マカオ食その110 ポウサダ・レストランでランチ@モンハの砦(望廈山)付近

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2016/11/04
香港マカオ旅2日目のお昼の「モンハの砦(望廈山)」にて。
お目当ての「旅遊學院教學餐廳」が改装中でお休みだったため、但し書きに従って「ポウサダ・レストラン」へ。
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だぶん、ここだろう・・・。
「たぶん」というのは、明確に「ポウサダ・レストラン」とはどこにも書いていないからです。

白い建物の外壁には・・・。
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「POUSADA DE MONG-HA(ポウサダ・デ・モンハ) 望廈迎賓館」の文字があり。
ここ以外にレストランぽいところは見当たらないので、建物内に突入してみます。

中に入ると、ホテルのフロント的なカウンターがあり。
あれ、やっぱりレストランじゃなかったのかな?
・・・と、思いきや、入って右に振り返ったところに、レストランっぽい入口がありました。
どうやらここが、「ポウサダ・デ・モンハ」ホテル併設のレストランということで間違いなさそうです。

レストランの入口には、若い女性のスタッフーさんがいて、こちらを見ています。
恐る恐る、話しかけてみます。

私 「エクスキューズミー、ワン・パーソンOK?(一人ですけどいいっすか?)」
スタッフー 「アア・・・、 ド、Do you have reservation ?(予約してますか?)」
私 「ソーリー、ノー(してないっす)」
スタッフー 「ウ、Wait a moment(少々お待ちください)」

若い女性スタッフーさんは、私以上に英語に慣れていないようでした。
珍しいパターンです。
しばらくすると、大柄でスキンヘッドな欧米人の男性が登場。
レストランの支配人っぽい感じです。
流暢な英語の説明によると、これから席を用意するので5分ほど待ってくれ、とのこと。

了解しました!というわけで・・・
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アンティークな感じのレストラン前の待合室(というか、ホテルのロビー)でソファに座って待ちます。
ロビーには、マカオの観光案内パンフレット類が豊富にあり。
それらを眺めていると、レストランの別の男性スタッフーに「Where are you from?」と話しかけられました。
しばらくの待ち時間の間、ちょっとした雑談ができて楽しかったです。
このあたりも、お客さんに退屈させない「おもてなし」ということなんでしょうかねえ。

10分ほど待って、レストラン内へ案内されました。
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アズレージョや中国の書などの装飾品があり。
ポルトガルと中国の文化がミックスされた感が存分に感じられて趣があります。
店内は沢山のお客さんで賑わっていました。
次から次へと予約のお客さんが入ってきます。
予約なしの謎の1人客を受け入れて頂いて感謝・・・。

レストランの入口にいた若い女性スタッフーも含め、レストラン内で働いているホール・スタッフーも、実は学生さんのようです。
先ほどのスキンヘッドの欧米人男性(以下、支配人氏)が、お客さんが来たときは、こうやるんだよ、と逐一指示を出しています。
その支配人の指令を受けて、学生さんスタッフーがメニューを持ってきてくれました。

私 「サンキュー」
学生さん 「&%$&”!(広東語)」
私 (笑)

初々しい感じが微笑ましいです。
学生さんがレクチャーを受ける様子を暖かい目で見守りましょう。

お店のWifiに接続すると、お店のweb pageにアクセスでき、pdfのメニューをダウンロードできました。

その当時のメニューの一部(クリックで拡大)
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このランチのコースメニュー200MOPにしてみます。
(五)とあるのは「金曜日」の意味。
曜日によってメニューが異なる模様です。

ランチコースは色々と種類を選べるようでしたが、学生さんは英語で説明できないらしく、支配人氏にバトンタッチ。
初々しい感じが微笑ましいです。

支配人氏の説明によると、ランチコースは

  • 前菜
  • 主菜
  • デザート

を、それぞれ2種類の中から選べる、とのこと。
ああ、なるほど、そういうことでしたか。

お食事を選んだあとは、グラスワインを発注。
筆者好物の「ビーニョ・ヴェルデ(緑の微発泡ワイン)」はボトルしかない、とのことなので、白ワインにしておきました。

すると、学生さんの見ている前で、支配人氏がワインの注ぎ方を教えます。
まずは少しグラスに注いでもらい、私がテイスティング。
さもワイン通であるかのようなフリをして、香りをかいだりして「OK」
その後、本格的にグラスに注いでもらいます。
ワインを注ぎ終わる瞬間、滴がテーブルの上に垂れないようにキュッとボトルを回転させるのが上手いです。
さすが支配人。

一通りレクチャーが終了して・・・。
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サービスのホカホカのパンと一緒にワインを頂きます。

パンには数種類のバター的なものが付属。
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材料はよく分かりませんが、甘いのやら、濃厚なバターやら、色々な風味が楽しめます。
パンは、外はカリッ、中はモチッっとしていて非常に美味。
ワインが進みます。

前菜の「青豆蓉湯配豬火腿片及辣根雪糕」登場。
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要するに、グリーンピース・スープです。
メチャクリーミーで美味。
素材のエンドウ豆とサワークリームの風味が存分に感じられます。
温められた大きなお皿に、ちょこっと盛られてくるのが高級感を醸し出しています。

スープを平らげると、支配人氏が学生さんに耳打ち。
その指令を受けた学生さんが、あたふたとお皿を片付けに来ます。
初々しい感じが微笑ま・・・(以下略)。

そして、メインディッシュ「燒焗鰵魚柳配青豆、水瓜柳及番茄油醋」登場。
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白い球体のマッシュ・ポテトの上に、白身のお魚の直方体が乗っかっています。
この白身のお魚「鰵魚」をスマホで検索してみるも、「ボラ」なのか「タラ」なのか不明。
私がスマホで魚の画像をアレコレ見ているのを見て、学生さんたちはクスクス笑ってました。

で、お味のほうは・・・。
このまま白身をナイフで切ろうとすると、下のポテトがムニュッっとなるので、分離してお魚を頂きます。
メチャうまい・・・(涙)。
バターとニンニク風味のソースを吸い込んだ魚の白身は、骨が全く無くて柔らか。
皮の部分の焦げ目が香ばしく、絶品です。
マッシュ・ポテトも、ポタージュスープのように濃厚でまろやか。
こんな洗練されたお料理が頂けるのも、ポルトガル文化を今に引き継ぐマカオならではですね。

デザートは「芒果拿破倫餅配榛子醬」。
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マンゴー・ナポレオン・ケーキとのこと。
パイ生地に、マンゴーフルーツとココナツ・クリームが交互にサンドされています。
想像していたよりも、マンゴー成分は少な目でしたが、上品なお味で美味しゅうございました。

お料理を堪能した後は・・・。
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温かい紅茶で癒されます。
いや~、どれも美味しくて満足のランチでした。
学生さん達が支配人氏からレクチャーされる様子が見れるのも、初々しくて微笑ましかったです。

というわけで、他のレストランとは少し違った体験ができる「ポウサダ・レストラン」でした。
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元々のお目当てだった「旅遊學院教學餐廳(Educational Restaurant)」の工事が終わったら、そちらにも行ってみたいです。
(いつ工事が終わるのかは不明ですが・・・)

ポウサダ・レストラン(ポウサダ・デ・モンハ)の場所はこちら。

中心部から離れているのが難点です。
土日はお休みですのでお気を付けください。

もともと行くつもりだった旅遊學院教學餐廳の詳細はこちら(TripAdvisor)
澳門旅遊學院教學餐廳