2013/06/22
香港旅行初日の夕方18:00ごろのこと。
お腹が空いてきたので、ホンハムトンネルのバス停から2階建てバスに乗って、北角へやってきました。
北角駅より海側にある「渣華道」の街市にやってまいりました。
他の街市と同様に、1Fとか2Fは、肉とか食料品売り場になっています。
3F (香港的には2F)に、有名な海鮮料理屋があります。
街市の入口に、各店舗の立て看板があります。
この「東寶小館」は、日本を始め世界各国の雑誌に掲載されましたよー的な。
ガイドブックにもよく掲載されている有名なお店です。
すでにお客さんで半分以上埋まっていました。
忙しそうな店員さんを捕まえると、
店員「げいわいや~?(何名さまですか?)」
と、定型文の質問が来ましたので、
私 「ワン・パーソン、OK?(1名だけどいいっすか?)」
店員「OK,OK」
今までは単に「ワン」とした言わなかったのですが、「ワン・パーソン」ということによって、あえて英語の人だということを強調しておくことにします。
もちろん頑張って広東語で「ヤッコー」とか「ヤッワイ(1名)」と言っても楽しいですが、その後広東語責めに遭ってしまうかもしれない諸刃の剣です。
店内の様子。
丸い円卓に、1名から2名のお客さんが相席になっており、その空き席に案内されました。
17:30~開店で、18:00ごろ入店したところ、予約なしでも待たずに座れました。
地元の屋台のお店のような雰囲気で、いい感じです。
高級なお店もいいけど、こういう庶民的なお店のほうがなんか落ち着きます。
室内なので、空調が効いていて快適です。
場を指揮っている店員さんは英語が分かるっぽいので、その店員さんにメニューを持ってきてもらいました。
メニューは中国語、英語、日本語の3カ国表記。
そこそこ日本語のクオリティは高いです。
「塩漬け卵の黄身をまぶして蝦の炒め」でも意味は分かります。
メニューはいろいろあります。(クリックで拡大)
イカ墨のパスタ(118HKD)などが有名らしいです。
海鮮料理以外にも、焼きそばとかチャーハンとかいろいろあって迷います。
手を上げて、マネージャー格と思われる小柄なメガネの店員さんを呼びます。
メニューがあるので、指差し発注OKですが、それなりに言葉を発して頑張ってみます。
私 「えーと、ディスワン、うぇいがむはー(黄金蝦、の広東語のつもり)」
店員 「オケイ、ホアンジンシアー(黄金蝦、の北京語読み)」
私 「アンド・・・ちゃーうみん(炒麺、の広東語のつもり)」
店員 「チャオミエン(炒麺の北京語読み、)
と、なぜかことごとく普通話に変換されました。
中国人と思われたのかな?
私 「ヨウ・メイヨウ・べいざう?(ビールありますか?)」
私も訳がわからなくなって、普通話と広東語のチャンポンで質問します。
店員 「アー、サンミゲル、チンタオ、%$$&%?」
私 「チンタオ、プリーズ」
ビールを選びます。
とりあえずビールは青島でしょ!今でしょ!
大瓶で来ました!
おや?
グラスではなくて陶器ですかい?
ハルビン・ピールの器のようです。
泡がすぐに消えてしまって、お茶のようになってしまいました。
この陶器、冷蔵庫でよく冷えていましたので、冷え冷えのまま頂けます。
店内では、ちょっとだけかわいいハルビンビールの売り子の女性が営業活動をしていました。
お茶で容器とかお箸とかを洗って、食べ物が来るのを待ちます。
洗い終わって放置しておくと、店員さんが片付けてくれます。
まずは、豉油皇炒麵 65HKD
2~3人前のボリュウムがあります。
日本の焼きそばのようなソース味ではなく、醤油味ですので思ったよりも薄味です。
ゴマとかシャキシャキのモヤシが入っていてウマいです。
味濃い目な海鮮料理とよく合いそうです。
焼きそばと一緒に出てきたタレ。
かなり辛いタレです。
これ、ハノイにもあったなー。
炒麵の味に変化をつけたいときに使います。
炒麵をツマミにビールを飲んでいると、どんどん店内が混雑してきました。
19:00を過ぎるとすでに店内は満席で、予約していない人々はお店の外で待っているようです。
ようやく登場、「黄金蝦」 時価。このときは200HKDでした。
メニューにもあったように、「塩漬け卵の黄身をまぶして蝦の炒め」です。
大きな蝦が10匹以上です。
殻が柔らかいので、殻ごと食べられました。
卵の風味が蝦と合わさって不思議な風味でした。
そんなに味は濃くないので、ビールのつまみとしてはちょっと物足りないかもです。
蝦そのものの旨みも、まあ、普通といった感じです。
このお店の代表的な料理かと思ったのですが、普通でしたね。
ともあれ、地元屋台風のお店の中、大量の炒麵と蝦とビールを満喫。
炒麵は量が多いものの、美味しいので完食。
満腹となってお店を後にしました。
お店の外には、ウエイティングの人々が沢山。
しかも待つところは室内ではなく屋外のスペースなので、皆さん暑そうでした。
予約なしで行く場合は、17;30~18:00の早い時間を狙っていくのがオススメです。