2020/08某日
この日の早朝にやってきたのは、東京都世田谷区・東急大井町線の等々力駅。
「等々力」と書いて「とどろき」と読みます。
「などなどちから」ではありません。
今回の目的地は、東京23区唯一の渓谷であり、納涼スポットとしても有名な「等々力渓谷」。
等々力駅から歩いて数分のところに、その入口があります。
この日は、8月の猛暑が続いていた時期。
日頃の運動不足を補うため、まだ涼しい早朝7時頃に、等々力渓谷を朝散歩してみることにしたのでした。
等々力渓谷の入口に到着。
デジタル表示の温度計があります。
- 上(27.9℃)が地表の温度。
- 下(25.6℃)が渓谷の川岸に降りたところの温度。
なんと2℃も渓谷のほうが涼しいことを示しています。
ホンマかいな?
というわけで、早速、等々力渓谷へと降りていきましょう。
道路脇にある下り坂を下りていきます。
渓谷は、緑豊かな谷になっていて、その谷底に川(谷沢川)が流れています。
川岸に降り立つと・・・。
ホンマや、涼しい!
(*゚∀゚)=3
地表と比べて、明らかにヒンヤリとしていることが体感できました。
天然のクーラーですね!
この渓谷の底を流れる川は、多くの湧水が水源になっているとのこと。
この冷たい川のおかげで、渓谷の底が低い温度に保たれているということなのでしょう、たぶん。
等々力渓谷の案内図(クリックで拡大)。
右端が等々力駅。
渓谷の底を流れる川に沿って、全長約800メートルの遊歩道が整備されています。
渓谷内には・・・。
- ゴルフ橋(2つ上の写真の赤い橋)
- 等々力渓谷3号横穴
- 不動の滝
- 等々力不動尊
などの見どころがあり。
「等々力不動尊」の周りのエリアが、等々力渓谷のクライマックス?となります。
では、散策路を進んでいきましょう。
少し幅が狭いところがあったりしてドキドキ。
朝からジョギングしている方々とすれ違います。
多くの木々が生い茂っているおかげで・・・。
日光が遮られて日陰になっています。
これも渓谷内の温度が低く保たれている一因なのでしょう。
涼しい朝の渓谷は、とても清々しいです。
ところどころに・・・。
こんな感じで護岸工事されているところもあります。
自然のままにしてほしかった感はありますが、致し方ありません。
環八通りをくぐった先は・・・。
少し開けた感じの場所に出ます。
だんだんと日が昇ってきて・・・。
渓谷内に日光が差し込んできました。
何かのCMで使えそうな神々しい光景。
こちらは「等々力渓谷3号横穴」。
古墳時代末から奈良時代(7~8世紀)にかけて作られた、農民のお墓とのこと。
ここには3体の人骨が埋葬されていたとのこと・・・。
1000年以上も前から、ここに人が住んでいたんですねえ。
そしてようやく等々力不動尊に到着。
ここでもコロナの早期終息をお祈りしておきました。
この不動尊のすぐ横に・・・。
「不動の滝」があり。
「滝」と言っても、そんなに水量はありません。
2つの龍の口から、チョロチョロと水が流れ落ちている感じでした。
この滝が流れ落ちる音が「轟いて」いたことが、等々力(とどろき)の語源となったとの説があるとのこと。
今は滝の音が轟くほどではありませんが、昔はもっと水の量が多かったのかな?
さらに渓谷の遊歩道を進んでいくと・・・。
住宅地に出て、渓谷はここまでとなります。
来た道を引き返して駅に戻って帰宅。
渓谷内は涼しいとは言え、湿度が高いので歩いていると汗びっしょりに。
家で朝シャワーを浴びてスッキリしました。
全行程2キロ弱の緑の中を散歩して、朝からいい運動になりました。
等々力渓谷の場所はこちら。
東急大井町線・等々力駅から歩いてすぐです。
以上で「東京旅2020/08」は完。
引き続き「東京旅2020/09」へと続きます(って変わらんやん・・・)