扒炒麺・改通粉=豚肉のカツレツ焼きそば・麺をマカロニに変更) 25HKD
見た目ほど味は濃くないので、毎日食べても飽きないカンジです。
猪扒は、やわらかくてジューシー。醤油味が効いています。
マカロニは、ツルツルすべってお箸でつかみにくいですが、お肉と一緒に頂くとバランスがよくておいしいです。
あと、秀逸なのがシャキシャキのモヤシです。
トウモロコシのような甘みがあって、いいアクセントになっております。
マカオB級グルメ上位に食い込むこと間違いなしでしょう。
お会計は1Fのレジにて。
レジのお兄ちゃんが、たどたどしく「さ、サーティ・ファイブ・・・(35MOP)」とおっしゃるので、私が「さーむさっぷ・んー?(三十五、の広東語)」と聞くと、「さーむ・さっぷ・んー!」とのこと。
満足の一皿に出会えて、楽しい朝食となりました。