2019/01/05
上海旅3日目。
上海の郊外にある、謎の温浴施設「漣泉大江戸(さざなみ大江戸)」に滞在中。
日本の「大江戸温泉物語」を模した温泉テーマパークです。
「後編」では、お食事処や足マッサージなどの館内施設についてご紹介します。
「前編」は以下をどうぞ。
上海旅2019/01 上海のスーパー銭湯「漣泉大江戸(さざなみ大江戸)」潜入記・前編
広大な施設内には「足湯」もあり
こちらが1階の見取り図(クリックで拡大)。
施設はメチャ広いです。
お台場の「大江戸温泉物語」の2倍ぐらいはありそうな感じでした。
1Fのお外には「足湯」もあり。
まさに「大江戸温泉物語」って感じです。
でも、外は寒くて凍えてしまいます・・・。
立派な富士山もあり。
日本をイメージさせるものなら何でもアリです。
足湯で濡れた足を拭く用のタオルも使い放題。
このあたりの細やかなサービスも日本流です。
温かい室内に戻って・・・。
さらに施設内をウロウロ。
麻雀ルームもありました。
館内のあちらこちらには・・・。
「わなげ」などの縁日があり。
浴衣を来た上海のちびっこ達で賑わっていました。
2階にはお食事処や休憩処など
階段を上がって、2階へ。
2階もかなり広いです。
お食事処、休憩スペース、マッサージコーナーなど。
日本のスーパー銭湯と同様な構成です。
広大なフードコートがあり。
お好み焼きやラーメンなど、ほとんどが日本食のお店でした。
特に「北海道ソフトクリーム」が大人気。
焼き小籠包などの上海的なお料理がないので、日本人旅行者としてはやや物足りない感じです。
で、皆さん、お風呂上りにビール?
というわけでもなく、コーラなどのソフトドリンクを飲んでいる人が多かったです。
ここでのお食事の内容は、次回の「上海食」の記事にて後述。
「和」な休憩スペースは広々
休憩コーナーには無数の椅子やテーブルがあり。
天井には、鯉のぼり?のようなお魚が沢山泳いでいます。
中国では「魚(ユー)」の発音が「余(ユー)」と同じであることから、金運をもたらす縁起の良い生き物とされています。
キッズコーナーもあり。
土曜日ということもあって、どこもかしこも家族連れで大賑わいです。
畳の上のゴロ寝スペースには・・・。
マンガを読みながら、ダラダラ過ごす上海市民でいっぱいです。
やっぱり畳の上は気持ちいいよね。
謎のフォトスポットもあり。
よく分からないキャラの立て看板もありました。
フォトジェニックなスポット色々
2階の端っこには・・・。
着物を着て、写真撮影できるコーナー(多分有料)がありました。
ここが、SNS映えを狙う中国の若い女性たちに大人気。
こんなような感じで、プロ機材で撮影が行われていました。
SNS映えする感じです。
紅葉ってことは、秋のイメージ?
・・・というわけでもなく。
別の場所では、桜が満開。
好きな風景を選んで、記念撮影が出来るようになっているわけですね。
江戸舞台的な場所もありました(笑)。
立派な舞台ですねえ。
ここで何か催し物が開催されるかどうかは不明。
舞台の端っこには・・・。
絵馬(というか短冊)の奉納場所があり。
中国語で、色々な願い事が書かれていました。
足裏マッサージもやってみる
一通り館内の巡回が終わったところで・・・。
広い施設内を歩き回って疲れてきたので、足マッサージを受けてみることに。
掲示物には、色々なマッサージのセットメニューのお値段が掲示されています。
足マッサージのみ、などの単品メニューのお値段が分からないので、マッサージの受付へ。
私「あんじゃお(按脚=足マッサージ)、プリーズ!」
店員の女性「なーりーれん?(哪里人=どこの人ですか?)」
私「りーべんれん!(日本人っす)」
店員の女性「アハハ・・・」
カタコト中国語なので笑われてしまいました。
こんなところに来る日本人は珍しいんでしょうかね。
で、カウンターには、単品マッサージの価格表があり。
一番安い足マッサージは、60分135元(2000円ちょい)とのこと。
高級スーパー銭湯なので、もっとお高いかと思いきや、結構リーズナブルではありませんか。
店員の女性は、オイルマッサージとか、色々なオプションを勧めてきましたが、お断りして、一番安い足マッサージ(中式?)にしました。
受付の後、薄暗いマッサージ部屋へと案内されて・・・
暫くここでお待ちくださいとのこと。
スマホをいじったりして、待つこと30分。
もう少しで寝そうになったところで、マッサージのオッサンがやってきて、足マッサージ開始。
かなり力が強くてグイグイ来ます。
オッサン「じょんちん、くーいーま?」
私「???」
「じょんちん」の意味が分からず。
私「じょんちん、しーしぇんま?(じょんちん、って何ですか?)」
と聞くと、オッサンは「じょん!」と言うや否や、足の裏を強烈に押してきます。
私「うおお、いてててえええ!!(涙)」
オッサンはケラケラ笑いながら、次は「ちん!」と言いながら、足の裏を軽く押してきました。
あ、そういうことか。
「じょんちん=重軽」
強く押すのが「重(じょん)」、軽く押すのが「軽(ちん)」。
マッサージの強さ加減はいかがですか、と聞かれていたわけですね。
そんな感じで、カタコト中国語の語彙を増やしていきます。
「この施設は2018年1月15日に出来たので、もうすぐ1周年だぜ!」みたいなことも言ってました。
その他には・・・
「やおぷやお、しゅうじゃお?(要不要修脚?=足の爪切る?)」
などと聞かれましたが、追加料金になると思われるので「ぷやお(不要)」とお断りしました。
なかなか愛想のいいオッサンで、カタコト中国語で色々お話できて楽しかったです。
60分のマッサージの最後に、足に暖かいタオルを巻いて仕上げます。
気持ちええ~。
レシートに自分のロッカー番号を書いて終了。
足マッサージが終わった後は・・・。
混雑がえらいことになってきたので、そろそろ施設を後にすることにします。
お会計
帰るときに、フロントにロッカーキーを提出してマイタン。
スタッフ「%&!”$&!?」
私「ソーリー、ジャパニーズ!」
スタッフ「’&!’&”%’!??」
私「???」
よく分からないけど、支払い方法を聞かれている感じがしたので、
私「しえんじん!(現金!)」
と言ったら、何とか通じた(または諦めた)みたいでした。
スタッフ「さんぱい、すーすーさん(343元です)」
レシートによると、明細は以下のとおり。
- 入場料金:138元
- ビール:35元
- 蝦ニラ水餃子:42元
- 中式足部按摩 60分:138元
合計353元ですが、なぜか10元割り引かれて343元でした。
無事にお会計を済ませると、下足箱を開けるためのQRコードが書かれた紙を貰います。
それを使って自分の靴を取り出して退店。
お店を出ると、既に外は暗くなっていました。
滞在時間はおよそ4時間でした。
流しのタクシーを捕まえてホテルに無事帰還
さて、ここからどうやって帰ろうか・・・。
最寄り駅の「莘荘」行きの送迎バスは1日に4便しかなくて使えません。
タクシーをつかまえて帰ることにします。
ホテルの名前と住所を中国語名で紙に書いたのを準備して、タクシーの運ちゃんに見せるのが確実です。
「マリオットホテル~」とか英語で言っても、まず通じませんので。
おっさんだと、字が小さいと読めない場合があるので、大きな字で書いてあげるのがポイントです。
で、お店の目の前の大きな道路で、流しのタクシーを待っていると・・・。
ちょうど「大衆」タクシーが来たので、すかさずゲット!
運転手は、いい感じの若いにーちゃんでした。
用意しておいた紙を見せると、すぐに理解した様子。
有名なホテルだと、こういう時に助かります。
タクシーは、上海の街中をすっとばして・・・。
30分ほどで人民広場の上海マリオットホテルに到着。
徒歩・路線バス・地下鉄を乗り継ぐと1時間半ぐらいかかるのに比べると、やはりタクシーが楽です。
メーター料金は93元でした。
ぼったくりに遭うこともなく、無事にホテルに戻って来れたことが何よりも嬉しかったです。
というわけで、初めての上海のスーパー銭湯「漣泉大江戸」体験記でした。
中心地から離れていて、交通が不便でしたが、上海の温泉施設を堪能できて良かったです。