上海旅2019/01 上海のスーパー銭湯「漣泉大江戸(さざなみ大江戸)」へ行ってみた・前編

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2019/01/05
上海旅3日目の午後のこと。
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地下鉄1号線の終着駅「莘荘」にやってきました。
読み方は不明。

行先は、上海郊外に最近オープンしたという巨大スーパー銭湯「漣泉大江戸(さざなみ大江戸)」。
平たく言ってしまうと、お台場の「大江戸温泉物語」の中国バージョンです。
日本のスーパー銭湯文化が、どのように上海に反映されているかが非常に興味深く、今回じっくりと滞在してみることにしました。

ただし・・・。

かなり交通が不便なところにあるので、電車とバスで行くのは大変です。
大人しくタクシーで行くのをオススメします。

それでもこの時は、百度地図を頼りに自力で行ってみました。
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莘荘駅の北側から、よく分からないバスに乗って、西の方へ。

終点で降りて・・・。
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住宅地の中を、さらにテクテクと20分ほど歩くという遠足。
1月の気候だからこそ為せる技です。

ようやく目的地が見えてきました。
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郊外型の大きなショッピングモールです。
車で来るのが前提のような感じです。
わざわざ電車+バス+徒歩でやってくる物好きな日本人は殆んどいないと思われる。

その巨大さ故に・・・。
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どこが「漣泉大江戸」の入口なのか分かりません。
ヽ(`Д´)ノ

一番奥(北)の建物がソレでした。
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おお~、日本風。
地元の人々が、続々と中へ入っていきます。
そうか、今日は土曜日だから混んでいるんですね。

営業時間は・・・。
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なんと24時間営業。
お泊りも出来るようですが、1:00AM~5:00AMは深夜料金58元加算で、浴室は清掃のため使用不可とのこと。

いざ、内部へ突入

入口から入ると、広々とした受付カウンターがあり。
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まだそんなに混雑はしていないようです。

「鍵を渡す所」
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うーむ、日本語説明があるのは非常にアリガタイですが、店員さんは日本語はおろか、英語も通じないです。

私「いーがれん(一個人=1名です)」

とか言って、リストバンドを受け取ります。

掲示によると、この日の入場料金は大人1名168元とのこと。
お台場の大江戸温泉物語よりも、ややお高い感じ?

このリストバンドで、館内のマッサージやお食事の支払いが出来るのも、日本のスーパー銭湯と同様。
どうやら料金は後払いのようでした。

では、リストバンドを改札口のセンサーに当てて・・・。
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施設内に入場します。
このあたりは見れば分かる感じで、分かりやすいです。

改札口を抜けると・・・。
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ここから先は土足禁止とのこと。
「靴を脱いで上がる」という日本文化が導入されていました。
なかなか本格的ではありませんか。

リストバンドの番号の下駄箱に、靴を収納。
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開けるときは、精算してもらったQRコードをかざす仕組みでした。
精算しないと、靴は返さないよ~的な。

そして広~い館内へ。
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1年前にできたばかりの新しい施設なのでピカピカでキレイです。
ここから先は、地元のお客さんの動きを見よう見まねで。

まずは浴衣を借ります。
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柄が何種類かあり、好きなものを指さしで選びます。
ここらへんも、お台場の大江戸温泉物語と同様なシステム。

浴室は広々としてキレイ。日本のスパ銭とほぼ同様だが・・・

浴衣を持って、男女別のロッカーへ。
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まずは自分のロッカーに脱いだ服と荷物を押し込んで、お風呂へ。
タオルやバスタオルは、浴室の入口に積まれていて、使い放題です。
素晴らしい。

では、素っ裸になって、タオルを持って浴室へ入ろうとしたところ・・・。

店員「%&$&%”$&”!!」
私「???」

店員さんに止められました。
戻れ!みたいな感じのジェスチャーをされたので、一旦浴室の外に出ます。
うーん、何がダメなんだろう?

周囲の人々の様子を見ていると、どうやらタオルを浴室内に持ち込んではいけないようでした。
そんな掲示はどこにも見当たらないけど、暗黙のルール?

タオルを置き、前を隠すものもなく、改めて浴室内へ。
浴室内は、広々としており、沢山の種類のお風呂やシャワーや、洗い場もあります。
まさに、日本のスーパー銭湯と同じですね。

なぜが各湯舟について、日本語の説明書きがありました。

「家族を顧みず、仕事ばかりしていませんか? もっと家族と一緒に過ごす時間を持った方がいいですよ」

みたいなことが書かれています(笑)。
あちらでも、働き方改革なんでしょうかねえ。

一応、サウナもありましたが、紙コップや塩が散らばっていて、あまりキレイではなかったので利用せず。
日本のスパ銭にサウナがあるから、とりあえず作ってみた、という感じ。
清掃などのメンテナンスが行き届かないのは、やはりガチ中国って感じです。

説明書きには・・・

「日本でもサウナが健康にいいことが分かって、大ブームになったんです」
「汗をかくと塩分が抜けて・・・」

みたいなことが書いてありました。
さすがに「ととのう」みたいな、昨今のサウナ用語についての言及はなし。
日本のサウナブームが中国に理解されるには、まだまだ時間がかかりそうです。

お風呂に入ってサッパリした後は、浴衣に着替えて館内をウロウロ。
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広々とした館内には、江戸の街並みを模した大階段があり。
浴衣を来た上海市民の皆様が、スマホで写真を撮りまくっています。
中国の人は、日本の浴衣やら着物を着て写真撮るのがお好きですねえ。

それよりも。
ココ、なんかどこかで見た事がある光景じゃありません?

こんな感じの看板とか!
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地球の歩き方に「羽田空港国際線ターミナルの江戸小路のような世界」と紹介されていましたが、まさにそんな感じです。

ぼんぼり?には・・・。
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「はれま」「えどじだい」?
なぜ平仮名なのかは不明。

こちらは・・・。
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「おんせん」「チリメン山椒」??

謎が謎を呼ぶワードが書かれています。
ここまでくると、何やら哲学的なものを感じてしまいます(?)。
何でもいいから日本語が書かれていれば江戸っぽいじゃん、ということなのでしょう。
こういうのに、心の中で突っ込みを入れるのが楽しい♪

長くなってきたので、次回は「漣泉大江戸」の広大な館内をさらにご紹介する後編へと続く。
お食事処やマッサージも利用してみましたので、お楽しみに。