ドイツ食その71 Lachs-Räucherei Wortbergの激ウマサーモン@ヴッパータール・オーバーバルメン

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2015/09/24
ドイツ旅6日目の午後。
空中鉄道に乗って、デュッセルドルフ郊外のヴッパータール東部の終点オーバーバルメン駅にやってきました。
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駅前にはバスターミナルやタクシー乗り場があり。

本日の昼食摂取予定のシーフード・レストランは、ここから路線バスに乗っていきます。
タクシーでもいいけど、ここはぜひぜひ路線バスに乗ってみたし。
改めて券売機でゾーンA片道券2.6ユーロを購入し、4番のりばから602番バスに乗車します。

前扉から乗ってドライバー氏に
「シュミーデ・シュトラッセ?(降車するバス停の名前)」
とか言いながらチケットを見せると、「OK」と頷いていらっしゃったので、そのまま車内へ。

バスの車内の様子。
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地元の人々で結構賑わっていましたが、座れました。
こういう地元系の路線バスに乗るのは生活感を感じられて楽しい♪

602番バスはヴッパータール・オーバーバルメン駅から住宅地っぽいところを走り抜けて北方面に向かいます。
こんなところまで観光しに来る奇特な日本人は私だけかも・・・。

バスに揺られること15分少々。
スマホのGoogle Mapとにらめっこしながら、目的地「シュミーデ・シュトラッセ(Schmiedestraße)」バス停で下車に成功。
目的地のレストランは、このバス停のすぐ近くです。

Lachs-Räucherei Wortberg
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店名の読み方はよく分かりません。
「Lachs-Räucherei」は、サーモンの燻製?ということらしいので「Wortberg(ヴォルトベルグ)」がお店の名前なのかしら?
ドイツの片田舎にあるシーフードレストランです。
TripAdvisorで評判が良かったので行ってみることにしたのでした。

お店の壁面。
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芸術的なお魚の絵が描かれています。
このあたりのセンスの良さは、さすがヨーロッパという感じがします。

とりあえず、中に入ってみる。
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魚の切り身の売り場あり。
レストランに魚屋が併設されています。
新鮮そうな感じがして、お料理への期待が高まります。

先にレジでオーダーしてお金を払う方式の模様。
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地元の人々でかなり賑わっていました。
これはいいお店に違いない。

テーブルの上にあったドイツ語メニューを精読。
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ドイツの魚の種類はよく分からんので、とにかくLachs(ラクス=鮭)を頂くことにします。
レジに並んで、まずは注文。

私 「い、イングリッシュ、OK?」
店員「OK!」

おお、英語が使えるのは助かります。
当方英語ペラペラではありませんが、ドイツ語よりはマシです。
店員さんは非常にフレンドリーで、分かりやすい英語で接してくれました。

「ウィズ・ポテト、ウィズ・クリーム?」
「オーガニック・サーモン?」
「ドリンク?」

とか根掘り葉掘り色々聞かれました。
ポテト用意するのに5分少々かかるとのこと。
まったく問題ありません。
オーガニック・サーモン・フィレとポテトとサワークリーム+白ワインで総額13.9ユーロの支払い。
お料理は席まで運んでいただけるとのこと。

まずは白ワイン登場。
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程よい辛味と甘みで美味しゅうございます。
鮭のメインが来るまで、あまり飲まないようにキープしておきます。

待望のサーモン・フィレ登場。
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大量の茹でポテトの上に、たっぷりとクリームが乗っかっているのが質実剛健な感じです。
肉厚なサーモンが、香ばしいバターでこんがりと焼き上げられていて、メチャウマです。
心ゆくまでガッツリとサーモンを堪能できる幸せ。
白ワインにも実によく合う・・・。
はるばるヴッパータールの片田舎までやってきた甲斐がありました。

クリームはヨーグルトのような風味で、やや酸味があり。
タルタルソースのようなものを予想していたので、ちょっと予想外でした。
このあたりは語彙力がないので、ソースの種類とか細かい指定ができなかったのが悔やまれます。
茹でポテトもかなりのボリュウムがありましたが、ホクホクで美味しいので余裕で完食できました。

実はこのお店、お寿司もあります。
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同じ建物内に「SAKURA SUSHI」という寿司屋も併設されている感じです。
「本物の味を 寿司の本場でこころゆくまで どうぞ。」
とのこと。
TripAdvisorの口コミによると、このお店は、おいしいお寿司がリーズナブルなお値段で頂けるということで人気があるのだそうな。

こちらが寿司メニュー(クリックで拡大)
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やはり圧倒的に巻き寿司が多いです。
お寿司の盛り合わせが9.5ユーロ~15ユーロであります。
まあ、確かにフランクフルトの寿司バーよりもお安い感じがします。
お寿司のほかにも、天ぷら、春巻き、焼き鳥、シュウマイ、キムチ、磯部揚げ(マニヤック)まであります。

Unagi Ebi-Ten (ウナギ海老天)
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海老の天ぷらとアボカドの巻き寿司で、さらにウナギが巻かれているという豪華仕様。
かなり味がしつこそうですが、意外と美味しいかもです。

ミソ・ズッペ(味噌汁)
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味噌汁ごときが2.2ユーロ(約300円)もするのか。

Sakana Jiro 魚次郎?
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エビとかが入っているらしい謎スープもあり。
などと、海外仕様のSUSHIメニューに脳内突っ込みを入れるのが楽しい・・・。

お隣の屈強なドイツ人紳士を激しく観察。
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ドイツビール片手にお茶漬けをお召上がりになっていらっしゃる。
ヘルシーですね。

・・・と思ったら。
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巻き寿司の盛り合わせが運ばれてきて、寿司とドイツビールの異種格闘技の開始。
先にお茶漬け食べるのかー。
そうか、お茶漬けはお食事の〆ではなくて、食前のスープ的な扱いなわけですね。
うーん、細かいけど新鮮な発見が色々あって楽しすぎる。

そうこうしている間にランチタイムが終わり・・・。
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店内のお客さんもまばらになってきたので、退店。

オーバーバルメン駅に戻るバスのバス停は、レストランの目の前の道路を渡って反対側にあります。
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バスは10~20分に1本ぐらいありました。
スマホアプリ「Rheinbahn」(日本で言うところの乗換案内みたいなアプリ)では、ヴッパータールの地元系路線バスの時刻も調べられますので便利です。
でも、お店の中の時計が狂っていたりしますので気を付けましょう。

帰りのバスでは運転手さんに
「オーバーバルメン・バーンホフ(オーバーバルメン駅)」
とか言うと、
「ツバイ・ゼヒツィヒ(2.60ユーロ)」
とのこと。
運転台の横にある金属のお皿のようなところに、2.6ユーロを置けばOKです。
ちょうどピッタリ支払えたので、お釣りがもらえるかどうかは不明・・・。

バスは下り坂をぶっとばして10分ほどでオーバーバルメン駅前に到着。
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無事に戻ってきたぞー。
ここからはSバーンに乗れます。

レトロなヴッパータール空中鉄道に別れを告げて・・・
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宿泊ホテルのあるデュッセルドルフに戻ることにします。
ヴッパータール、楽しかった・・・。
ちょっと道に迷っていると声をかけてくれたりと、田舎町特有の人々の優しさを感じました。

帰りのSバーン。
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近代的でキレイな車両でした。

というわけで、美味しいサーモン料理にありつけて、海外仕様のお寿司も観察できて楽しいランチを堪能できました。
ヴッパータール・オーバーバルメン(Wuppertal Oberbarmen)の駅から遠くて行くのがちょっと面倒ですが、おすすめのシーフード・レストランです。

このレストランの口コミや地図など詳細はこちら。
Aal-Kate in der Lachs-Raucherei Wortberg (TripAdvisor)