2016/05/02
香港マカオ旅初日の午後。
九龍・佐敦の滞在ホテル「マデラ香港(木的地酒店)(楽天)」を出て、付近をウロウロ。
ホテルのある「長樂街」界隈は、味のある下町地区です。
この「長樂街」の1本南側を東西に走る通りが「南京街」。
英語表記もニホンゴと同様に「Nanking Street」です。
歩道のあちこちが濡れている・・・。
これは冷房の冷却水。
雨が降っていなくても、上からポタポタと垂れてきますので、命中して濡れないように気を付けましょう。
おや?
スーツケースを転がしている人々が屯っています。
何事かありけん?
すぐ近くに「中港通旅行社」の店舗あり。
ここから深センや広州、中山などの中国広東省の各地へ行けるバスが出ているようです。
なるほど、ここから色んな場所に行けるわけですね。
その一方で、ローカルな緑バス乗り場もあり。
近くにある「伊利沙伯醫院(クイーン・エリザベス病院)」行きのバスです。
利用者が多く、ひっきりになしにお客さんを運んでいました。
香港の裏路地はいろいろなバスの発着場になっていたりして面白いです。
で、この南京街にあって、ひと際目を引くのがこちらの茶餐廳。
「7哥茶餐廳(7ブラザーズ・レストラン)」
店員さんが7人兄弟なのかどうかは不明。
ちょっと小腹が空いてきたので、軽食を取るべく入店。
ゴチャゴチャした店内の片隅の席に着席。
香港の地元系テレビ局・TVBの「翡翠台」チャンネルを放映しているテレビがあるのも、重要なポイントです。
テーブル上のメニュー(クリックで拡大)
PM2:30~PM6:30は「下午茶(アフタヌーン・ティ)」のセット・メニューの選択が可能。
このメニューに掲載されている12種類の食べ物メニューに対して、すべて暖かい飲み物がついてきます。
ただし冷たいのにすると、3HKD加算(冷飲加3元)など、オプション追加料金もあり。
こちらが通常メニュー(クリックで拡大)
おびただしい種類のメニューあり。
注文するものが決まったら、不愛想なお店のオッサンを呼びます。
私 「ぽーろーやう(菠蘿油=パイナップル・パン)」
店員 「アアア~!? ぽーろーやう」
「アアア~!?」はビックリしますが、会話が聞き取りにくい場合の香港人的標準リアクションなので、気にすることはありません。
店員 「ヤムメイ?(何飲む?)」
私 「えーと、ドン・ナイチャー(凍奶茶=アイスミルクティー)」
店員 「ドン・ナイチャー、OK」
久々のカタコト広東語で発注作業をなんとかクリア。
「ヤムメイ?」は、正確には「ヤム・マッイェー」だと思うのですが、「ヤムメイ」にしか聞こえません。
まず最初にガチャ~ンとテーブルに置かれたのがこちら。
アイスミルクティー(凍奶茶)。
金属のカップが大量の氷でギンギンに冷えています。
砂糖もガンガンに投入されているようで、メチャ甘いです。
でも、それがいい。
こちらがメインの「菠蘿油」ことパイナップル・パンのバター挟み。
(アイス・ミルクティーとの下午茶セットで29HKD)
ホカホカに加熱されていて、なかなかウマいです。
サクサクな表面の甘い生地に、ヒンヤリとしたバターの塩味がたまりません。
パイナップル・パンのみの「菠蘿包(ぽーろーぱう)」に対して、バター「牛油」を挟んだものが「菠蘿油」。
カロリーはかなり高めですが、断然「菠蘿油」がオススメです。
コイツをかじりながら、甘い凍奶茶を頂きつつ、香港のローカルテレビ番組を見てダラダラする。
あ~落ち着くわー。
満足のアフタヌーン・ティとなりました。