2021/12
出雲旅2日目のお昼ごろ。
一畑電車の松江しんじ湖温泉駅から徒歩で松江城にやってきました。
城郭内にある松江神社にお参りした後は、いよいよ国宝の天守閣へと向かいます。
本丸の入口の「一の門」をくぐっていきます。
この先にいよいよ国宝の松江城天守閣が待ち受けています。
ワクワク。
天守閣への入場券を購入します。
大人一名680円也。
ここまで来たからには、国宝の天守閣の中に入らないわけにはいきません。
そして、いよいよ天守閣へ。
おお~。
カッコいいです (*°∀°)=3
松江城の天守閣は、日本全国に12城しか残っていない「現存天守」の一つ。
多くのお城が戦後復元されたものであるのに対し「現存天守」は江戸時代またはそれ以前に建てられ、そのまま残っている「ガチ天守」のことです。
そんな超貴重な天守閣ですので、国宝に指定されているわけです。
靴を脱いで、天守閣の内部へ。
おお~、木造建築(そりゃそうだ)。
冬に訪問したので、床がキンキンに冷えていました。
各階には色々な展示物があり。
中央の丸いのは井戸とのこと。
お城は4重5階地下1階建てで、最上階まで登ることができます。
あちらこちらに鉄砲狭間があり。
ここから鉄砲を出して敵を迎え撃つことができます。
が、ここまで攻め込まれている時点で負けな気がしますが・・・。
「旧鯱」も展示されていました。
以前の天守の屋根に取り付けられていたしゃちほこ。
昭和の大修理で取り外され、同じ大きさの新しいものに交換されたのだそうな。
大黒柱には「祈祷札」があり。
天守地階にあるコレはレプリカとのことで、本物は松江神社にあるのだとか。
各階には展示ポスターがあり、見どころの説明書きがあります。
そんな説明書きを、じっくりと自分のペースで精読できるのが、一人旅のよいところです。
では階段を上って・・・。
1つずつ上の階へと上っていきます。
かなり急な階段ですので足元注意。
「矢狭間」もあり。
鉄砲狭間よりも縦長の四角形になっています。
弓が打ちやすいような形になっているんですねえ。
松江城の解説ビデオコーナーもあり。
動画と音声で分かりやすく解説してくれるので、スッと頭に入ります。
これも最初から最後まで視聴させて頂きました。
窓から日光が城内に差し込んでイイ感じでした。
城内は掃除が行き届いていて、床もピカピカです。
ずっとこのままの姿で無事に保存され続けられますことをお祈りいたします。
ではさらに上層階へ。
上の階に進むにつれて、徐々に空間が狭くなってきます。
階段も上りと下りで半分ずつに仕切られていました。
当時はコロナ禍の最中だったせいか、お客さんが少なくて見学しやすかったです。
四隅には「石落とし」もあり。
城壁をよじ登ってくる敵の上から石を落とすという仕掛け。
でも、当然外からも石落としの場所が分かるわけで。
わざわざこの下からよじ登ってくる敵はいるのかしら(冷静)。
松平直政様の像もありました。
14歳で大阪の陣で初陣を飾ったとのこと。
大変な時代ですねえ。
この他にも、お城に関するさまざまな資料が展示されていて興味深いです。
階段の近くに「通し柱」があり。
2階分を貫く「通し柱」を交互に配置することで、長大な木材を使用せず5階建ての天守が作られているのだそうな。
当時としては最新の建築技術だったのでしょう。
このように内部構造まで当時の姿のまま残っているのは、ガチ天守ならでは。
いよいよ最上階への階段を上ります。
明るくなっている部分が最上階。
床が冷たいため、足が冷え冷えに冷えてメチャ痛いです・・・。
頑張って最上階へ。
おお~良い眺め。
お殿様気分に浸れます。
最上階からは・・・。
松江の街並みが一望できます。
冷たい風が吹き抜けて寒いですが・・・。
宍道湖(しんじこ)も見えます。
先ほど利用した一畑電車の松江しんじ湖温泉駅の建物もこの方面に。
高台にあるので、非常に見晴らしがよいです。
先ほど歩いてきた一ノ門とチケット売り場も見えます。
続々と見学者がやってきているようですが、さほど混雑はしていない模様。
島根県庁方面。
近代的な高層ビルが集まっています。
まさにお城を中心にして発展した街であることがよく分かります。
最上階からの眺めを堪能した後は・・・。
再び急な階段を下りて、入口に戻ります。
もう足が冷たくて痛くて限界。
スリッパがほしいです。
古びた木造の柱が縦横無尽に張り巡らされていて、まさに「ガチ天守」感が感じられました。
というわけで・・・。
国宝の松江城天守閣を後にしました。
さすが国宝なだけあって、天守閣の内部は見ごたえ十分でした。
天守閣以外にも、いくつかの櫓の内部が公開されていました。
松江に来た際には是非、天守閣の中まで見学されることをお勧めします。