2015/10/24
弾丸香港マカオ旅初日の午後。
ドイツビールで酔っ払った後は、馬湾にある謎のテーマパーク「ノアの方舟」を視察します。
これが「ノアの箱舟」。
旧約聖書の記述を頼りに、実物大のノアの箱舟を丸ごと再現したテーマパークとのこと。
青馬大橋のすぐ近くにありますが、橋のほぼ真下にあるため空港バスからは死角になって見えません。
入口らしきところから入場を試みます。
でもチケット売り場が見当たらない。
どこだろう?
立て看板によると・・・
ここはスタッフー及びホテル宿泊者専用の出入り口とのこと。
ここは一般入場者の入口ではなかったか・・・。
てか、この箱舟テーマパーク、ホテルまであるのね。
チケット売り場へは、さらに7~8分歩いたところにあります。
酔っ払いなので結構キツイです。
ようやくチケット売り場発見。
結構汗だくです。
お客さんがほとんどいないですが・・・。
チケットは大人1名168HKD
かなり強気な価格設定。
こちらのメイン・ゲートから入場。
「ノアの方舟」は、英語表記では「NOAH’S ARK」。
水酸化ナトリウムは「NaOH」。
激しく内部へ突撃。
・・・。
土曜日の昼だというのに、閑散として静まり返っています。
経営状態が危ぶまれます。
こちらがノアの方舟の舳先の部分。
映画「タイタニック」のポスターのような。
何のキャラなのか不明。
地球の環境を守りましょう的なカンジです。
右手に方舟を見ながら左へと進んでいきます。
左方向には「方舟花園」が広がっています。
豊富な緑の中に、ノアの方舟に搭載されていた動物たちが2匹ずつ展示されています。
動物園ではなくて、はく製の展示コーナー的な感じです。
キリンとかゾウとか。
哺乳類ばかりですね。
大洪水でも魚は生き延びるから、連れて行かなくていいわけか。
一時期、日本でも話題になった珍獣「オカピ」もいました。
でも模型なので、ふーんといった感じですが。
砂浜を望む景色がキレイです。
キレイな砂浜と、ブルジョワ高層マンションが絵になります。
青馬大橋を背景に、ノアの方舟。
よくもまあ、こんな巨大なものを作ったものだ。
下船中の動物たちの様子。
でも肉食獣と草食動物を一緒の船に乗せたら、あっという間に食われてしまうのでは・・・。
そんな突っ込みをしたい方はこちらへ。
「方舟博覧館(ARK EXPO)」
旧約聖書の「創世記」のノアの方舟伝説を科学的に検証している博物館です。
係員 「Welcome to~ ARK EXPOぅ !!!」
いやいや、そんなにテンション高くなくてもいいです・・・。
空調が効いて涼しい館内では、ノアの方舟のスペック解説コーナーあり。
船の大きさは「全長135m、幅22.5m、高さ13.5m」とのこと。
この長さの比率は、船の安定性、堅牢性、快適性の3つが最適になる設計で、現代の造船技術と同様とのこと。
ふむふむなるほど。
タイタニック号との大きさ比較。
方舟の方が小さいんかーい。
などなど、色々と突っ込みどころは満載です。
その他にも、希少動物の展示もあります。
ここだけ動物園のような雰囲気。
急にお客さんが増えてきました。
普通話が飛び交っているので、中国本土からの団体客のようです。
これだけ賑わっていれば、しばらくは経営も大丈夫でしょう。
こんなような子供向けの遊び場もあり。
ファミリー客に大人気です。
化石の展示もあり。
何がテーマなのか、だんだん分からなくなってきました。
最後は地球温暖化に伴う海面上昇への警鐘の展示となっています。
尊い地球環境を大切にしましょう、的な内容となっています。
「ARK EXPO」見学後は、テーマパーク内のその他の施設を見てまわります。
この他にも「珍愛地球館」や「生命教育館」などがある様子。
でももうお腹一杯なのでパス。
羽田から深夜便で来たもので、もう眠いっす。
こちらはフードコート Noah’s Kitchen
お客さんはいません・・・。
あと、方舟の上層部分はホテルになっているようで、一般入場者は入れない様子。
うーむ、甲板上を展望台にするとかすればよいのに・・・。
方舟の隣のアスレチック用具などがある「アドベンチャーランド」は閉鎖中。
開園当時は賑わっていたのだろうか。
真上を走る青馬大橋。
橋の真下にあるので、橋からはノアの方舟は見えないように計算されています。
最後にもう一度、巨大な方舟全体を目に焼き付けて。
テーマパークを後にすることにします。
帰りは、元の道を20分ほど歩いて中環行きのフェリー乗り場へ。
他にも荃灣行きのバスもあります。
約20分ほどの船旅で中環の第2フェリーピアに到着。
一番西端の船着き場なので、上環のマカオフェリーターミナルがすぐ近くです。
以上、香港・馬湾にある謎テーマパーク「ノアの方舟」の潜入レポートでした。
ファミリーとか子供の社会見学用途としてはよいかもしれませんが、正直なところ入場料金に見合うかどうかはビミョーな感じです。
話のネタに行ってみたい方はどうぞ。