2013/09/14
香港旅行初日の午後。
九龍城の点心で腹を満たしたあとは、腹ごなしに近くの九龍寨城公園へ。
途中、街角に両替屋を見つけましたので換金します。
この黄色い両替商は結構レートがよいので、よく利用しています。
九龍城の町の北側に、公園が広がっていて、その一角に九龍寨城公園があります。
こちらがその入り口。
かの有名な「魔窟・九龍城砦」の跡地です。
九龍城砦とは、もともとは昔の中国時代から海賊を追い払うために建設された砦のことです。
しかしながら、アヘン戦争に勝利したイギリスが香港をゲットしたときに、なぜか九龍城砦だけは清朝の飛び地として残ってしまったところから話がややこしくなってしまいました。
無政府状態となったこの一角に、中国の人々が移り住んできて、一大スラム街が形成されました。
一般的に「九龍城砦」と言った場合は、このスラム街のことを意味します。
私も小さい頃、ＮＨＫで「魔窟・九龍城砦」という番組を見た記憶があって、当時は香港って怖いところなんだなあ、と漠然と思っていました。
公園の入り口に、九龍城砦の全体模型があります。
無計画に増築が繰り返されてカオスな感じです。
軍事拠点だったころの名残として、砲台が残っています。
でも、ここから洋上の標的を狙うのって結構厳しくないですかね。
いろいろな展示物があって、スラム街の様子の写真などを見ることができます。
病院や理髪店など、生活のための施設がいろいろあったそうです。
このごちゃごちゃ感が、カオスな香港の象徴だったようです。
このときの香港に行きたかった・・・。
当時の建物？を利用した展示コーナー。
中に入ると、九龍城砦の内部の写真が照らし出されて、広東語の説明音声が流れます。
音声は広東語のみなので、理解不能・・・。
ノスタルジックな昔の香港を感じられて、興味深いスポットです。