香港食その8 橋底辣蟹2@銅鑼湾

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2011/06/24
前回はシャコが思いのほか小さく苦杯を舐めましたので、再度「橋底辣蟹」にリベンジ。
機内食を断って十分空腹の状態で準備は万全です。
前回の教訓から、夜は込むので午後の空いている時間帯に入店。
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店内は空席の方が多く、一人でも相席になることなくゆっくりできます。

店に入ると、「げいわいや~?(何名ですか?)」と、広東語のお決まりの質問をされてうれしくなります。
ここで下手に「やっわい(1名)」などと答えてしまうと、その後広東語のやりとりを強いられてしまうので、ここはあえて、「ワン(one)」と言って、日本人であることをアピールします(へたれ)。

さて、今回はこの店の看板メニューである「招牌橋底辣蟹(時価)」に挑戦しようと決めてましたので、服務員にお値段を聞きます。
すると、若い女性の服務員は「580」と紙に書いてきました。
エー高いなあ・・・。
どれぐらいのサイズか聞きたかったので、「What size?」などとカタコト英語とジェスチャーで聞きましたが、「???」という感じでどうも通じません・・・。

そこで、前回も相手をしてくれたオバちゃん服務員登場。
オバちゃん・オジちゃん世代は比較的英語が通じます。
オバちゃん服務員は私の主張を理解してくれて、紙に、

460中
580大
680

と書いて見せてくれました。ふむふむ、なるほど。
一人なので「460 中」にしました。
その後、メニューの中の辛さ具合を聞かれたので、「微辣」をチョイスしました。
辛いのは苦手ではないのですが、あまり辛くしてカニの味が分からなくなると嫌なので。

あとはお約束の「チンタオ・べーざう(青島ビール)」。これですよ。
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6月の香港はすっかり夏で蒸し暑く、スッキリした味わいの青島がよくあいます。

しばらくして、「招牌橋底辣蟹・中・微辣」キター
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すげえ量だ・・・。
とは言っても、ほとんどがニンニクチップの山盛りなので、正味のカニはどれほどいるのかは、掘り起こしてみないとワカリマセン。

ほじくってみた。手がベドベトになるので、カメラに持ち帰るのも一苦労。
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カニの足の部分です。
付け根の白い部分にいっぱい身がついています。ちょっと薄いカラがついていますが、よく揚げてあるのでそのままバリバリといけます。
また揚げたてなので、ホクホクとしててウマいです。ただ、タラバやズワイガニに比べると淡白な味わいです。が、そこはピリ辛いニンニクチップで補う感じです。
「微辣」でも十分辛いです。その分ビールが進むこと請け合いです。
足の赤い部分は、さすがに固いカラに覆われていますので、一緒に配られるカラ割り器(後述)で持って、カラを破壊して中の肉にアクセスします。
カニのパーツとしては、

・足+付け根の肉 x 数本
・カニのハサミ x 2
・カニミソ in 甲羅

の大きく3種類のようです。
一番食べやすいメインは、足の付け根の肉の部分でしょうか。
カニのハサミの部分は、メチャ固いカラで覆われているので、カラ割り器(後述)をもってしても、その装甲を打ち割ることはできませんでした。
そのかわりあらかじめ切れ目が入っていて、そこからお箸でホジホジできますので、ご心配なく。
カニミソは、甲羅の部分に少量ですが入っていました。ニンニクチップと渾然一体となっており、これも絶妙な味わいです。

さて、一人で黙々とカニと格闘すること1時間・・・
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完食!
右下のペンチみたいなのが、カラ割り器。

たしかにウマいのですが、さすがに一人でこの量は飽きます・・・。
2~3人でシェアするのが適量でしょう。
量的には1人でもまったく問題ないのですが、濃い味付けのためビールが何本あっても足りません。
一応、たらふくにはなりましたが、かっぱえびせんを満腹食ったときのような妙な満腹感でしょうか・・・。
サッパリした野菜とかご飯と一緒に摂取するのがよいかもです。

なにはともあれ、念願の辣蟹をついに制覇!
今度は友達とかと大勢で訪れてみたいです。