2017/08/14
香港マカオ旅2日目の午前。
マカオへとフェリーで向かうべく、上環のフェリーターミナルのあるビル「信德中心」にやって参りました。
多くの旅行者で賑わう信德中心は、いつも旅情たっぷりです。
ターボジェットの切符売り場。
多くの人々でごったがえしています。
が、45分ほど先のチケットが買えたので、そんなに混んではいない模様。
酷いときは、3～4時間先おチケットしか買えないときもありますからねえ。
「＆％”＄＆！？」と、チケット転売屋のオッサンが話しかけてきたりしますが、相手にしないようにします。
12:45PM発のチケットをゲット。
出発までまだ少し時間があるので、信德中心内でお昼ご飯を頂くことにしましょう。
やってきたのは、チケット売り場と同じ階にある「蘭芳園」。
中環の有名な露店の分店です。
空調の効いたビル内にありながら、香港の殺伐としたローカル感を感じられるお店。
以前にも一度訪問したことがあり、今回は5年ぶり2回目の訪問になります。
香港食その59 蘭芳園＠信徳中心
店内はそこそこ混雑していました。
「ワンパーソン（１名）」と店員さんに告げると、問答無用でオッサンと相席になりました。
テーブルの上の飲み物メニュー。
「奶茶（ミルクティー）」や「咖啡（コーヒー）」の他に、お馴染みの謎の飲料が並びます。
「好立克（ホーリック）」とかは一回も飲んだことがないけど。
店員さんを呼んで・・・。
私「いっらいちゃー、アンド、さいとーし！（ホットミルクティーとフレンチトーストください！）」
店員さん「・・・」
店員さんは何も言わず、サラサラっと紙に数字を書いて去っていきました。
フレンチトースト23HKD と ホットミルクティー18HKDで合計41HKD。
ちゃんとコマンドは正常に受理されたようです。
このお会計用紙は、食べ終わった後にレジに持っていけばOK。
店員さんが極めて不愛想なのは、別に怒っているわけではなくて、それが普通なだけですので、いちいち凹まないようにしましょう。
オーダーを取った店員さんは、厨房に向かって「サイトー！」て叫んでいました。
「サイトー！」は、厨房に「斎藤くん」がいるわけではなくて、「西多士（さいとーし）＝フレンチトーストの広東語」の省略形と思われる。
その他にも「いっふぇい！（熱啡）＝熱咖啡の略」とか色々な省略形があります。
お店の厨房では・・・。
奶茶（ミルクティー）を大量生産中。
オーダーが入る前から、次から次へと業務用の大きなポットがIHコンロ？にくべられていきます。
なので、注文したらすぐに熱奶茶（ホットミルクティー）18HKDが登場。
濃厚で香り高いミルクティーに癒されます。
ホットの場合は甘くありませんので、砂糖はお好みで。
テーブルの上のこちらの表記に注目。
「最低消費 毎位20HKD」。
1人当たり20HKD以上使ってください、の意味。
例えば「熱奶茶18HKDのみ」の注文は、20HKDに満たないのでNGなわけです。
今回は、熱奶茶18HKDとサイトー23HKDを注文することによって、最低消費をクリアしました。
西多士を注文して最初にやってくるのが、このはちみつの容器。
このはちみつの容器、めちゃめちゃベトベトしています（笑）。
もうワザとベトベトにしてるんとちゃうか、と思われるぐらい徹底的にベトベト。
テーブルの上もベトベトで汚れていました。
このザッパなところがいかにも香港、て感じがしますね！
しばらくして、西多士23HKDが着陸。
たっぷりとバターが乗っています。
さらに、先ほどのハチミツをたっぷりかけて頂きましょう。
カロリーは気にしないこと。
では頂きまーす。
しっかりとバターを吸い込んだトーストは柔らかく、香ばしい濃厚なバター風味が口の中にじゅわっと広がります。
でも意外と胃がもたれることはなく、ライトな味わいでした。
ハチミツも後味が残らない上品な甘さで、フレンチトーストの風味を引き立てます。
濃厚なホットミルクティーとの相性もよく、美味しく頂けました。
以上でお会計して退店。
随所に昔ながらの香港を感じられる「蘭芳園」のご紹介でした。
マカオ行きフェリーの待ち時間に是非どうぞ。
お店の詳細はこちら。
蘭芳園・信德中心（Openrice）