2017/08/15
一夜明けて、香港マカオ旅3日目・最終日の朝がやってきました。
灣仔の宿泊ホテル「オゾウェズリー香港(楽天トラベル))」にて起床し・・・。
朝ごはんを頂くべく、身なりを整えてホテルの外へ。
この通りはホテルに面している「晏頓街」という小さな通り。
で、お目当てはホテルから徒歩30秒の晏頓街沿いにある、この小さなお店。
「車仔麺之家」
文字通り麺料理のお店です。
「車仔麺」は、元々は屋台で販売する麺料理のこと。
色々な具の中から、好きなものを選んで麺に入れてもらうシステムなので「お好み麺」とも訳されることがあります。
店内はメチャ狭いので・・・。
椅子は無くて、立ち食いスタイル。
通勤前のサラリーマン的な人々が出たり入ったりしていました。
日本の駅の立ち食い蕎麦屋的な雰囲気です。
狭い店内にエアコンが3台も稼働しているので、中は涼しいです。
メニューは壁に(クリックで拡大)。
漢字と英語の2か国語表記で分かりやすいです。
店員のおにーさんも英語が話せます。
具材の指定も英語でできるので、注文も割と簡単でした。
注文の流れとしては・・・
- 挨拶をする(ハローと言えば英語で対応してくれる)
- 麺とサイズを選ぶ
- テイクアウトかここで食べるかを聞かれる
- 具材を選ぶ
- 辛い調味料を入れるか聞かれる
- お金を払って麺を受け取り、実食。
てな感じです。
麺の種類は以下の5種類から選びます。
- 粗麺 Thick Noodle 太い麺
- 幼麺 Thin Noodle 細いぼそぼそした麺
- 油麺 Shanghai Noodle 黄色い中太麺。なぜ上海なのかは不明。
- 米粉 Vermicelli ビーフン
- 河粉 Rice Noodle 幅の広いビーフン
サイズは
- 大 L : 16HKD
- 中 M : 12HKD
- 小 S : 8HKD
がありますが、お一人様ならスモールサイズで十分です。
「Shanghai Noodle, Small Size」のように伝えるとスムーズです。
すると店員のにーちゃんから「Eat here ?(ここで食べる?)」と聞かれるので、Yesと回答。
お持ち帰りの場合は、容器代として1HKDが加算されます。
次に、メニューを見ながら具材を選びます。
具材は20種類ぐらいあります。
このシーケンスが外国人にとっては難関であります。
今回は・・・
- 魚蛋 Fish Ball 7HKD
- 牛腩 beef Brisket 10HKD
- 時菜 Seasonal Vegetable 6HKD
の3種類を選びました。
麺そのものは、スモールサイズで8HKDですので、具材の方がお金がかかる感じになりますね・・・。
「牛腩」は広東語読みを知っていたので「あうなむ!」と言って注文。
他の2つは「フィッシュボール!」「ベジタブル!」で通じました。
英語が通じると注文がラクです。
お店によっては、オーダーシートに記入するシステムを導入しているところもあります。
一通りオーダーが終わると調理開始。
まずは麺を手際よく茹で器に入れてお湯に投入し、グツグツと茹で上げます。
具材は、麺とは別に茹でて丼の中へ。
茹で終わった麺も丼に入れ、スープを投入して出来上がり。
注文してから3分ぐらいで出来上がりです。
最後に「スパイシー?」とか聞いてきます。
辛いのが好きなので今回は「YES」としてみました。
味が分からなくなるぐらい辛かったので、入れないほうがよいかも・・・。
この辛味スパイスは無料のようでした。
で、出てきた麺がこちら。
油麺(小)+魚蛋+牛腩+時菜 で合計31HKD。
麺はあまりコシはなく、柔らかめの中太ストレート麺。
茶色くて甘みのある醤油味のスープで、やや八角の香りがします。
日本のラーメンとは比べるべくもないですが、昔ながらのシンプルな味です。
いかにも中華風の屋台の麺、といった感じがしました。
麺の下に具材が隠れているので、やや分かりにくいですが、野菜(時菜)がたっぷりと入っています。
魚団子(魚蛋)は弾力があって美味。
牛バラ肉(牛腩)も味がよく染みていて美味でした。
ただ、最後に入れた辛味ペーストが想像以上に激辛。
味が分からなくなるぐらい辛かったので、入れなければ良かったと軽く後悔しました。
まあ、それでも、香港の伝統の屋台麺料理を堪能できて、思い出に残る朝ごはんとなりました。
お店の詳細はこちら。
車仔麵之家 Car Noodle’s Family (Openrice)