昆明旅2017/08 西山森林公園への行き方と料金システムを解明するの編

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2017/08/12
昆明旅2日目の午前9時半ごろ。
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タクシーで昆明郊外の高速道路をぶっ飛ばし中。
中国本土のガチタクシーに乗るのは、本ブログとしては初めてかも。

向かうは、昆明の郊外にある「西山森林公園」という有名観光地です。
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湖(滇池)のほとりの断崖絶壁の上に、石窟寺院などが作られているという絶景スポットなのだとか。
昆明の市街地からは、南西へおよそ15キロ程のところにあります。
本記事では、昆明の「西山森林公園」への行き方と園内の料金システムについて解明しましたので、そのレポートです。

昆明市街地から西山森林公園へはタクシーで

西山森林公園に鉄道は通っていないし、路線バスだとやたらと時間がかかるため、交通手段はタクシーを選びました。
昆明駅の北側のタクシーがバンバンやってくるところで流しのタクシーを拾いました。

「西山森林公園」と書いたスマホ画面をタクシーの運ちゃんに見せると、ゆっくりと頷きます。
有名観光スポットなので、タクシーの運ちゃんにもよく知られている場所のようです。

昆明のタクシーの初乗りは8元。
メチャ安。
ちゃんとメーターを使って走ってくれているようで、一安心です。

ただこの運ちゃん、運転しながらでかい声で携帯でおしゃべりしまくり。
高速に乗った後も、ぶっ飛ばしながら電話してて怖かったです・・・。

やがてタクシーは高速を降りて・・・。
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なにやら埃っぽい場所を疾走。
いかにも中国って感じがしますねえ。

タクシーは「西山风景区游客中心」まで。リフト乗り場まではバスで

そして、昆明駅から走ること40分少々。
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「西山风景区游客中心」なる観光センター的なところで降ろされました。
料金は総額44元(サーチャージ1.5元含む)でした。

で、ここはどこ?

Google Map的にはこのあたり。

「西山森林公園」入口から500メートル以上離れた場所です。
これより先は一般の車は入れず、専用のバスでしか行けないようでした。
そうやって、観光客からバスの運賃を取って儲けようということなんだろうけど・・・。

英語を話せるスタッフから料金システムの説明を受ける

「游客中心」の建物の前には長蛇の列があり。
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え?こんなに並ぶの?

上の写真の左下に映っている、帽子をかぶった案内係風の緑の服のおばばが、まずは「ぴゃお(票=チケット)」を買え、さあ買え、としきりにまくしたてて来ます。

まずは落ち着いて建物内のトイレへ(笑)。
結構キレイなトイレでした。
この先、どんなトイレがあるか分からないので、ここで絞り出しておきます。

その後は、緑のおばばに連れられて、チケット売り場へ。
あれ?行列に並ばなくていいの?
(行列はチケット売り場の列ではなくて、バスに乗る人々の待ち行列でした)

行列をしり目にチケット売り場に突入。
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まずはここで公園内を移動する乗り物と入場券を購入します。

おばば「はんぐおな?(韓国人アルか?)」
私「ノー、りーべんれん(日本人っす)」

そう言うと、緑のおばばは英語が話せる女性スタッフを呼んで来てくれました。
おー、これは助かります。

こんなような公園の地図を使って、女性スタッフが説明してくれました。
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ここ西山森林公園はかなり広いため、バスやリフトや電動カーをフルに使って回るのがお勧めだそうです。

ざっくり解説すると・・・。
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まずは、ここ「西山风景区游客中心」からバス(水色)に乗って、リフト乗り場(黄色)を目指します。
リフト乗り場からは、スリル満点のリフト(索道)に乗って山の上に登ります(ピンク色)。
ただし、リフト乗り場は長蛇の列で1時間ほど並びますが。
「索道」は英語で「ケーブルカー」と翻訳されていますが、実際はスキー場にあるような身体むき出しの「リフト」です。

山の上からは、赤色のルートを徒歩で下ります。
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この赤色のルートこそが「龙門(龍門)」などの石窟寺院がある観光のクライマックス(龙門石窟景区)です。
山の下に下りた後は、電動カー(橙色)に乗ってリフト乗り場に戻り、バス(水色)に乗って「西山风景区游客中心」というコース。
「西山风景区游客中心」で待っていると、ちょいちょい流しのタクシーがやってきます。

以上の・・・

  1. 环保大巴・上程(往路のバス代)
  2. 龙門索道(リフト代・片道)
  3. 龙門門票(龍門地区(=赤色のルート)入場料)
  4. 电瓶车(電動カー代・片道)
  5. 环保大巴・下程(復路のバス代)

の5点フルセットで88元とのこと。
最もお高いチケットですが、一番早くて楽に回ることができるので、今回はこれを購入しました。

上記のルートはあくまでも一例で、部分的に歩いたり、乗り物を使ったりすることもできます。
それぞれの乗り物や入場料を単品で購入する場合は・・・。

  • 环保大巴(バス)片道12.5元・往復25元
  • 龙門索道(リフト)片道25元
  • 龙門門票(龍門地区入場料)40元
  • 电瓶车(電動カー)片道10元

で、合計すると100元。
5点セット88元のほうが、単品で買うよりも12元お安いことになります。

ちなみに「リフト乗り場」からは、湖を挟んで対岸にある「雲南民族村」行きのリフトにも乗ることができるようですが、今回は利用せずでした。

あと、ここ「西山风景区游客中心」ですべてのチケットを買わなくても、「リフト乗り場」や電動カーの乗り場等でも個別にチケットを買うこともできます。
どこで買ってもお値段は同じですが、88元チケットは「西山风景区游客中心」のみの販売のようです。

本来は赤色の部分のルートを「下から上に登る」のが正統なルートなようです。
その場合は急斜面を上ることになり、かなりの体力を消耗する(しかも高地なので空気が薄め)ので、登山に自信がある方のみトライしたほうがよいでしょう・・・。

お金をけちって無理をするより、素直にお金を払って一番楽なルートで行くことをお勧めします。

晴れて5点セット88元のチケットをゲット

んで、こちらが5点セットのチケット88元(クリックで拡大)
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素っ気ない紙ぺらですが重要書類。

この部分に欄が5つあるのが分かります。
HND-2017DECJ-083-R - コピー
各乗り物に乗ったり入場したりする毎に、この欄に係員がボールペンで「✔」を書いて行くという仕組み。
見学が終わるまで無くさないようにしましょう。

お一人様なのに「団队(団体)」と書いてあるのは、団体客用の窓口で買ったため。
おそらくは団体用のチケットなのでしょうが、特に大きな問題はありませんでした。

ちなみに個人客は下記の「散客售票处」で買うのが正しいと思われます。
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でもこちらに英語対応のスタッフがいるかどうかは不明・・・。

「环保大巴」で出発

チケット購入後は、バスの列に並びます。
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こんなような大きな専用バス(环保大巴=エコな?大型バス)がどんどんやって来ます。
10分ほどで乗れました。

ここ「西山风景区游客中心」から「リフト乗り場」までは、かなり距離があります(道のり5~6キロぐらい)。
しかも峠の上り坂ですので、体力または時間がない方は「リフト乗り場」までバスで行くことをお勧めします。

次回はいよいよ「西山森林公園」に突入の編