2017/05/07
香港ドイツ経由ポルトガル旅8日目の朝7:30ごろ。
デュッセルドルフから早朝の香港国際空港に到着しました。
到着ロビーのベンチでは寝ている旅客が多数。
でも夜明かしできそうなベンチの数が少ないです。
10時間のフライトの間、ほとんど寝られなかったので私も眠い・・・。
眠い目をこすりつつ、朝ごはんを求めて気合で北角行きのA11バスに乗車。
紫色のバスって珍しいっすね。
いつもの如く空港バスはランタオ島北岸を疾走。
港珠澳大橋への分岐点になるあたりはまだ絶賛工事中。
マカオまで陸路で繋がる日はいったいいつになるのか・・・。
青馬大橋を渡って九龍半島に向かう途中。
左手下方にビミョーなテーマパーク「ノアの方舟」の一部が見えました。
橋の上からは死角になって見えないものと思っていましたが、端っこの車線を走ると見えるんですね・・・。
ちなみにこの「ノアの方舟」が何だか気になる方は、以前の訪問レポートをどうぞ。
香港マカオ2015/10 馬湾の謎テーマパーク「ノアの方舟」に潜入するの編
バスの車内ではSIMフリースマホに現地SIMカードを入れて、インターネットに接続。
「SmartGO Pokefi」よりも現地SIMのほうがお得なので。
中環・干諾道中の「怡和大廈」でA11バスを下車。
あ、このバス、香港エクスプレスのバスだったんですね・・・。
ここから目的地の朝飲茶のお店へは、スマホのGPSを頼りに歩きます。
このバス停が最寄りのバス停であることが分かったのもスマホのおかげ。
ネット接続されたスマホは、海外旅行の必需品になりつつあります。
5/7の朝8時ごろの中環は・・・。
日曜の朝だからなのか、人が少なく寂しい雰囲気。
徒歩10分少々で、お目当ての「北園酒家」に到着。
いわゆる「朝飲茶やってる系」の海鮮酒家です。
朝7時から営業。
地元のお年寄り達がが入口に吸い込まれていきます。
では私も突撃。
中に入ると、なにやらゴージャスな階段があるので、登っていきます。
お店の入口には水槽があり。
水族館ではありません。
お高そうな伊勢エビが泳いでいます。
店員さん「げいどうわいあ~?(何名ですか?)」
私「ワンパーソン!(1名です)」
店員さんに促されて、白髪のお爺さんと相席になりました。
相席は香港では日常茶飯事なので、もう慣れっこです。
ここで地元のお年寄りとの交流を図るもよし、ですが、眠くてそこまでのガッツはありませんでした。
着席すると・・・
店員さん「やむめーちゃー?(何茶にしますか?)」
私「さうめい!(サウメイ茶で)」
店員さん「ああ~?」
私「さぅめい↑」
店員さん「OK」
定番の飲茶店での広東語会話をなんとかクリア。
「さうめい」は「さう」の部分を低く発音し、「めい」の部分を下から上にあげるように抑揚をつけて発音しましょう。
抑揚がおろそかな場合、上記のやりとりのように聞き返される場合があります。
ここでお茶の種類を指定できると断然楽しいので、是非下記の過去記事を参考に予習しておくことをお勧めします。
これだけは覚えていこう・香港マカオ旅行必須広東語ベスト5
首尾よくサウメイ茶をゲット。
たどたどしい手つきで「洗杯の儀(お茶で食器を洗う儀式)」を厳かに執り行いました。
あちちち。
こちらは朝飲茶(早茶)限定のお得なメニュー(クリックで拡大)。
種類が限られているものの、こちらから選ぶと比較的お安く済ませることができます。
地元の皆様は、こちらから選んでいる人が多いです。
通常メニューはこちら(クリックで拡大)
蒸し物系(蒸點)や揚げ物系(炸點)のように、調理方法によって分類されています。
これなら、同じ蒸し物系ばかり注文してしまって、同じ味のものががぶらな
いようにできるので助かります。
「特」とか「大」とか書かれているのは、その品物のお値段を表しています。
(特盛、大盛、の意味ではありません)
それぞれのお値段がいくらなのかは、時間帯によって異なります。
(紙の一番下端に書かれています)
- 早茶 (7:00-11:00) 小中大18 特26 頂30
- 通常価格 (12:31-14:00) 小25 中30 大35 特40 頂45
- 11:01-14:00と下午茶 (14:01-16:00) 小中大24 特32 頂35
とのこと。
お昼よりも朝のほうが、断然おトクなのが分かります。
「大」に至っては、朝(18HKD)はお昼(35HKD)のほぼ半額。
美味しい點心をお安く頂けるので「飲茶するなら朝」がお勧めなわけです。
注文は □ に欲しい数量を記入して、店員さんに渡せばよいだけなので簡単です。
が、ペンがテーブルに無い・・・。
持参してきたボールペンで数量を記入し店員さんに渡します。
まずは「蒜香蝦春巻」特=26HKD。
その名の通り、ニンニク風味のエビ春巻です。
アツアツの揚げたてパリパリでウマイ!
ほどよいニンニク風味が香ばしく、それをお茶で洗い流すのが快感。
春巻を食べていて気付いたのですが・・・。
お箸の色が左右で異なっていました。
珍しいタイプのお箸ですね・・・。
2品目は「北園燒賣皇」特=26HKD
要するに燒賣(シウマイ)。
ただし崎陽軒のシュウマイのような豚のひき肉風味ではなく、プリプリの海老風味です。
これもアツアツでジューシーで美味。
以上2品で満腹となりました。
見た目以上にお腹に貯まりますので、沢山注文しすぎないようにしましょう。
地元のオヤジたちは、一人で来て新聞を広げている方が多いです。
なので、おひとり様で入店してもぜんぜんOK(相席にはなりますが)。
相席の白髪のご老人は、難しそうな顔でずっとスマホを見ていました。
時折、顔なじみの店員のオバさんをからかっては、ぶたれたりしていました。
仲がいいねえ、ヒューヒュー。
美味しい點心を頂きながら、サッパリ系のサウメイ茶を飲んでマッタリ。
至福の朝飲茶のひと時を過ごすことができて満足です。
お会計は・・・。
こちらのレシートを持って入口付近のレジへ行けばOK。
合計64.9HKDでした。
點心代(合計52HKD)の他に、お茶代とサービス料10% が加算されているものと思われます。
というわけで、中環の典型的飲茶店「北園酒家」の早茶レポートでした。
中環の他に、上環のウエスタンマーケットの隣にも大きなお店があります。
お店の詳細はこちら。
北園酒家(中環) OpenRice