海南島2014-2015 三亜鳳凰国際空港から路線バスでホテルに向かうの編

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2014/12/30
海南島旅行初日の午後。
香港から空路で海南島の三亜鳳凰国際空港に降り立ちました。
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国際線のロビーは、人が少なくて閑散。
ここ三亜国際空港に就航している便は、中国の国内線がメインで、国際線は一日数便程度の模様。
両替所はバゲージクレーム付近に1か所あるのみで、ロビーに出てしまうと両替できませんのでご注意ください。
(2014/12/30当時の情報です)

ここで、プチトラブル発生。
香港で、中国でも使えるSIMカード「跨境王」をセッティングしてきたものの、ここ三亜では何故かうまく通信できない様子。
うーむ、Google mapを駆使してホテルに辿り着こうと思っていたのに・・・。
(このあとホテル到着後、スマホの設定を変えると問題なく使えることが判明します。詳細はこちら

で、まずはホテルに向けて移動。
今回の宿泊ホテルはフォーポインツ バイ シェラトン 海南 (TripAdvisor)

日本にいる間にネットで予約しておきました。

ホテルの場所はこのへんです。
海南ホテル
海辺にありながら、三亜の市街地にも近いホテルです。
亜龍湾のホテルのようにビーチリゾートオンリーよりも、三亜の地元の人々の生活を垣間見ることができそうな場所を選びました。

空港からはタクシーで行くのが一般的です。
が、事前の調査により、空港から路線バス(公交车=ゴンジアオチョー)に乗ればホテル前のバス停に辿り着けることが判明しております。
ここは激安の路線バスで行ってみよー。

国際線の建物を出るやいなや、タクシーの運ちゃんが声をかけてきます。

運ちゃん 「チュイなーりや?(どこ行くのー?)」
私 「ぷヤオ。うぉーしあん・ズォ・ゴンジアオチョー(いらん。路線バスに乗ろうと思うんだ)」
運ちゃん 「ゴンジアオチョー&%$&%”#ルーなお」

たぶん、ゴンジアオチョー(公交車=路線バス)は混んでるよ(ルーなお=热闹)と言っておられると思われます。

あまり相手にせず、「公共巴士」の標識の差す方向に突き進みます。
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12月下旬でも、外は30℃ぐらいあって暑い・・・。

三亜国際空港は、国際線ターミナルの建物と国内線の建物が別になっていて、国際線にはタクシー乗り場しかかなく、路線バス乗り場がありません。
金持ち外国人は、タクシーに乗れればいいだろ?という設計思想。
路線バス乗り場は、国際線から少し歩いたところにある国内線の駐車場近くから出ている様子。
国内線ビルと国際線ビルは、歩道で繋がれているわけでもなく、暑い中スーツケースを引きずりながら自動車の走る道路を横断したりして国内線ビルに向かいます。
うーしんどいなー。
やっぱりタクシーにしておいたほうが良かったかなー。

こちらが国内線ターミナル。
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こちらは中国人で大変な賑わいです。
海南島に旅行に来れる中産階級の人々が激増している様子がうかがえます。

街路樹の椰子の木が植わっています。
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いかにも南国、という感じ。
中国らしからぬ雰囲気です。

ついでに国内線の到着ロビーを覗いてみる。
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中国人旅行客でごった返しています。

ツーリスト・インフォメーション・センター発見。
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ダメもとで両替所がないか聞いてみました。

私 「キャナイ・エクスチェンジ・マネー?」
服務員 「Where are you from?」
私 「フロム・じゃぱーん」
服務員 「・・・。」

隣の服務員とヒソヒソと話あっている様子。

服務員「ノー・エクスチェンジ・ヒア。ユーキャン・ユーズ・ATM(両替所はないよ。ATMなら使えるよ)」
私 「・・・。OK, さんきゅー・・・」

ということで、やはり両替所はナシ。
まあ、国内線だから当たり前か。
ATMがあるといわれても、中国で日本の銀行の預金を引き出せるわけもなく・・・。
くどいようですが、人民元は三亜到着前に事前に用意しておきましょう。

空港での両替はあきらめて、さっさとホテルに向かうことにします。
(後でホテルで両替できました)
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路線バス乗り場は、国内線ターミナル前の駐車場のさらに向こう側にある様子。

暑い中、さらにスーツケースを転がしてバス停へ。
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ふう疲れた。

バス停には、こんな感じで各路線が停車するバス停の名前が掲示されています。
(クリックで拡大できる可能性大)
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事前の調査によると、宿泊ホテルの最寄りのバス停は「海月広場」。
中国語読みでは「はいユエ・ぐわんちゃん」。
8路、27路、32路のどれかのバスに乗れば辿り着けそうです。

バス停で15分ぐらい待って、ようやく8路バスがやってきました。
他のお客さんと共に、車両の前扉から乗り込みます。
乗車すると、運賃箱の近くにタスキを掛けた女性係員がいて、

女性係員「チュイなーり?(どこいくの?)」

と聞いてきます。
予想通りの質問に対して、事前に練習しておいた回答で返します。

私 「はいユエ・ぐわんちゃん(海月広場)」
女性係員 「うークワイ (5元)」
私 「OK!」

NHK教育の「テレビで中国語」を毎週欠かさず見て学習した成果を発揮できてウレシイです。

5元支払って、バスの切符をゲット。
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ただしこの切符、もらえたのはこの時だけ。
この後何回か路線バスに乗りましたが、何故か二度と切符を貰うことはありませんでした。
そういうものなのか、単に乗務員がサボっているだけなのかは不明。
降りるときに見せるわけではないので、貰えなくても特に問題はありません。

それにしても、たったの5元で空港からホテルまで辿り着けるとは。
タクシーだと何十元も取られるところなので、かなり激安です。
暑い中、バス停までスーツケースを転がしてきた甲斐がありました。

5元を料金箱に入れて車内へ。
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確かに混んでいる・・・。
普通の路線バスなので、途中のバス停でお客さんの乗り降りもあって、荷物の置き場に困ります。
とはいっても、30リットル程度の小型のスーツケースなのでなんとかなりました。
大きい荷物を持っている場合は、素直にタクシーでホテルに行ったほうがよいでしょう。

空港付近の道路は、あちこち土木工事中で激しくデコボコ。
ガッタンゴットンと、メチャメチャ揺れました。
しっかり棒に捕まっていないと、弾き飛ばされそうになります。
うー、もうメチャクチャやがな・・・。
でも、こういうカルチャーショックが楽しいです。

しばらく進むと平らな道路になり、けたたましくクラクションを鳴らしながら車線変更を繰り返し、市街地へと向かいます。
かなりエキサイティング。

バスの内部には、幸運にも停留所名を示す電光掲示板と、中国語の音声アナウンスあり。
これならGoogle Mapが使えなくても、なんとか「海月広場」で降りられそうです。
(ただし、電光掲示がない or 壊れているバスもあり)

バスに揺られること30分余。
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無事にホテルの目の前のバス停「海月広場」で下車。
運賃は先払い方式のため、降りる時には支払う必要はありません。
写真に写っている白い曲線状の建物が宿泊ホテル。
写真左手方向は、砂浜が広がっています。
その砂浜一帯が公園になっていて、大音量でカラオケをやっていたり、オバサン軍団がダンスしていたりと、かなりカオスな状況。
なんなんだここは・・・。

ともあれ、まずは空港からたったの5元で辿り着けた優越感にひたりつつ、次回はフォーポインツ バイ シェラトン 海南 (TripAdvisor)にチェックインするの編。