2012/04/24
先日、テレビで夕方のニュースを見ていると、なんでも羽田空港第1ターミナル(JAL側)に、24時間営業のカプセルホテルが2012/04/23にオープンしたのだとか。
本ブログで圧倒的なアクセス数を誇る主力コンテンツ「羽田空港国際線・深夜の過ごし方」「羽田空港国際線・深夜の過ごし方2011」を執筆した身としては、これを見過ごすわけには行きません。
というわけで、早速(特に用はないのに)新しくオープンした羽田空港第1ターミナルのカプセルホテル「FIRST CABIN」に宿泊してみることにしました。
会社を脱出して夜8時30分ごろ、羽田の第1ターミナルの1Fにやって参りました。
郵便局はもちろん、お店はほとんど閉まっています・・・。
郵便局の横の赤い床の部分が入り口です。
突撃!
中を覗くと、新規開店の花輪が並んでいました。
さらに奥へ突撃します。
フロントへの入り口。
小奇麗なカンジです。
なんでも、このあたりの区画は以前従業員用のスペースだったのを改装したのだとか。
私 「あのう、webで予約していた某ですが・・・」
従業員 「あ、某様ですね、こちらにご記入ください」
事前にwebで会員登録して予約を入れて来ましたが、チェックイン時にも紙に住所・氏名などの記入が必要です。
私 「ちなみに、一度チェックインしてから外のお店とかに出られますか?」
従業員 「はい。出入りは自由でございます」
料金は先払いで
・FIRST CLASS CABIN (広めの部屋) 1泊5900円
・BUSINESS CLASS CABIN (ベッドのみの部屋) 1泊4900円
とのこと(2012/04/27現在。最新情報は公式サイトをご参照ください)。
今回は広めの「FIRST CLASS CABIN」に宿泊してみます。
料金は前払いです。もちろん各種カード支払いOK。
宿代を払うと、
・男性区画に入るためのカードキー
・自室の収納用の鍵
・テレビ用ヘッドフォン
の3点セットを受け取ります。
このカプセルホテルは、男性区画と女性区画とが完全に分けられており、互いに自由に行き来することはできません。
ちょうど銭湯が男湯と女湯に分かれているのと同様です。
男性区画の入り口には、このような読み取り機があるので、カードキーをかざして中へと入ります。
男性区画の廊下の様子。まだ3割ほどしか埋まっていません。
各部屋は「カプセル」なので、鍵がかかるドアはありません。。
もちろん通路から丸見えはハズかしいので、アコーディオンカーテンのようなもので、見えないようにはなっています。
その気になれば、よその部屋に侵入することは可能(やってはいけませんよ)なので、男女で区画が別になっているわけです。
ファミリーで宿泊する、とか、アベック(死語)で宿泊するのには向いていませんね。
主にビジネス客とか、一人旅の人とか、同性同士の旅行者向けなのでしょう。
わが居室に到着。(FIRST CLASS CABIN)
広さはまずまずです。
一方で”BUSINESS CLASS CABIN”は、ベッドのみの広さなのでスーツケースを置く場所に困りそうです・・・。
鍵がかかるドアがないので、荷物が少し心配・・・
ベッドの下に収納があり、ここは鍵をかけることができます。
そんなに容量がないので、スーツケースをまるごと入れることは困難でしょう・・・。
貴重品とか、携帯・パソコンぐらいなら余裕で入れられます。
部屋に入って通路側を振り返ると、巨大なシャープ製液晶テレビがあります。
地上デジタル放送のみ視聴可能でした。
BSデジタルのアンテナは接続されていない模様。
受付で渡された3点セット。
カプセルホテルなので、基本的に周囲の部屋の音はモロ筒抜けです。
イビキはもちろん、荷物をガサゴソする音などなどなんでも聞こえます。
そのため、テレビの音はヘッドフォンでしか聞けません。
携帯で話をするとか、カップラーメンをズルズルすするなどはもっての他です。
このような行為は後述するロビーでやりましょう。
あと、男性区画外に出るときは、カードキーを忘れないようにしましょう。(入れなくなります)
壁には、コンセントx2、照明のスイッチ、テレビのボリュウム調整つまみ、ヘッドフォン差込口があります。
ベッドの上で携帯を充電しながら操作することができるので便利です。
ベッドの上には、寝巻き上下、ハンドタオル、バスタオル、歯磨きセットがありました。
このほか、使い捨てスリッパもありました。
本人が恥ずかしくなければ、この寝巻きを着用したまま羽田空港内をウロウロすることも可能です。
フロントでもらったオープニング記念の割引チラシ。
指定の飲食店でこのチラシを見せると、1割引きになるらしい。
まだ晩飯を食っていないんで、ハラヘッタ・・・。
夜8時30分ごろ。
ひとまずホテルの外に出て、夜9時まで営業している地下1階のフードコートで飯にしよう。
寝巻きはハズかしいので、普段着で。
お店が閉まるのが早いので、さっさと食事を済ませておくのが吉です。
銀座梅林のカツ丼。うめえ・・・。
私 「あのう、このチラシで安くなりますか?」
おばちゃん 「はーい、一割引ですよお」
というわけで、定価750円のところ1割引で675円。
ちょっとうれしいです。
それにしても、お店閉まるのが早くないっすか?
一番おそくやっている飲食店が、1F到着ロビー階にある「あずみ」
ラストオーダー22:30で、23:00閉店です。
B1Fのローソンも23:00閉店です。
つまり、23:00を過ぎるとすべてのお店が閉店してしまいます(2012/04/24)。
深夜に到着する方は、ご注意ください。
もうすこし第1ターミナル内で深夜営業してくれるお店を増やしてほしいものです・・・。
21;30ごろの第1ターミナル2F出発ロビーの様子。
JALの出発便はほぼ終了しているので、閑散としています。
屋上展望デッキは夜22:00まで入場可能。
この日、外は雷雨でした・・・。
1F イベントスペースの入れ替え作業中・・・。
再びホテルに戻ります。
今度は、カプセルホテルの男性区画内の館内設備を確認するべく、区画内をウロウロします。
微妙な段差や曲がりくねった通路があり、内部は複雑な構造です。
コインランドリーが1機だけありました。
洗濯機は1回200円。
乾燥機は30分100円。
共同トイレ。大便所には、ウォシュレット完備です。
できたてなので、清潔感があります。
洗面所。
10数人が同時に利用できます。
ドライヤー、ハンドソープあり。髭剃りは有料だとか。
脱衣場
ここにもロッカーはありませんので、貴重品はロッカーか、鍵のかかる居室の収納などに預けましょう。
シャワーブースは2基ありました。
シャンプー・リンス・ボディソープあり。
恒例のマッサージチェアもあります。
もちろん有料ですが・・・。
大浴場の洗い場。
もちろん、こちらにもシャンプー類があります。
お風呂。
8人ぐらい同時に入れるぐらいの大きさでしょうか。
時々従業員さんが、スーツ姿で温度を確認しに入ってきます。
まだ時間がはやい(と言っても21時ごろですが)せいか、平日の夜だからかお客さんはそんなに多くありません。
風呂から出て、今度は男性区画外のフロントの隣にあるロビーへ。
こちらは男女共に使用可能です。
テレビとテーブルがあり、ここなら気兼ねなくビール&おつまみを頂くことができます。
10分100円のインターネットパソコンあり。
ソファもあり、くつろげます。
居室で話をするのは周囲の迷惑なので、おしゃべりはこちらで。
隣には自販機コーナーあり。
外のお店が閉まっても、ジュース・酒類・御菓子類を調達可能。
カップヌードルも少量売っており、フロントにお願いするとお湯を入れてくれるらしいです。
ただ、早々に売り切れていましたが・・・。
一番奥に、酒類の自販機あり。
お値段はコンビニと同じぐらいです。
ロビーで酒を飲んで酔っ払ったところで、居室にもどりウトウト・・・。
ふと気がつくと、夜の1時になっていました。
隣の部屋のイビキがうるさい・・・。
いつのまにやら、ほぼ満室になっており、至るところからイビキが聞こえました。
皆よく寝られるな~
深夜の第1ターミナルがどうなっているか興味深いので、ホテルの外の様子を探るために外出。
なんと、外は至るところにシャッターが下りていて、昼間とは全く違った様相です。
エスカレータへのシャッターも降りているので、他の階へ行くこともできなさそうです。
外へと通じる自動ドア。
アレ?接近しても自動ドアが開かないっす。
外には出られないのかな?
こ、これって、軟禁状態?
まあ、外に出てなにかするわけでもないので、おとなしくホテルに戻ります・・・。
たとえば深夜着の国際線が遅れて終電を逃した乗客とか、受け入れてもらえるのだろうか?など疑問が残ります。
さて、ホテルに戻って就寝。
・・・と行きたいところですが、やはり隣人のイビキがうるさくて、なかなか寝付けず・・・。
そういうこともあろうかと、耳栓がわりにインナーイヤホンをするなどして、なんとか寝付きます。
ふと気がつくと、今度は朝の5時ごろでした。
付近の部屋の誰かが目覚ましをセットしていたため、けたたましいアラーム音が男性区画全体に鳴り響きました。
物音に敏感な人は、ほとんど寝られないかもしれませんね・・・。
さて、またも早朝の第1ターミナルを偵察。
京急線・モノレールはすでに運転を開始していました。
空港内無料循環バスは、朝5時台から運転開始とのことです。
正確な情報は各種交通機関にお問い合わせくださいませ。
朝5時半ごろの第1ターミナル出発ロビー。
もう多くの人々が集まってきています。
羽田の夜は短いですねえ。
ホテルをチェックアウトして、モノレールで国際線に移動してみました。
朝出発の便の乗客で、微妙に賑わっています。
ハラが減ってきたので、到着階の「ピスタ」でホットドック&アイスコーヒーの朝食。
この日も仕事ですので、このあと会社へと出社いたしました・・・。
というわけで、気づいた点を以下にまとめておきます。
・羽田発の早朝便に乗るために前泊するのには便利かも
・カプセルホテルなので、部屋に鍵はなく荷物がやや心配
・カプセルホテルなので、音は筒抜けで寝られないかも
・第1ターミナル内のコンビニ、飲食店共に23時で閉店してしまうのが難点。(2012/04/24現在)
・空港内無料循環バスは、深夜0時まで。朝は5時から。(2012/04/24現在)
FIRST CABIN(ファーストキャビン) 羽田ターミナル1 楽天の口コミ・予約
2013年・羽田国際線の出国エリアに前泊できるか試してみたレポートはこちら
羽田空港国際線・深夜の過ごし方2013・出国エリアに宿泊できる?前編
羽田空港国際線・深夜の過ごし方2013・出国エリアに宿泊できる?後編
2014年・早朝6時台発の便を利用してみたレポートはこちら。
羽田空港・深夜の過ごし方2014 その1・早朝6:20発の香港エクスプレスに搭乗するの編
2016年・深夜2:00着のスカイマークで羽田に到着したときのレポートはこちら。
羽田空港・深夜の過ごし方2016 新千歳発・スカイマークSKY732深夜便で、2:00AMに羽田到着してどうしようの編
羽田空港国際線・深夜・早朝発の利用方法のまとめページはこちら
始発より前に羽田空港国際線に到着する方法まとめ
終電より後に羽田国際線に帰国した場合まとめ
やっぱりちゃんとしたホテルに前泊したい方はこちらへ
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国際線ターミナルに直結。でもちょっとお高い。
・羽田エクセルホテル東急 (楽天トラベル)
羽田第2ターミナルビル(ANA側)に直結。でも、ちょっとお高い。
・ホテル JALシティ 羽田東京 (楽天トラベル)
深夜・早朝時間帯に空港送迎バスがあるとのこと
・ホテルマイステイズ羽田 (楽天トラベル)
深夜・早朝時間帯に空港送迎バスがあるとのこと