マカオ食その122 ポルトガリアにてバカリャウコロッケとカニの冷菜@氹仔・買賣街

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2017/11/25
香港マカオ旅3日目のお昼前。
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タイパ島に向かう「28A」バスに乗って、マカオ半島と氹仔島と結ぶ3本の橋のうちの真ん中の橋(嘉樂庇總督大橋=カルバリョ総督大橋、通称マカオ・タイパ大橋、オールドブリッジ)を走り抜けます。

やってきたのは、氹仔島の地堡街。
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このあたりのポルトガル料理屋で、お昼ご飯にしようという作戦です。

ポルトガル統治時代をしのばせる路地もあり。
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数カ月前に行ったポルトガル旅で見たリスボンの路地の風景を思い出します。
ただ、本家リスボンの街並みに比べると、幾分くたびれた感があるのは致し方のないところ。

そしてやってきたのは、こちらのポルトガル料理店。
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お店の名前は「PORTVGALIA ポルトガリア(葡多利)」。
リスボンに本店を構えるお店のマカオ支店なのだとか。
先日リスボンに行った時は、このお店のことは知らなかった・・・。

民家のような店内。
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最近できたばかりなのか、新しくて明るい感じです。
2階席もあるようでした。
土曜のお昼の12時頃に訪問したところ、辛うじて空き席があり着席することができました。
お一人様トラベラーとしては、開店直後の空いている時間を狙うのが定石です。

メニューの一部(クリックで拡大)
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ポルトガル料理店お馴染みのタコのサラダや、海老のニンニク焼きなどがあり。
リスボン行ったときも、海老ばっかり食ってたなー。

ちなみにこのお店の名物は、目玉焼きのようなものが乗ったでっかいハンバーグ。
他のお客さんも、この名物の巨大ハンバーグを注文していました。
しかしながら、この時はまだ空腹ではなく・・・。
完食できる自信が無かったため、前菜2品とワインを注文することにしました。

こちらはデザートのページ(クリックで拡大)。
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おっ、筆者好物のセラドゥーラ(Serradura/木糠布甸)がある。
左のページの右側の写真がソレです。
ポルトガルから伝わったスイーツでありながら、リスボンのお店では見つけることが出来なかったセラドゥーラ。
久しぶりにこれも頂くことにしよう。

店員さんは、流ちょうな英語を話してきました。
流ちょうすぎで、逆に聞き取れない・・・。
メニューを指さしで注文したところ「メインディッシュはいらないですか?」と聞かれましたが「ノーサンキュー」で。

お料理が出来るまでの間は・・・。
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白ワイン(50MOP)を頂きます。
うーんいい香りじゃ。

サービスのパンも早速登場。
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外はカリッと、中はモチっとしていてこのパンがウマイです。
何気にバターもコクがあり、これだけでワインのツマミとして成立してしまいます。

お店の壁面には・・・。
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ポルトガル伝統のタイル画「アズレージョ」が飾られていて、異国情緒が感じられます。
これぞマカオ、という感じですね。

店内に掲示物に目をやると・・・。
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このお店のルーツを説明した文章があり。
しかし、ポルトガル語なので解読が難しいです。

頑張って翻訳ソフトを使って解読してみたところ・・・。
昔のリスボンでは、ワインの醸造所に保管されていたワインを、上の写真のような馬車でお店に配っていたのだそうな。
ワインが来るまで長い間待たされているお客さんに対して、お食事を提供するようにしたところ、これが大ヒットした、というのがこのお店の起源なのだとか(違っていたらごめんなさい)。
うーむ、またリスボンに行きたくなってきた・・・。

1品目は、パステル・デ・バカリャウ(Pastel de Bacalhau) 2個で36MOP。
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いわゆる「バカリャウコロッケ」。
ポルトガル料理定番の前菜です。
リスボンのレストランではサービスで供されることがあり、これだけでお腹いっぱいになってしまった思い出が・・・。
ほんのりとしょっぱいバカリャウ(干し鱈)が、ワインによく合いました。

続いてやってきたのが レセリオ・デ・サパテイラ(Recheio de Sapateira)105MOP。
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カニ肉がたっぷり
と詰まったサラダ的なものです。
ひんやりとしたカニの身の旨味が凝縮されていてウマい・・・。
これも白ワインのおつまみに最適でした。

この後、お店のおじさんに「ハンバーグ、食べるかい?(英語)」と勧められましたが、「ソーリー、アイムフル(お腹いっぱいです)」と言ってお断りさせて頂きました・・・。
おじさんは笑いながら「そか、じゃまた次回来た時に試してみてな(英語)」と言っていました。
いい人だな~。

そしてデザートは、セラドゥーラ 55MOP。
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ウマー。
ビスケットとココナツムースの上品な甘みに癒されます。
やはりマカオのセラドゥーラは期待を裏切りません。

というわけで、前菜2品とデザートとパンとワインで、ほどよくお腹が満たされてお会計。
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サービス料込で総額270.6 MOPでした。

おそらくあの巨大ハンバーグを食べていたら、それだけでグロッキーになっていたことでしょう・・・。
量の少ない前菜数種類をツマミにしてワインを頂く、という作戦もなかなかいいかもです。
でもいつかは、あの名物の巨大ハンバーグにもトライしてみたい・・・。

お店の詳細はこちら(TripAdvisor)
葡多利 (PORTVGALIA)

次回、氹仔島ウロウロに続く。