2017/11/22
11月の勤労感謝の日の飛び石連休を利用して、成田9:50AM発の香港行き NH809便で香港マカオ旅に出かけたときのこと。
成田発9:50AMということは、2時間前の7:50AMには成田に到着したいところ。
すると家を出るのは・・・と逆算していくと、かなり早起きしなければならないことになります。
まだ夜も明けぬ早朝に眠い目をこすりながら家を出るのはイヤだ・・・。
どうにかならんものか、と考え付いたのが・・・
「搭乗前日の夜に成田空港に来て、空港内併設のカプセルホテルに泊まってみる」
というアイデア。
宿泊費はかかるものの、深夜の成田空港がどうなっているのかも興味深く、このアイデアを採用してみることにしました。
では、思い立ったが吉日、というわけで・・・。
搭乗前日の11/22(水)の夜9:00頃、成田空港第2ターミナルにやってきたのでした。
既に殆んどの便が出発済なので、出発ロビーはガラーンとしています。
24時間空港の羽田とは違って、成田は23時から6時までの時間帯は基本的には離発着不可という制限があるためです。
これから前泊するカプセルホテル「9アワーズ成田空港」は・・・。
成田空港第2ターミナルからは、道路を挟んだ反対側の立体駐車場の1階にあります。
なので、鉄道(京成線 or JR)をご利用の場合は「空港第2ビル」が最寄り駅です。
鉄道で来た場合は、第2ターミナルビルと反対側に伸びる地下通路経由で辿りつけます。
上記の写真のような案内があるので、それに従っていけばOK。
ただし終電後しばらくすると(深夜0:30ごろ)、第2ターミナルとカプセルホテルをつなぐ地下連絡通路は閉鎖されてしまいます。
その代わり、2階の連絡通路は24時間オープンしているので、カプセルホテルと第2/第3ターミナル間は24時間往来することが可能。
そのカプセルホテル「9アワーズ」の入口はこちら。
2014年7月20日にオープンしたカプセルホテルです。
24時間いつでもチェックイン可能とのこと。
今回は楽天トラベルで前日に予約して1泊5000でした(楽天ポイントを投入)。
ナインアワーズ成田空港(楽天トラベル)
入口から入ると・・・。
シンプルなデザインのフロントがあり。
フロントは2~3人ぐらいのスタッフが対応できるぐらいの広さで、そんなに広くはありません。
入口から入って左側が男性区画、右側が女性区画になっています。
羽田のカプセルホテル「FIRST CABIN」にあるような、男女共用のラウンジスペース的なものはありません。
チェックインを済ませて鍵とタオルセットを受け取り、左側の男性区画へ。
まずは自分の番号のロッカーにて荷物を置いて寝巻に着替えます。
この先にあるのは、シャワー室と洗面台と寝床(カプセル)のみ。
自販機や飲み食いをするためのスペースは一切ありません。
先に食事を済ませたい場合は、ロッカーに荷物を置いてフロントに鍵を預け、ターミナルビルへと繰り出しましょう。
周辺の深夜営業のお店としては、
- 第2ターミナルの地下に24時間営業のセブンイレブン とガチャ
- 第2ターミナル2階に24時間営業の吉野家
があります(2017/11/22現在)。
深夜の成田空港第2/第3ターミナルの状況の詳細は次回の記事にて。
また、荷物をガサゴソと整理するスペースもここしかありません。
なので寝床でスマホを充電したい場合は、ここで充電器や充電ケーブルを取り出して中へ持ち込みましょう。
ロッカー内の収納スペースは思ったよりも広いです。
上下2段あり。
下段にやや大き目のスーツケース1個なら楽々入ります。
上着やカバンなどは上段に収納。
この先は土足禁止なので、ここに靴も入れてスリッパに履き替えます。
フロントでもらった物資はこちら。
バスタオル、ハンドタオル、寝巻の他、歯ブラシセット、スリッパもあり。
手提げカバンも借りられるので、スマホや充電ケーブル類はカバンの中へ。
寝巻は裾が長い羽織るタイプのもので、上下セパレートタイプではありません。
寝巻のみですと特に下半身がスースーして寒いので、スウェットとTシャツを持参することをお勧めします。
ロッカールームの奥は、洗面所およびトイレの区画。
掃除が行き届いていて清潔な感じです。
ドライヤーもあり。
その奥にはシャワー室区画。
シャワー室は6-7部屋ぐらいあった記憶。
シャワーのお湯の水圧は十分あり問題なし。
日本なので水まわりの心配はありません。
シャンプー、ボディソープ、コンディショナーがあり。
シャワー用具は持ち込まなくても、必要なものは一通り揃っています。
シャワーブースの手前には、簡単な荷物棚があり。
ここに、持ち込んだタオルや脱いだ衣類を置いておきましょう。
シャワーを浴びてサッパリした後は寝床へ。
寝床は上下の2段式カプセル。
スリッパだらけ、ということはほぼ満室のようですが、シーンと静まり返っています。
皆さん寝ているので、おしゃべりや飲食は禁止。
寝るためだけの場所と割り切りましょう。
わが寝床は上段でした。
身長173センチの当方でも特に窮屈さは感じませんでした。
あぐらをかくぐらいの高さはあります。
テレビはありませんので悪しからず。
カプセルホテル(簡易宿所)なので・・・。
カプセルの出入口はすだれが降りるのみで、鍵はかかりません。
貴重品はロッカーに預けましょう。
カプセル内には・・・。
コンセントがあるので、睡眠中もスマホやノートPCを充電できて便利です。
無料Wi-Fiも利用可能。
フロントにWI-Fiのパスワードが書かれた名刺のような紙がありますので、ゲットしておきましょう。
テレビはありません。
で、寝心地については・・・。
思ったよりも静かで快適。
カプセルなので狭さは感じるものの、寝やすさにおいては羽田のカプセルホテル「FIRST CABIN」よりも優れています。
羽田の「FIRST CABIN」の寝室はもっと広く、自分の荷物を持ち込める方式のため、他のお客さんが荷物をガサゴソする音がうるさかった記憶があり。
それに対して、ここは荷物を別室のロッカーに預けるタイプなので静かなわけです。
近くで寝ている人のイビキが聞こえてくるのは致し方のないところですが、耳栓をすれば気にならなくなりました。
興味本位で深夜の第2・第3ターミナルの様子を見学して戻ってきた1:30AMごろ。
消灯したカプセル内で眠りにつきました。
・・・
そして朝5時ごろ。
他の宿泊客のスマホのアラーム音が一斉に鳴り始めて目を覚まします。
なんで大きなアラーム音を鳴らす設定にするのか・・・。
中には、消されることなく延々となり続けるアラーム音もあったりして、2度寝ができずイライラします。
結局、朝5時台に起きることになるのでした・・・。
殆んどのお客さんは早朝出発便の利用が目的なので、基本的に皆さん早起きです。
ゆっくりと寝たい場合は、普通のホテルに泊まるのがよいでしょう。
朝6時ごろ。
歯磨きして、身なりを整えてチェックアウト。
ホテルの外には冷たい雨が降っていました。
第2ターミナルからは・・・。
無料循環バスでANA便が発着する第1ターミナルへ移動します。
第3ターミナルへは歩いたほうが手っ取り早いです。
成田空港第2ターミナル発・第1ターミナル行きの無料バスは・・・。
朝5:09発が始発です(クリックで拡大)。
ただし・・・
ANA国際線のチェックインカウンターがオープンするのは7:00AMから。
(2017/11/23現在)
さらに・・・。
第1ターミナルの国際線の保安検査場がオープンするのは7:30AMです。
(2017/11/23現在)。
もちろん9:50AM発の香港行きの便には、余裕で間に合いました。
やはり前泊すると、余裕を持って行動できるので何かと安心です。
というわけで、成田空港第2ターミナル併設のカプセルホテル「9アワーズ」の宿泊記のまとめ
- カプセルホテルなのでいびき音は筒抜け。耳栓持参を推奨
- カプセル内にコンセントがありスマホ充電できるのがよい
- 無料Wi-Fiも利用可能で便利
- ホテル内で支給される寝巻は簡易的なものなので、各自持参を推奨
- 第2ターミナ
ル内に24時間営業のセブンイレブンと吉野家があり、カプセルホテルにチェックイン後も一時外出して夜食可能。 - 羽田の「FIRST CABIN」よりは静かで眠りやすい
- 早朝に他の宿泊客のアラーム音で目が覚めるのはお約束なので我慢
詳細はこちら
ナインアワーズ成田空港(公式サイト)
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次回は、深夜の成田空港第2・第3ターミナルを徘徊して夜食の編