2016年の某日。
東京・曙橋に「冰室(びーんさっ)」(=香港式の伝統的な喫茶店的なもの)が登場したとのことで、行って参りました。
都営新宿線・曙橋駅のA4出口を出て、高架下をくぐって歩くこと1分少々。
今回の目的地「正記冰室」に到着しました。
お店入口のガラス面に「彌敦道」や「皇后大道中」などと書かれていて、香港好きにはたまりません。
2017/04/01 追記:
この「正記冰室」は閉店しました・・・。
開店して間もないので、店内は新しくてキレイで入りやすいです。
お客さんは、私の他にも香港マニヤっぽい方が数組いらっしゃいました。
奥の壁面には・・・。
2階建てトラムが描かれていて、これまた香港気分が盛りあがります。
メニューの一部。
「海南鶏飯」が看板メニューの模様。
他に星州炒米や干炒牛河など、香港定番メニューがあります。
「海南鶏飯」は「ホイナン・ガイファン」などと、広東語の読み仮名がカタカナでふられています。
普通語を話すイケメンの男性店員さんが注文を取りに来てくれました。
聞くと、店長さんは香港人だけど、男性店員さんご自身は広東語は話せないとのことでした。
もちろん日本語もペラペラですので、日本語でお料理を発注。
まずは、熱奶茶 200円(税抜)。
日本語メニューによると「新しい発見香港スタイルミルクティー」とのこと。
この肉厚なカップも、香港の茶餐廳でよく見かけるヤツです。
砂糖は入っていなくて、自分で入れる方式。
濃厚に煮出されたミルクティーは、まさに香港で飲んだものと同じです。
メインディッシュは、干炒牛河(ごんつぁう・んがうほー) 880円(税抜)
きしめんのように幅広いライスヌードルで作った、醤油味の焼きそばです。
見た目ほど味は濃くはなく、サッパリとした醤油味なのも香港らしくリアルです。
シャキシャキとしたモヤシがアクセントになっていて美味。
麵が短かったのは香港流なのかどうかは不明。
卵スープもついてきて、結構ボリュウムもありでした。
***
後日、再訪して別メニューにトライしてみました。
飲み物は「冰鎮奶茶」 450円(税抜)
ボトルに入った甘いミルクティーが氷で冷やされて出てきました。
要するに、ボトル入りの凍奶茶(アイスミルクティー)。
紅茶が濃厚で甘~いのが、いかにも香港な感じです。
海南鶏飯 880円(税抜)
鶏肉に骨は無く食べやすいです。
ご飯は香港で食べるのとほぼ同様なタイ米でした。
鶏肉はあっさり味で、おなじみの3種類のソースにつけて頂きます。
香港の骨付きの海南鶏飯よりも、洗練されていて上品な感じでした。
この日の店員さんは、広東語を話す女性の店員さん。
でも香港出身ではなく、広東省出身の方なのだとか。
店内に広東語が飛び交って、東京に居ながらにして香港の雰囲気を体験できました。
というわけで、飯田橋に続いて曙橋にも登場した香港スタイル・レストラン「正記冰室」の体験記でした。
日本向けにカスタマイズした「なんちゃって香港風」ではなく、「本物の香港そのもの」を売りにしたレストラン。
果たして、日本でブレイクするときが来るのだろうか・・・。
機会があれば、他のメニューも追々試してみたいと思います。
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