マカオ食その70 鮨味亭＠新橋・賈伯樂提督街

2013/06/23
香港マカオ旅行2日目のお昼。

お昼ごはんを求めて、ワルドホテル近くのバス停「厦門街/理工」から28Cバスに乗り、盧廉若公園で下車。
少し歩いてこちらのお店にやってまいりました。

「鮨味亭 SUSHIMITEI」

観光地から少し離れたマカオ半島中央部の一角にあるお店です。
マカオで初めて、日本食にチャレンジです！

入店すると、店内かなり混雑していました。
地元のファミリーが多かったです。
マカオでも日本食が人気なんですねえ。
テーブル席待ちのファミリーが何組かいましたが、一名だというと、カウンター席にすぐ案内されました。
カウンターの対面には、日本の寿司屋のようにガラスケースに寿司ネタが並んでいて、その向こうでは板さん？が一生懸命お寿司を握っています。

メニューは、日本語表記ありで分かりやすいです。（クリックで拡大可）

「鰻とバナナ巻き」
「スウィートポテトと鰻巻き」
「マンゴーとサーモンとクリームチーズ巻き」
・・・
日本ではありえない外国仕様の巻き寿司が盛り沢山です。
マンゴーとか甘いフルーツをお寿司にするってどーなのー？
（マカオに限らず、海外のお寿司屋さんではよくあることですが・・・）
変テコなロールだけでなく、普通のマグロの握りとかもありましたのでご安心を。

飲み物は、ジャパニーズ・サケでしょ！

面白い器に入ってきました。
ガラスの器の側面に穴、というか窪みがあって、中に氷が入っています。
お酒に直で氷を入れるわけではないので、中の日本酒を薄めることなく冷やし続けることができます。
この器、結構いいかも。
でも酔っ払って不用意に容器を傾けると、溶けた氷水がこぼれてきて、周りがビショビショに濡れてしまうという諸刃の剣。
でも、久しぶりの日本酒は、ちょっと辛口でおいしゅうございました。

一品目は、このお店の名物メニューらしいこちら。

「三文魚寿司薄餅(日本語表記：サーモン寿司ピザ)」38MOP

こ、これは・・・。
果たして寿司なのかピザなのか・・・。
写真では見えませんが、ほんのりと湯気がたっているので、ホカホカに熱い食品のようです。
上層部分には、サーモンをミンチにしたのが乗っているのは分かるのですが、下地の部分は一体どうなっているのか・・・。
おそるおそるお箸で下地を切ってみると・・・

サクッ

え？
ゴハンじゃないの？
サクサクしてるの？

断面図。

下地の正体は、ゴハンにとろけるチーズなどを混ぜてドリア風にしたものを、さらにフライに揚げたものでした。
ゴハン部分が結構油を吸い込んでいます。
湯気はこのホカホカの揚げたてのご飯から発生したものでした。
ご飯をフライにしてしまうとは・・・。

お味のほうは・・・
ちょっと油っこいので大量には食べられませんが、チーズ風味のご飯とサーモンで、意外とお酒にもよく合いました。
サーモンのすり身を乗せたのドリア・フライ？
決して寿司ではないですが、新しいジャンルの料理として、これはこれでアリかな、と思いました。

お次に登場したのはこちら。
「澳門巻」（日本語表記：マカオ巻き　鰻、お新香、クリスピー豚そぼろ、ピーナッツ） 42MOP

なぜか見た目はほんのりとピンク色の謎のロール登場。
海苔はご飯の内側に内蔵されています。
外国の方は黒い色の食べ物が苦手な場合が多いので、巻き寿司でも外側に海苔を巻かないのが国際標準となっております。
お味のほうは、要するに「鰻と漬物巻き」ですかね。
普通に日本の寿司と同じように食べられました。
「クリスピー豚そぼろ」の味はよく分からなかったです・・・。